ダイワセオリー徹底インプレッション!モデル別の評価や不具合の詳細も!

ダイワセオリーは、大手タックルメーカーである「グローブライド」が製造する、「ダイワ」ブランドの上級汎用スピニングリールであり、高い信頼性とコストパフォーマンスの良さが魅力です。この記事では、ダイワセオリーの特徴や評価、メーカー発表の不具合の詳細を解説します。

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ダイワセオリーとは?

ダイワセオリーは、大手タックルメーカーである「グローブライド」が製造する、「ダイワ」ブランドの上級汎用スピニングリールであり、高い信頼性が魅力です。上級汎用リールといっても価格帯は中級モデルと、ほぼ変わらず実売価格野方は二万円代前半から半ばくらいのコストパフォーマンスにとても優れたリールといえます。

ダイワセオリーはこんな人におすすめ

今から釣りを始めようと思われている方はもちろんですが、レベルアップして最初のリールの買い替えを検討している方などにもおススメです。上級者まで納得のいく巻きの軽さと滑らかさのあるリールです。

チューニングやメンテナンスのしやすなどを考えても初めての方にも少々お高めではありますが、扱いやすいリールではないかと思います。また細いラインや軽いリグを使用した釣りにも最適です、ライトゲームに興味のある方や今現在されている方にもおススメのリールです。アジングに関しては、こちらをご参照下さい。

エントリーモデルからのレベルアップ

特にダイワからリリースされているリールでいえば、エントリーモデルであるレブロスやフリームスなどから買い替えられようと、お考えの方には最適のリールと思います。

ハンドルひとつをとってみても、17セオリーはねじ込み式のハンドルになっています。ハンドルがねじ込み式というだけでも、リールを巻いた時のブレの無さには感動するはずです。価格帯でいうと一万円ほど価格は高くなりますが、その違いに驚くこと間違いなしです。

ダイワセオリーの特徴を解説!

近年の流行である、アジングやメバリングなどを、はじめとするライトリグ(軽い仕掛け)を扱う現場で必要とされているリールの軽量化。

もちろん、シーバスや青物と呼ばれる大型魚も対象としたルアーフィッシングでは、一日中リールを巻き続けることもあり、リールの軽量化にはアングラー側の負担を軽減することができる必要不可欠な要素です。

ここでは、ダイワセオリーの特徴について詳しく解説していきたいと思います。

ダイワセオリーの特徴① 軽量性と堅ろう性とを両立

今までのダイワの技術では、どうしても軽量性を求めると耐久性に問題が生じてきました。それを可能にしたのが今回の17セオリーです。ここでは、そのダイワ独自のテクノロジーについて解説していきたいと思います。

イグジスト超えの軽量性

番手によってはダイワのフラッグシップモデルであるイグジストよりも軽い自重になっています。リールの軽量化とは、リールを選ぶうえで、わかりやすい指標の一つなので、最重要視してきた感じがします。それにしてもフラッグシップモデルのイグジストよりも軽量というには、とても驚きです。

軽量性と堅ろう性との両立は困難

今までのダイワにリールでは頑丈さ、耐久性を求めると、どうしても重量が重くなるのは仕方がなかったのです。これはダイワだけでなく他の釣り具メーカーでも同じ事がいえます。それがダイワ独自の新技術により剛性と軽量化の両立に成功することができたのです。

先進テクノロジー採用素材が課題を克服

ローター革命とも言うべき構造を持つエアローターです。特異な形状の最適リム構造により負荷を分散させることで、従来と同等の強度で大幅な軽量化を実現しています。その結果、ローターバランスも向上し、レスポンスの良い回転をもたらします。

ザイオンとは高密度にカーボン繊維が織り込まれたカーボン樹脂で、重量比強度でマグネシウムを上回るという、不可能を可能にした素材です。高剛性かつ軽量で、さらに金属と異なり腐食に強いという理想的な特性を活かしてリールの主要部品に採用されています。

ダイワセオリーの特徴② 初期性能を 長期間維持

リールだけではなく、車や自転車などでもそうですが価格を問わずに買ってすぐが最も性能が高いのですが、その初期性能をどれだけ持続させれるか、それはメーカー側や、アングラー側にとても重要な事なのです。

経年による性能低下は無視できない

初期性能は時間の経過ともに、ただ使用していくだけでも摩耗や摩擦などでリールのパフォーマンスを低下させるのは致し方ないことなのです。

それに加えて、ソルトフィッシングなどにおいては、波しぶきや、砂や誇りを含んだ潮風にさらされたりと、リールが過酷な状況下で使用されることも多いと思いますので、メンテナンスをしていても性能低下は無視できないものだと思います。

マグシールド

そこで登場したのが長年の研究の末にダイワが開発したテクノロジーのマグシールドです。それまでのダイワのリールには随所にゴムパッキンを入れて防水機能を施していたのですが、それではどうしてもリールの回転軸とゴムパッキンとの摩擦が抵抗となり、ハンドルが重くなるという弊害がありました。

