アシストフックとは
バスフィッシングやジギングなどで使われるメタルジグには元々フックが付いていないものや、付いていても元々のフックでは強度の面で心配なものも少なくありませんのでアシストフックを付けることになります。
アシストフックは釣りをサポートする道具
メタルジグなどに付ける針のことで、付けることによりアワセがとりやすくなり釣果アップにもつながる大切な道具になります。主に青物や根魚を狙う時に使うことが多いです。メタルジグについての記事もありますので参考にしてください。
アシストフックの魅力
各メーカーから販売されているものもありますし、自分好みのものや安く済ませたいという方は自分で作る方もおられます。どんな効果を得られどんな魅力があるのかを説明していきますのでぜひ参考にしてみてください。
フッキング率が上がるのが魅力
単純に針の数が増えることでアワセやすくなりますし、付ける位置によってターゲットを捕らえやすくなります。数や付け方も重要になりますので、後に説明しますのでぜひ参考にしてみてください。
バラシが少ないのが魅力
バラシの主な原因は針が浅く刺さっていることがあるので、針の数が増えることにより、一つの針がうまくアワセられなかったとしても、もう一つの針が獲物に深く刺さってくれバラシが少なくなります。
アシストフックを自作しよう!
自分で作ることによって費用も抑えられますし、ターゲットや釣り場に合わせて自分好みのものを作成することができるでしょう。まずは仕組みや種類を確認し、作るときの知識として覚えておきましょう。
アシストフックの仕組み
さほど難しい構造ではなのですぐにでも作ることができます。構造としてはフック、アシストライン、セキ糸、ソリッドリングの4つの材料で出来ています。1度市販のものをばらしてみるとわかりやすいです。
アシストフックで気を付けるのは長さ
一番に気を付けるべきことは長さです。基本的にはメタルジグの1/3を目安にしましょう。前と後ろの針が絡まない長さが好ましいでしょう。短すぎるとアワセたときに深く刺さりすぎて身切れを起こしてしまいますし、長すぎた場合は針までの距離が長くなるためブレが大きくなりバラシの原因になるでしょう。
アシストフックの種類
シングルフック、ツインフック、トレブルフックの3種類があります。ターゲットや釣り場によって使い分けをし、釣果アップにつなげましょう。どんな釣りに適しているかは次で紹介していきます。
アシストフックの種類の選び方
先ほど述べたように、どのような基準で選べばいいのかをご紹介していきます。それぞれのフックの特徴を知ることで釣果アップにつながりますのでぜひ参考にしていただき実践に役立てて欲しいです。
シングルフック
1つのみの針に力が集中するため、アワセやすいのが特徴になります。針が一つのため、他の針との絡みやトラブルが少なくなるため扱いやすいくなるでしょう。青魚を狙うときはフロントに付けるとよいです。
ツインフック
一つの針で逃してしまった場合でももう一つの針がターゲットを捕らえる確立を高めてくれるのが特徴です。2つとも外向きにするとアワセやすくなり、内向きにすると根掛り防止に、針の長さを変える段差タイプがあります。
トレブルフック
後ろ側に付けるのが基本となります。魚が食いついてきたときにアワセやすくなるのが特徴です。根掛りしやすいので根魚を狙うのには向いていませんが、それ以外の魚を狙うときには付けることをおすすめします。
アシストフックはフロントとリアどちらに付ける?
青魚には前側のみ。歯の鋭い魚は前側に付けていたとしても食いちぎられる可能性が高いので後ろ側だけ。初心者におすすめなのは前と後ろに付けてることで針の数を増やしアワセやすくする方法です。
アシストフックを自作しよう
必要な道具は釣具店やホームセンター、100均などでも手に入れることが出来るので道具さえ揃えてしまえば市販品を購入するよりも安価で作ることが出来るので、メタルジグに合わせたものを作ってみましょう。
アシストフックに必要な道具
フック、アシストライン、セキ糸、ソリッドリングとそれを頑丈に止めるための接着剤や熱収縮パイプが必要となります。専用の道具はあれば便利ですがなくても作れますのでまずは必要な道具だけ揃えてみましょう。
アシストフック自作の手順
必要な材料や道具が揃ったら作成にとりかかりましょう。作ってみると案外簡単にできますのでターゲットや釣り場に合ったものを作ってみてください。今回はツインフックの作り方を書いていきます。
アシストフックの自作方法①アシストラインの芯を抜く
まず作りたい長さの倍と2㎝ほど長くカットします。慣れるまでは失敗することもあると思いますので長めに切ると作業がしやすくなるでしょう。次に切った糸の芯を抜きます。PEラインなどのしなやかなラインでしたら芯を抜かない場合もあります。
アシストフックの自作方法②フックをラインにつける
糸と針を1㎝程被るようにセキ糸で巻いていきます。針先がある方に糸が出るようにしておきましょう。針の端からセキ糸が被らないように巻いていき、すべて巻き終わったらもう一度根本の方まで巻き、最後にハーフヒッチします。糸の結び方についての記事もあるので参考にしてください。
アシストフックの自作方法③フックとラインを固定する
次に瞬間接着剤でセキ糸を固定します。先にも書いたようにゼリー状の接着剤だとセキ糸の中まで接着剤が浸透せずに強度不足で針が抜けてしまう場合があるので、液状の接着剤で中まで浸透させ確実に固定させましょう。
アシストフックの自作方法④パイプを通して完成
接着剤が乾いたら熱収縮パイプを使ってセキ糸をより強いものにします。セキ糸の巻かれている部分が見えない位の長さで切り、ドライヤーやライターであぶります。このときラインにライターの火が触れると切れたりする可能性もあるので注意してください。反対側も同じく作業してください。
釣り糸の結び方についての記事はこちら。
アシストフックの自作に必要なおすすめの道具をご紹介!
次からは自作する際に必要なおすすめの道具を紹介していきます。フックやラインはもちろん、作るのにあると便利な道具も紹介していきますので参考にして、自分好みのものを作ってみてください。
アシストフックの自作に必要なおすすめの道具①ライン
自作する際に使うアシストラインのおすすめを紹介します。糸の素材によって特徴もそれぞれ違ってきますので、ターゲットや釣り場に合ったもの使い分けられるように参考にしていただきたいです。
よつあみ ライン ガリス シーハンター
定番のよつあみから販売されているのシーハンターです。シーハンターは他のラインと比べると値段がやすいので量産に向いています。試しに一度作ってみたいという方におすすめのものになります。
コシが強くフックなどが絡みにくい
ラインに癖が付きにくく、手で伸ばすことで簡単に直すことができます。コシが強くフックなどに絡みにくく、トラブルが少ないので扱いやすラインと言えるでしょう。タイラバやジギングに向いています。
スペック
- ラインカラー:レッド
- ベロスプール
- 素材:ナイロン/ポリアリレート
- 全長:5m
よつあみ ライン ガリス スクラム16 アシストライン
PE素材の糸ははしなやかなので扱いやすいです。紫外線に強く、強度もそこそこあり、幅広い釣りの場面で使えるでしょう。熱に弱いので熱収縮パイプを付ける際は切れないように注意しましょう。
魚が食いついてきたときに吸い込みが良い
コシとハリがそこそこあり、癖が付きにくいのでトラブルが少ないので使いやすいラインです。耐久性にも優れているので幅広い釣りに使えます。しなやかなので魚の吸い込みがよくなるのが特徴です。
スペック
- ラインカラー:ブルー
- 素材:PE(ダイニーマ)
- 全長:5m
- 16本編み