VXガスの危険性とは!?製造が容易にできるって本当?恐怖の致死率に衝撃!

VXガスは無味無臭で持ち歩いても分からないし、散布されても分からないため暗殺などに使われることが多いです。実際、金正男氏暗殺に使われたのがVXガスだと言われています。VXガスに気付く間もなく手遅れになってしまうことが多いそうです。

VXガスの誕生の経緯や歴史

少量で人を死に至らしめ、さらに無味無臭で存在すら認識できない、これほどまでに恐ろしいVXガスはいったいどのようにして誕生したのでしょうか?そんなVXガスの誕生の経緯や歴史を紹介します。

殺虫剤の研究中に作られた

他の毒ガスでもあるようにVXガスは殺虫剤の研究中にたまたま作られました。1952年にイギリスでラナジット・ゴーシュ博士が殺虫剤の研究をしているとサリンと同じくらいの威力のものが生成されました。これがVXガスのもとです。

VXガスに似たVRガス

旧ソ連でVXガスに似たVRガスというものが作られたと言われています。無害の液体を2、3種類混ぜ合わせるだけで発生し、VXガスより保存が簡単だそうです。ただその存在は未確認で謎の神経ガスと言えるでしょう。

もっと強力な毒ガスが研究されている可能性

現代は科学技術が格段に向上しているので新しい強力な毒ガスが開発されているとしてもおかしくありません。さらに、化学兵器の使用、開発、保存が禁止されている化学兵器禁止条約に署名していない国もあります。

化学兵器に並ぶ大量破壊兵器

毒ガスとして知られる化学兵器と並ぶほどの威力を持つものとして核兵器と生物兵器があります。どちらとも化学兵器とはかなり違ったものですが大量に人を傷付けたり殺したりするために開発されました。

核兵器

大量破壊兵器でまずはじめに思い浮かぶのは核兵器ではないでしょうか?核兵器は核分裂や核融合によって発生する強力なエネルギーを使って爆風や放射線を発生させ直接人を傷付ける恐ろしい兵器です。

生物兵器

生物兵器は細菌やウイルスや動物、またそれらが出す毒によって人などを攻撃する兵器です。一見毒ガス類と似ていますが毒ガスは化学的に生成されたものであって化学兵器と生物兵器は全くの別物です。

様々な種類の毒ガスが存在する?

毒ガスは神経ガスだけではありません。世界には何百種類もの毒ガスが存在します。その中で神経ガスとよく比べて考えられるものに窒息ガスがあります。ここでは神経ガスと窒素ガスの特徴についてまとめました。

神経ガス

神経ガスは神経伝達を阻害する作用を持つ化合物です。神経伝達を阻害して麻痺や痙攣などの症状を起こし、窒息や心肺停止に至ります。呼吸器から吸収されるのが一般的ですが、恐ろしいことに皮膚からも吸収されるのでガスマスクなどでは防ぎきれません。

窒息ガス

窒素ガスとはそれ自体は有毒ではないが酸素供給を阻害して動物を窒息させるガスです。窒素・二酸化炭素・不活性ガス、低分子の炭化水素などがその代表であり、塩素などの有毒ガスを含める場合もあります。致死確率は格段に神経ガスよりは低いです。

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