それを解決してくれたのが磁性流体(マグシールド)です。このマグシールドの登場により摩擦のない軽やかな回転と防水、防塵、海水のリール内部への侵入を防ぐことに成功したのです。

ザイオン製エアローター

ザイオンとエアローターについては、先ほども紹介しましたが、そのザイオン製のエアローターにマグシールドが加わる事でローターの防水性能は高まり、軽量化も増しました。その結果、釣り感度の向上はもちろんのこと、リールの耐久性も手にしたのです。

ダイワセオリーの特徴③ 「ATD」テクノロジーを採用

ここではドラグについて説明していきたいと思います。魚が掛かっているときの魚の引きで、使用しているラインが滑り出してラインが切れることを防いだり、また無理に魚を寄せてくるのではなく、弱らせて寄せるのに、とても重要な部分がドラグなのです。

ドラグ性能は, やり取りにおける最重要要素

魚とのやり取りにおいて、ラインの滑り出しがいいというのは、パワーのある不意の大物をかけたとしてもラインブレイクに臆することなく安心して細いラインで魚と対峙していけるという事です。

細いラインを使えるという事は、ルアーの飛距離が伸びたり、魚に見切られにくくなったり、潮や風の影響を受けにくくなったりとメリットがたくさんあるのです。

高いドラグ性能は伊達じゃない

そこで登場したのがダイワが独自に開発したテクノロジー、マグシールドに並ぶATDと言われるオートマチックドラグシステムです。

これまでのイイドラグというと滑らかにラインを放出し魚を暴れさせないものでしたが、その反面フッキングの際に魚の口にしっかりと針を食い込ませることができませんでした。

ATD搭載のセオリーでは、その問題を解決し、フッキング時にはしっかりとドラグ力が向上し針を魚の硬い唇にも貫通させる力を持ち、急な魚の突っ込みにも対応する柔軟さも兼ね備えています。このドラグシステムの発達により、より細いラインでの釣りも可能になりました。

ダイワセオリーの特徴④ 使い勝手の良さを追求

ここでは、マグシールドやATDと言ったよく耳にするテクノロジー以外にもダイワが開発した、より快適にルアーフィッシングを楽しむために17セオリーというリールに搭載されている機能について説明していきたいと思います。

ライントラブルを防止し, 飛距離の延伸も実現

まず紹介させてもらうのがエアベールです。ベールを返した時にラインローラーまで糸を滑らかにに導くために約二年間をかけ糸がらみのパターンを一つ一つクリアし、糸がらみのトラブルを減少させました。

さらにベールを中空で太いものにすることで剛性もアップさせ結果として、釣り人の思いに応える機能を実現させることに成功しました。次に紹介するなのがクロスラップとABS2という機能です。釣り人にとっての糸がらみや糸切れというライントラブルは避けたいものです。

クロスラップは糸巻きの際にクロスして巻かれるようになっていることで、外側の糸が中心部に食い込むことがなく、放出時のライントラブルを減少させました。ABS2は、逆テーパーというスプールのカタチにすることで放出される糸は前の糸にあたりながら出ていくのでバックラッシュを起こしにくくトラブルを軽減させることに成功し、より飛距離も出せる結果となりました。

さらにツイストバスターというテクノロジーを開発したことでスピニングリールで糸を巻き取る際に縦に入ってきた糸を横に巻き取ることで起きる糸寄れを最大限になくすことに成功しました。

ラインローラーBB(1BB)

通常のエントリーモデル、中級モデルなどでもラインローラー部分にプラスチックカラーが使用されているのですが17セオリーのラインローラー部分には、ボールベアリングベアリングを搭載することによって、さらなる回転の向上と糸よれを軽減しています。

その他の使用感向上テクノロジーも見逃せない

こういった様々なダイワが独自で開発したテクノロジーを搭載することよって、視覚を奪われトラブルが起きやすいナイトゲームや、バックラッシュや糸切れの起きやすい風の強い日、 そういったタフなコンディションの日でもストレスなく釣りを楽しむことを提供することに成功したのです。

ダイワセオリーの全体的なインプレッションは?

ダイワがシマノストラディックなどの対抗馬として、あらゆるダイワ独自のテクノロジーを搭載し満を持して制作されたが17ダイワセオリーです。ここでは、その17ダイワセオリーにおける全体的なインプレッションの解説をしていきたい思います。

大手タックルメーカーの良さが体感できる仕上がり

大手タックルメーカーのダイワの技術力の高さが集結されているのが、この17ダイワセオリーというリールです。基本性能の高さもさることながら汎用リールとしては業界最軽量リールとも言っても過言ではないほどです。

この軽さというのが、ライトゲームなどのアジングロッドや、メバリングロッド、またライトエギングなどの仕掛けとの相性も抜群で、ロッドにセットしたときの一体感は素晴らしいものなので、ぜひ体験していただきたいとおもいます。

回転性能は, 多くの釣り方では実用的なレベル

特に回転性能の高さは汎用リールとは思えない程のもので、どのような釣り方にでも実用的なことは認めざるをえない事実です。
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