ネンブツダイを食べてみよう!生態から食べ方までをご紹介

この記事をかいた人

Array

はじめに

外道の定番ネンブツダイ

ネンブツダイといえば釣りの外道として釣り人たちを困らせていることで有名な魚です。今回はそんなネンブツダイの生態や特徴、料理方法などを紹介します。ネンブツダイを美味しく調理することができれば、今まで外道としてリリースしていたネンブツダイが美味しい食料に変わります。ぜひ料理法をマスターしましょう。それではネンブツダイの生態から紹介して行きます。

ネンブツダイの生態

生息域は本州から九州にかけて幅広く、沿岸付近に群れをなして生息している。

ネンブツダイ生息域は本州から九州にかけて広く生息しており、テトラポットなどの隠れやすいものがある周辺で群れをなして泳ぎます。主に肉食性でプランクトンやゴカイなどの餌を食べています。ネンブツダイは夜行性で昼間より夜の方がよく釣れます。すぐに餌に食いつくため非常に簡単に釣れてしまいます。そのため一度ネンブツダイが釣れ始めるとネンブツダイしか釣れない…なんてこともあります。そんな場合は直ちに釣り場を変えましょう。また簡単に釣れてしまうネンブツダイですが、残念ながら釣れてもあまり食べられずリリースされることが多い魚です。

ネンブツダイはマウスブルーダーです。マウスブルーダーとは親が子を自らの口の中で一定期間育てる種類のことを言います。ネンブツダイの産卵期である夏場はネンブツダイの雄が卵を口の中で守ります。卵の孵化まで一週間ほどかかりますが、その間雄は餌を一切食べません。この愛くるしい姿も人気を集めています。

ネンブツダイの特徴

平均の体長は8cm。頭部目を貫通する縦筋がある。

ネンブツダイの平均体長は8cm程です。ネンブツダイを釣った際、そのサイズから稚魚を釣ったと思いがちですが実はもう立派な大人な場合が多いです。最大でも12cmほどにしかなりません。ネンブツダイの特徴は頭部目を貫通する黒い縦筋と尾柄部の黒い斑点模様。非常に特徴的です。群れをなして泳ぐ様子と、この綺麗な見た目からタイバーに人気が高く、観賞用としてネンブツダイを飼育する人も多いです。

ネンブツダイの名前の由来

雄が卵を口の中で守っている様が念仏を唱えているようであるため?

ネンブツダイを漢字で書くと念仏鯛。念仏とは仏の名を唱えることですが、なぜこのような名前がついたのでしょう。この名前の由来は諸説ありどれが正しいのかわかっていません。名前の由来と考えらている説を二つ紹介します。一つは、ネンブツダイは繁殖期に浅瀬に集まります。その際ブツブツとつぶやくような音をたてるそうで、それが念仏に聞こえるためネンブツダイと呼ばれている。二つ目は、雄が卵を口の中で守っている際の口をパクパクする姿、これが念仏を唱えているように見えるためだそうです。

ネンブツダイの料理法

実は美味!ネンブツダイの調理方法を紹介

さていよいよネンブツダイの調理方法についてお話しします。ネンブツダイは小柄でただでさえ食べるところが少ないのに頭と内臓をとるとネンブツダイの3分の1を捨てることになってしまいます。そんな食べるところが少ないネンブツダイですが実は美味なんです。そんなネンブツダイの調理方法を紹介します。

ネンブツダイのさばき方

ここではネンブツダイのさばき方を紹介します。ネンブツダイは小さいため一見さばくのが難しそうに見えますが慣れてしまえば簡単です。それでは実際のさばき方は下記の動画を参考にしてください。

丸焼き用のさばき方

フライ用のさばき方

 

ネンブツダイの唐揚げ

最も一般的なで簡単な調理方法がネンブツダイの唐揚げです。さばいたネンブツダイに小麦粉をまぶし油で揚げるだけてす。

ネンブツダイのつみれ

ネンブツダイは身が少なく小骨が多いため練り物が最適です。ネンブツダイのすり身ができたらあとは揚げる、煮るなど様々な料理方法があり飽きずに食べることができます。それではすり身の作り方を紹介していきます。ネンブツダイのすり身の作り方は以下の動画を参考にしてください。以下の動画ではイワシのつみれを作っていますがネンブツダイでも変わりません。すり身を作ればあとは揚げてもよし、煮てもよし、焼いてもよしです。

 

ネンブツダイの煮干し

四国のほうではネンブツダイを干物にしたものが好んで食べられています。煮干しの作り方は以下の動画を参考にしてください。簡単に大量に作れるので釣れすぎてしまった際に非常に役に立ちます。是非大量にすれすぎてしまった際は煮干しにしてみてはいかがでしょうか。

ネンブツダイの見分け方

クロホシイシモチというネンブツダイに非常によく似た魚がいます。

NEXT クロホシイシモチというネンブツダイに非常によく似た魚がいます。