シンプルな胴突仕掛けでもイシダイ釣りを楽しめます。長めのハリスに枝針を3本ほど、一番下にオモリです。狙いは小型中心ですが、大物もかかる場合がありますので、針、ハリスはイシダイ専用にしておくのもよいでしょう。
イシダイの好む荒い海底を探るので根がかりしないように素早い底取りが必要になります。アタリがあったら素早く合わせて、魚が根に潜れないように海底から引き離します。あとは引きを楽しみながらゆっくり巻き上げていきましょう。運次第でイシダイの若魚の群れにあたることもあり、10匹以上釣れることもあります。
イシダイを「堤防」で釣るタックルや仕掛けは?
堤防からはイシダイの幼魚を釣ることができます。磯場とは違いタックルはどこでも手に入る一般的なものを使うので、安全で手軽にできます。初めて釣りに挑戦する人や子供連れの家族などレジャー気分で楽しめるのが魅力です。
・シンプルな胴突仕掛けで楽しく
堤防の足元の底を狙う一般的な胴突仕掛け。仕掛けを落としてアタリを待ち、反応が無かったら誘いとして仕掛けを少し上げてまた落とします。これは上から落ちてくるエサに魚は好反応を示すためです。それでもアタリが無い時は積極的にポイントを変えていきましょう。
・投げて狙うウキ釣り仕掛け
堤防からは足元ばかりではなく、投げて沖のポイントやテトラポット周りも狙うことができます。堤防の幼魚よりもはるかに引きが強い成熟したシマダイ・サンバンソウが狙いです。道糸・ハリスは4~5号程度あれば不意の大物にも対応できます。
早合わせをしないように、ウキがしっかり海中に沈んでから合わせましょう。食いつくと一気に岩陰やテトラポットの奥に潜り込もうとしますので、力一杯応戦し主導権をとるのです。30センチほどに成長したシマダイ・サンバンソウは、さすが王者予備群と思わせる強烈な引きを体験させてくれます。
イシダイ釣りを安全に楽しむために
大物のイシダイを狙うのなら、その釣り場の多くは磯場です。特に大物が潜んでいそうな荒磯は、足場も悪くたどり着くためにはゴツゴツとした岩山を超えて行かなければならない時もあります。細心の注意を払っていてもリスクは常につきまとうので、自分の身を守る装備は必須です。