パックロッドとは?
パックロッドとは持ち運びの良さに特化したロッドのこと
パックロッドとはロッド(釣り竿)を複数のパーツに分け、分解や組み立て、または伸縮性があるタイプがあり、どちらも使用しない時は小さくたたむ事が出来ます。持ち運びしやすく軽量なので、公共交通機関での移動など多くの人が行き交う場所を移動する場合などに最適です。
パックロッドの平均サイズ
通常、ルアーロッドの平均的な長さは2.4~2.7メートルで、中央部分で別れているタイプでも仕舞寸法は1.3メートルであり、持ち運びには少し不便な長さです。それに対して、パックロッドは平均で60センチメートル以下であり、釣り用バッグはもちろん、スーツケースやバックパックなどにもきちんと収納できるサイズです。
パックロッドの種類と選び方
大きく分けてパックロッドには分解や組み立てが可能なタイプ(マルチピースロッド)と伸縮性があるタイプ(テレスコピックロッド)に分かれます。マルチピースロッドはいくつかのピースを分けて使えるロッドで、高価なパックロッドの大多数はこちらに属します。一方、テレスコピックロッドは伸び縮みすることでコンパクトになるロッドです。
選び方① マルチピースロッドの場合
まずは解体や再構成が可能なマルチピースロッドのメリット、デメリットをご紹介。マルチピースロッドについて紹介後に記載するテレスコロッドについての紹介も漏れなく確認してください。2つのパックロッドの種類からあなたに最適なパックロッドを検討してください。
メリット
マルチピースロッドのメリットは、相対的に強度を強くすることが可能なことです。マルチピースは構造上強度が低くなりがちなテレスコロッドとは違い、ブランクの厚さを保つことができるので、狙う魚が強い魚である場合はマルチピースの一択になるでしょう。
デメリット
デメリットは、ピースが多いのでセットに時間がかかり大変なことです。また、テレスコロッドとは違いルアーを付けたまま収納することが難しいため、遡りながら釣る場合には移動中にコンパクトにすることができず、その際はテレスコロッドを使用する方がいいでしょう。
選び方② テレスコロッドの場合
メリット
最大の利点は「ルアーを付けたまま短く収納できること」です。平均の仕舞寸法は約40~70センチメートルです。頻繁に移動をする釣りの場合、このロッドは本領を発揮します。渓流での釣りでは足元が不安定でロッドを持ったまま登ったり、木の枝が多い状況もあるでしょう。このロッドであればこんな時でもパッと短くしてバッグに仕舞えます。
デメリット
テレスコロッドはマルチピースロッドと比較すれば、どうしても強度が低くなります。これは構造上の問題で避けることができないことです。ですが、適度に手がのばしやすい価格のものであれば実用に大きな問題はありません。
メリット、デメリットを十分に比較して、あなたにとって何を重要視するか、何を最大の目標とするかよく検討して、選ぶと自ずとどんなロッドを購入すればいいのかはっきりと理解できると思います。