ヘッドライトの種類と特徴、主流はLED電球に
ヘッドライトは頭部(額)に装着するライトです。これにより、暗闇でも両手がフリーな状態で行動できるのが、最大の特徴であり利点です。以前は特定の仕事での使用が多く、一般的にはあまり馴染みがありませんでしたが、ここ数年のアウトドアブームにより認知度と需要が大きく高まりました。
LED電球が普及したことにより、従来では考えられなかった明るさや、点灯時間が大幅に伸びました。現在では多くのブランド、メーカーから数多く発売されています。乾電池式、充電式などの電源や光射タイプの違いなど様々な種類がある中で、使用目的に適したスペックのヘッドライトを上手に選びましょう。
ヘッドライトの活躍シーンは数知れずある
ヘッドライトの活躍シーンはさまざまです。早朝や夕暮れ、泊まりがけのアウトドアや、夜間行動が必要な登山。夜間の屋外での仕事はもちろんのこと、日常生活もそうですが災害時には特にヘッドライトの必要性を強く感じることでしょう。
・キャンプで
一泊以上のキャンプ、テント泊や山小屋を利用する登山では、なくてはならないアイテムです。設備が整っているオートキャンプ場でも、夜間トイレに行く時は真っ暗な道を歩かなければなりません。両手が自由に動かせるヘッドライトなら安全に行動できます。
日帰りキャンプや登山でも必要です。特に登山は天候や思いもよろないアクシデントなどによって、下山する時間が大きく遅れてしまう場合があるからです。森の中は日が陰りだすと一気に暗くなり、地図やルートの目印の確認が困難になります。暗いと感じたら迷わずヘッドライトを装着しましょう。明るい光が安心感と落ち着きを与えてくれます。
・フィッシングで
夜釣りでは落水を防ぐのはもちろん、ヘッドライトでしっかり手元を照らしながら仕掛けを作ったり、釣れた魚から針をはずしたりできるので作業がスムーズに行えます。夜釣りだけでなく、魚の活性が上がる「まづめ」の時間帯は薄暗い早朝や夕暮れ時ですので、やはりヘッドライトは欠かせません。
・日常生活では
仕事が終わってからのランニングや犬の散歩。郊外では街灯が少なく真っ暗になる道も多くあります。ヘッドライトは前方を照らすだけではなく、後部に赤色灯が搭載されたモデルなら、後方からの車に自分の存在を知らせることができ、事故防止になるのです。
家の中では、照明が届きにくい戸棚や物置の中での探し物を楽にしてくれます。修繕や確認のために屋根裏や床下に入る時もヘッドライトなら両手を自由に使えるので、作業効率がよく安全に終えることができるでしょう。
・災害時にも
防災グッツとしてもヘッドライトは非常に役に立ちます。コンパクトでかさばらないので、家族分用意することをおすすめします。連続点灯時間が30時間を超える製品も多くあり、復旧のめどが立たない長時間の停電でも余裕をもって対応できるからです。暗闇の中で避難する時は子供やお年寄りの手を引きながら安全に行動することもできます。
小さい子供は暗いところを怖がりますので、ヘッドライトを付けてあげて落ち着かせてあげることもできるでしょう。ロウソクと違い火事の心配はありません。電気が復旧するまで精神的な支えになってくれます。
ヘッドライト選びのポイントは明るさのほかに?
ヘッドライトの明るさはルーメンで表示されます。ルーメンの値が高いほど明るいということになります。ルーメンを基準にヘッドライトを選ぶ方が多いと思いますが、電源タイプや光射タイプなどスペックもしっかりチェックすることが重要です。使用するシーンを思い浮かべて、適したスペックを考えながら選びましょう。
日帰りのアウトドア
日帰りのキャンプや釣りなどのアウトドアでは、基本的にヘッドライトはもしもの時のための携行するアイテムになります。使用するシーンも薄暗くなってきた中での物探しなどで、明るさは50ルーメンで十分といわれています。手元を広く照らせるワイドビームタイプをおすすめします。
泊まりがけのキャンプや登山
泊まりがけでもオートキャンプ場を利用するキャンプや、夜間行動する予定が無い登山では、50ルーメン以上が目安です。夜間のトイレまでの移動やちょっとした散策なら、ワイドビームでOKです。電池、バッテリー(USB接続タイプ)切れを考慮して予備電池やモバイルバッテリーの準備をしておきましょう。
夜間行動するアウトドア
夜間行動予定のある本格的な登山やナイトトレイルでは視認性を高めるため強い明るさが必要です。ですが、ルーメンが高くなるほど電池・バッテリーの減りが早くなり重量も重くなります。長時間アクティブに動く時は重さが影響してきますので、なるべく軽い100ルーメン以上のものを選びましょう。
光射タイプは、ワイドビームと遠方を照らすスポットビームに切り替えられるものがおすすめです。気を付けたいのは照射距離で、短いと同じルーメンでも暗くなります。70メートルから100メートルの照射距離があれば安全に行動できるといわれています。
ヘッドライトおすすめのブランド・メーカー
おすすめのブランドやメーカーを挙げるなら、まずは「ジェントス」です。LEDライト専門の日本のメーカーで信頼性と機能性を兼ね備えた製品で国内トップシェアを誇ります。フランスの登山用品メーカー「ペルツ」もおすすめです。初心者からプロ向けまで、幅広いヘッドライトのラインナップが多くの支持を集めています。
ドイツのブランドである「レッドレンザー」も魅力です。光射タイプを瞬時に切り替える機能に優れています。またコストパフォーマンスが良いことでも知られていますが、それなら日本の総合アウトドアメーカー「モンベル」も負けてはいません。高性能でしかもお手頃価格なヘッドライトはとてもファンが多いです。
ヘッドライトのおすすめ18選#1
ジェントス ヘッドライトCP-095D
単3電池1本モデル。状況に応じて、明るさを95ルーメンと20ルーメンの二段階に調節できます。65時間点灯可能なレッドライトも搭載。65グラムと軽量で、可動式ヘッドで照射角度を状況に合わせて変えることができます。アウトドアや防災グッツとしてもおすすめします。
キャンプや夜に車の整備をする際に使用しようと購入しました。3種類のモードがあり、ボタンを押すごとにモードが切り替わりますが、一度だけボタンを押すことでオフになるのは良くできているなと感じました。明るさも十分で満足しています。(引用:Amazon)
ヘッドライトのおすすめ18選#2
ジェントス ヘッドライトGTR-831D
単3電池1本モデル。明るさ80ルーメン。照射距離が100メートル以上あるのでルーメンのわりに明るく感じます。光射タイプはスポットビームだけですが、人とすれ違う時は可動式ヘッドで足元を照らすなど対応できます。夜間のランニングなどにおすすめです。
シンプルで必要十分 角度が変えられる機能が必須なのでこの機種が良い 電池1個なので軽いところも◎!(引用:Amazon)