キス釣り仕掛けには細かなバリエーションが存在する
シンプルな釣りでもあり仕掛けの種類自体はそれほど多くないのですが、細かい部分に焦点を当てた場合、とても繊細でさまざまなバリエーションが存在するのキスを釣る上での一つの醍醐味でありポイントになる部分でもあります。どのようなポイントを考慮するか大枠を述べていきます。
状況に応じて変化
波をはじめ、潮の流れ、水深、季節などで仕掛けは変わってゆきます。また、季節に伴うキスの活性度によっても選ぶ仕掛けは変化していきます。これらのことを頭に叩き込み、臨機応変に仕掛けを選択することが釣果につながります。そのためとても多種多様なバリエーションが存在します。
場所や時間によって変化
数狙いなのか、大物狙いなのかで、キス釣りは場所も変わってきます。また、それに応じて仕掛けのセッティングは変わってきます。これは、時間にも言えることで、昼と夜では仕掛けの工夫の仕方が違います。また、キスはこのようなことでちょっと仕掛けに変化をつけるだけでも、釣果にかなり差が出ることもあります。
キスの竿選びの記事はこちら
キスの外道とは
シロギスにも、外道が存在します。メゴチが外道にあたります。厳密にはネズミゴチ系の魚にあたります。いかに外道をひかないようにして、シロギスを釣り上げるかについて述べます。一体どんなコツがあるでしょうか。
エサを動かす
メゴチは、キスよりも海底近くでじっとしています。なので、なるべく仕掛けを投げる時は遠くまで飛ばして、引いてくるようにします。もし、動かさないでじっとしていたならメゴチに食われてしまう確率が高くなります。上の方を漂っていれば、キスの方が早いのでキスが断然食いつきやすくなります。
アタリが出たら
キスの方がメゴチよりもヒットした時の感触が明確です。なので、感覚的に強くあたってるような感じたなら一度仕掛けを動かすのをやめて、数秒待って魚が食べるのを見計らって釣り上げればキスをとらえる確率があがります。
キス釣り仕掛けの基本構成と必要アイテムとをご紹介!
キス釣り仕掛け① 標準仕掛け
標準キス釣り仕掛け1. 基本構成
図をご覧になりながら、基本の構成を説明していきます。左上から道糸(水色の糸)、テンビン(灰色のオモリのようなもの)、力糸(白い糸)、スイベル(白と水色の糸をつなぐ金具)、幹糸(スイベルから先の水色の糸)、ハリス(幹糸から枝分かれしている糸)、ハリの順で構成されています。
標準キス釣り仕掛け2. 必要アイテム
実際に、基本的なキスを釣るための仕掛けに必要な7種のアイテムについて順を追って紹介していきます。標準的なキスの特徴を交えながら、どんな状況でどのようなものが適しているかを述べていきます。
必要アイテム① 道糸
感度が重要
場合によっては、キスに関しては100m近くまで釣り糸を伸ばすこともあります。なので、そこまで長い場合は感度の悪いものを使用してしまうと、まったく魚が引いているのがわからないことがあります。
色分けされている糸が便利
キスを釣る上で、大事になるのは何m付近に反応があったとか目星をつけることも大切です。なので、糸に距離によって色分けされているラインを使うのが良いです。目安としては、25mごとに色があるものを使用するのが適しています。
おすすめの道糸は?
キス釣り仕掛け② 尺ギス用
大きいサイズのキスは尺ギスと呼ばれ、キスを釣る者にロマンをもたらしてくれます。そんな大物のキスを釣るための組み合わせはどういった具合でしょうか。そして9種類の用いるものの選定のしかたをご紹介します。
尺ギス用キス釣り仕掛け1. 基本構成
尺ギス用キス釣り仕掛け2. 必要アイテム
必要アイテム① 道糸
ナイロンがおすすめ
尺ギスは、通常のキスと同じく臆病です。なので、PEラインよりも伸びがあるナイロン製の糸の方が向いています。食いついたとき、あまり伸びが悪いとキスが敏感に察知して逃げられる可能性が高まります。
ゆとりを持たるためにも
大きなキスの場合はとてもアタリが強いので、柔軟性がある糸で備えます。また、仕掛けてる間にも道糸を緩ませながら、ご自身もゆとりをもって構えていた方が尺ギスが相手の場合は特に有効です。