ロンドン橋落ちたは恐ろしい童謡?
イギリス生まれの童謡マザーグース。その中でも有名な「ロンドン橋落ちた」に歌われている橋は10世紀から12世紀にかけて木造ゆえに火災や洪水によって焼失したり流されて何度もかけ直されました。1209年に石造りの橋になってからは崩壊することが無くなりました。しかしこの童謡の歌詞の意味には謎が多く今でも明らかになっていません。
壊れやすいロンドン橋の人柱?
その謎の一つとして歌詞の中に「レディや見張り」という言葉があります。この言葉は一体何を意味しているのでしょうか?これは二度と橋が壊れないように川の神に生贄つまり人柱として「穢れの無い女性」を捧げたことを意味していると言われています。人柱の役目は中に埋められることによってその橋をずっと見守るということです。
ロンドン橋落ちたの歌詞 英語
人柱を歌った童謡が存在するのでしょうか?本当にこの童謡にそんな恐ろしい意味が隠されているのでしょうか?童謡“ロンドン橋落ちた”の歌詞を原曲も和訳も含めて徹底的に検証してこの謎に迫ろうと思います。
代表的な歌詞
London Bridge is broken down, Broken down, broken down.London Bridge is broken down,My fair lady.ロンドン橋落ちたは橋が何度も壊れたことから時代や場所によっていくつかの歌詞が存在します。これが一番代表的な歌詞と言わています。
日本語訳の元になった歌詞
London Bridge is broken down,Dance o’er my Lady Lee.London Bridge is broken down With a gay Lady Lee.ジェームズ・オーチャード・ハリウェル編集の書に掲載されている歌詞です。北原白秋や竹友藻風が和訳しています。
ロンドン橋落ちたの歌詞 日本語
ロンドン橋落ちる 落ちる 落ちる ロンドン橋落ちる 可愛いお嬢さん どうやって建てる 建てる 建てる どうやって建てる 可愛いお嬢さん 金と銀で建てる 建てる 建てる 金と銀で建てる 可愛いお嬢さん 金も銀も持ってない 持ってない 持ってない 金も銀も持ってない 可愛いお嬢さん(代表的な和訳)
北原白秋の日本語訳歌詞
ロンドン橋がおちた。ロンドン橋がおちた。なんでこんどかけるぞ。なんでこんどかけるぞ。銀と金とでかけてみろ。銀と金とでかけてみろ。銀も金もぬすまれた。銀も金もぬすまれた。 鉄と鋼鉄とでかけてみろ。鉄と鋼鉄とでかけてみろ。(マザーグースの翻訳に最初に取り組んだ北原白秋の和訳)