お湯で行う砂抜きの際に必要なものを準備します。と言いましても、特に特別な調理器具は必要ありません。用意するのは3つ!ご家庭にあるもので簡単に砂抜きを行うことができます。それでは準備にまいりましょう。
必要なもの①あさり
本日のメイン、あさりを仕入れます。ちなみにですが、おいしい旬は2~4月です。秋も産卵時期の為、9~10月も旬になります!お味噌汁やパスタ、パエリア等、おいしい料理のレパートリーも豊富です。また、出汁はうまみがたっぷり!火を通す際に出てくる汁も料理をおいしくする秘密です。
必要なもの②お湯
お湯は50度のお湯が一番良いとされています。「そんな温度なんてわからない!」と思った方、温度計で測る必要はなく、ブクブクに沸騰させた熱湯と同じ量のお水を入れると、50度の温度になります!50度を下回りすぎても、上回りすぎても菌の繁殖や火が通ってしまう原因になりますので注意!
必要なもの③ボウル
大きく、深めのボウルを使用します。お湯を張り、あさりを入れます。小さいボウルですと窮屈になってしまう為、たくさん吐きだした砂を吸い込んでしまうものも出てきてしまいますので、大きくて深めのボウルにしましょう。
そもそもあさりはどこに砂を吸い込んで隠しているのか
あさりを食べ、「ザリッ」と砂を食べてしまった際、一体どの部分に砂を隠しているのか気になるかと思います。ただ貝殻に紛れているだけではないとすれば、どの部分なのか。それは「外套膜(がいとうまく)」という部分なのです!
外套膜(ガイトウマク)ってどこ?
身を守る役割をしている壁のようなもの!あさりは水を取り込むとき、入水管という管から水を吸って外套膜に取り入れています。その際に砂を一緒に吸い込んでしまうと、外套膜まで入ってきてしまうのです。
あさりのお湯での砂抜き方法の手順を解説!
さて、適温のお湯、ボウルが揃いましたら、いよいよ時短砂抜き処理です!より時短で効果的に行うため、ポイントをおさえながら砂抜きをします。手順はいたってシンプルで簡単!今まで塩水で何時間もかけて砂抜きをしていた頃には戻れませんよ!
あさりの砂抜きをお湯で時短:手順①
あさりには鉄分が多く、亜鉛・カルシウムなどミネラルもいっぱいです。カロリー・糖質が低いため貧血気味な女性にはもってこい!な魚介類。さて、お店や潮干狩りでゲットしたあさりを早速砂を吐かせます!
あさりを用意する
まずはあさりの用意から!一年経過するごとに貝殻に筋が刻まれます。だいたい3~4本のすじが入っているのがおいしいとのこと。また、形は平べったい方が良いです。中で身がぴっちり大きくなっていることが多いです。
お湯にいれる前に軽く洗っておこう
まずは表面上の汚れを洗い落とします。貝殻に海の砂底で付着する菌が多くある為、二つの殻をこすりつけて洗い落とします。後程お湯で砂抜きをした後にもしっかりゴロゴリゴロゴリと洗うのですが、最初の段階で殻の表面についている菌を洗い落とします。