発光するマツカサウオって知っている?硬い鱗を纏った魚が絶品だった。

マツカサウオの食べ方は?その味は甘くて美味

その身は白身。色々な調理が可能です。

身でやや柔らかく、甘味がある味です。白身なので、焼いても、刺身でも、煮つけやみそ汁、唐揚げなどいろいろな調理が可能です。焼いた身はしっとりしていて優しい歯切れと舌触りだそうです。 刺身は癖がなく、甘みが強く、噛み応えがあり、噛めば噛むほど甘味を感じることができるそうです。是非とも一度味わってみたいですね。

みそ汁にするといい出汁が出ます。

みそ汁や煮つけにして楽しむと、その甘味がいいうまみとなり、味に深みがでるようです。甘味を感じると、美味しく感じる私たちの味覚。マツカサウオが絶品といわれるのはこの甘味とうまみがあるからだと言えそうです。個人的には唐揚げにして楽しみたい魚です。捌くのが面倒な魚ですが、釣りや魚好きの方のみならず、料理好きの方にも是非味わっていただきたい魚です。

マツカサウオの旬はいつ?

じつは旬の時期は不明です。

残念ながら、マツカサウオの旬は不明といわれています。生態そのものに、まだ不明な点が多い魚ですが、沖縄のダイビングスポットでは7月頃、伊豆のダイビングスポットでは10月頃に稚魚がみられるそうです。稚魚は5㎝ほどの小さなかわいい姿で、一度見ると虜になってしまうようです。

マツカサウオの購入方法は主に漁港に近い市場です

定置網漁がおこなわれている地域で稀に購入できます。

マツカサウオは定置漁に引っかかる魚ですが、雑魚として扱われることが多く、あまり流通する魚ではありません。定置網漁がおこなわれている漁業所では稀に見かけることがあるそうです。その場合は300円から600円で売られていることが多いようですが、数は少なく、見かけたら即購入されることをお勧めします。また、鑑賞用、飼育用の海水魚、淡水魚を取り扱っている通販サイトでの購入が可能ですが、1500円から4000円程度で売られています。通販サイトでも入荷待ちの状態が多く、仕入れされたら購入できるように、チェックしておくと良いと思います。マツカサウオはとっても貴重な魚なんですね。

マツカサウオは鑑賞用として飼うことが可能です。その値段は?

飼育できますが、少しコツが必要です

マツカサウオは鑑賞用、飼育用として通販サイトなどで購入することが可能です。しかし飼育にあたり、細やかな管理が必要になるため、上級者向けの魚だといえそうです。体長は5~6㎝のものが販売されていることが多く、体は小さいですが、遊泳する範囲が広いため、大型水槽が理想です。水温は冬季13〜17度、夏季18〜25度に保つ必要があります。一年を通して20~23度の範囲が理想の温度です。餌はヨコエビ、アミエビ、小型ハゼ類、冷凍餌、エビ類、魚類、切り身などを食べますが、本来は岩礁に生息する磯ガニや岩ガニを食べているため、生きたままの状態の餌を好みます。人口餌にはなかなか慣れないため、餌付けには時間がかかるようです。また夜行性のため、日中に餌を与えても食べないことがあり、餌を食べていることが確認できずに心配になることもあります。餌をあげる時間帯を工夫したり、水温管理をしっかりしてあげましょう。

その発光する姿が水族館でも人気

NEXT 全国各地の水族館で楽しむことができます。