ロズウェル事件|世界で最も有名なUFO事件とは!?
「ロズウェル事件」がどういう事件か詳しくは知らなくても、この名前を知らない人はあまりいないでしょう。今から約70年前にアメリカで起きた事件にも関わらず、現代の日本にも浸透しているのは、それだけショッキングな事件だったということを物語っています。
ロズウェル事件は世界で最も有名なUFO事件
ロズウェル事件は世界的に見ても大きな、そして非常に人々の間で親しまれているUFO事件です。今から約70年前にアメリカの片田舎の牧場で起きたUFO墜落から端を発するこの事件は、いまだに未解明な事象が多く残っています。
未だにUFO信者と非信者の論争が続く
墜落したのはUFOだと豪語する肯定派と、UFOなど存在しないとする否定派。この両者の論争が今でも続いていることも、この事件の特徴の一つです。
一般的にUFO墜落事件として認知されているこの事件ですが、実は見つかったのはUFOと思われる残骸のみ。このことが、両者の論争にさらなる拍車をかけています。
ロズウェル事件の真相とは?
ロズウェル事件は、アメリカ政府が深く関与していたことでも知られています。なぜUFOという眉唾なことに政府が絡んできたのか、そして何を隠そうとしたのか。これらの謎を解明することができれば、真相に近づくことができるでしょう。
ロズウェル事件の概要
ここからは、ロズウェル事件を時系列順に見ていきましょう。一旦は収束したかに見えたこの時間が再び再燃したのはなぜなのでしょうか。そして異例のアメリカ政府による公式発表まで、今一度振り返ってみましょう。
1947年ニューメキシコ州の牧場に未確認飛行物体の墜落
1947年、ニューメキシコ州のロズウェルという都市付近の牧場で、その牧場主であるブレイゼルが不思議な物体が散乱しているのに気が付きます。それは何かの残骸のように見えました。
後日、ブレイゼルは残骸のことを保安官に報告します。ただごとではないと判断した保安官はロズウェル陸軍飛行場へと連絡しました。
ロズウェル陸軍飛行場がUFO回収
ロズウェル陸軍飛行場は残骸を回収し、「我々は空飛ぶ円盤を発見した」と発表しました。しかしその後発表を取り消し、「空飛ぶ円盤ではなく、気象観測用の気球であった」と訂正しました。
ここまでが、1947年に起きた出来事です。この「発見された物体はUFOではなく気球の間違いだった」という取るに足らないニュースは、すぐに忘れ去られました。しかし、とある出来事をきっかけに、再び脚光を浴びることになるのです。
1978年ロズウェル事件と宇宙人を関連付ける説の発表
UFO墜落事件から約30年後の1978年のことです。UFO研究家のフリードマンは、残骸回収に携わった一人であるマーセル少佐という人物に取材を行いました。
その中でマーセル少佐は
「宇宙人の乗り物を秘密裏に回収した」(引用:Wikipedia)
と述べ、フリードマンはこの証言をテレビで発表します。この発表をきっかけに、一時忘れ去られていたUFO墜落事件は再び脚光を浴びることになります。
宇宙人解剖を秘密裏に解剖したという証言の入手
さらに1989年、デニスという葬儀屋を営む男性が
「ロズウェル基地で宇宙人の解剖が行われていた」(引用:Wikipedia)
と証言し、事態は大きくなります。
無視できないほどの騒ぎになってしまったのを受け、ついにアメリカ政府は動き出し、公式見解を発表したのです。
1997年アメリカ政府公式発表
1997年の『ロズウェル・リポート』は、1947年に発見・回収された残骸はUFOではなかったとし、改めて物体は気球であると発表しました。また宇宙人の解剖については、1956年に発生した航空機墜落事故などと混同したUFO好事家が勝手に騒ぎ立てたもの、とのことでした。
未だ議論されるロズウェル事件の真相
しかし、およそ50年前に起こった出来事についての公式発表は、特にUFO研究家たちの間では簡単に信じられるものではありませんでした。むしろ事態はより混迷を極め、いまだに議論され続けているのです。
ロズウェル事件とアメリカ合衆国の関わり
ロズウェル事件とアメリカ政府とはきってもきれない関係にあります。単なるUFO騒動でありながら、アメリカ政府は何度も公式発表をしており、しかも主張が二転三転しているのです。それらを一つづつ見ていきましょう。