ドジョウについて
ドジョウはコイ目ドジョウ科の淡水に住んでいる魚の一種になります。分類上コイ目となっているので鯉の仲間になる魚になります。またドジョウは日本では昔からどのようなかかわりがあったのかもすこしですが紹介していきます。
ドジョウはコイの仲間
コイ目ドジョウ科と分類されていますのでコイの仲間となっています。日本全土の平野部や池や沼などの湿地に生息しており、日本以外は中国や台湾また韓国や北朝鮮といった東アジアの各地に生息していることが分かっています。
ドジョウの種類
日本で普通にドジョウと呼ばれて親しまれている種類はシマドジョウと呼ばれている品種になります。またほかにも「ホトケドジョウ」と呼ばれている品種を始め「フクドジョウ」などといった種類もいます。
ドジョウと日本の歴史
ドジョウは湿地や水田といった場所を住処としていたので江戸時代からそういった場所では沢山とれていたこともあり食用として取って食べていました。またその様子をおもしろ、おかしく表現したのが昔の宴会芸の定番の一つでもあった「ドジョウすくい」です。この踊りは現在の日本でも踊られています。
現在では食用としてあまり食べられていない食材ですが、江戸時代や戦前までは大変高い栄養価を得られる食材の一つとして大切な栄養源として食されていました。そう言ったことからドジョウと日本は昔から密接な関係があったのです。
ドジョウの表記の話
ドジョウ料理を提供しているお店ではドジョウのことを「どぜう」と表記しているお店が数多くあります。文字仮名遣の表記では正しい表記は「どぢやう」と表記します。そして江戸時代後期から「どぢょう」と表記され現在では「ドジョウや、どじょう」と表記されるようになっています。
でもなぜ昔の表記で「どぢやう」が正しいのにお店が「どぜう」と表記するのでしょうか?それは初代の越後屋の渡辺助七が4文字表記の「どぢやう」では縁起がよくないと考えられていたので、縁起を担いて「どぜう」と表記したのが現在でも残っているのです。
ドジョウを飼育してみよう!飼育の方法をご紹介!
水槽の中を見ているとかわいい姿から心が癒されて明日も頑張ろうという気になります。飼育用としての捕獲の方法や捕獲する場合には潜んでいることが多い場所、またどのくらいまで生きていられるのか?や長さなど大きさを確認して飼育する時の参考にしていきましょう。
ドジョウを飼育してみよう:捕獲の方法
捕獲する際に闇雲に捕まえようとしても捕獲はできませんし疲れてしまいます。ここからは捕獲方法や住処などを知っていれば以外と簡単に捕まえることができますので、捕獲の方法をご紹介していきます。
ドジョウは田んぼや川に生息している
日本全国の水田や川に生息していますので、比較的簡単に発見することができるので捕獲も容易になります。危険を感じた時や水温など条件によっては田んぼの土の中や、川底の砂の中に潜っていることが多いです。
ドジョウは簡単に捕まえられる!
土の中や砂の中に潜っていることが多いので捕獲のやり方も簡単になってきます。網などで土ごとすくい上げて網の中で土を払ってやるだけで取れます。田んぼで捕獲する場合は田んぼの持ち主の許可を取るなどしてマナーもしっかり守って捕獲することも大事なことです。
ドジョウを飼育してみよう:寿命
捕獲して飼育する時や、またお店で入手してみようとするときに気になるのが寿命になってきます。短命なのか?それとも長寿なのか?生き物を飼育するということは、命を預かる事にもなります。責任をもって飼育するためにも、寿命についてすこし説明していきます。
ドジョウの寿命は長くて10年ほど
魚の中でも寿命は長い部類になります。また個体差があるので一概に何年生きられるを言い切れませんが、飼育環境をしっかり整えてあげれば平均して5年から10年程度生きられるとされています。
飼育環境によっては大きく寿命が変わってきてしまうので、当然劣悪な環境で飼育すれば1年持たなくてすぐに死んでしまいす。適切な飼育環境のなかで飼育すれがかなり長い間生き続けていけるのです。
ドジョウを飼育してみよう:大きさと性格
大きさも飼育する点では気になってきますよね?魚のサイズによって水槽の大きさも変わってくるので大きさを把握するのは大切です。また魚の性格を理解することは飼育環境を良くする事にも繋がってくるので、大きさや性格を説明していきます。
ドジョウは平均15cm程度
お店などで売られている稚魚の場合は平均して5cmと小さいですが、水槽での飼育していくと平均して15cmほどの大きさに成長します。中には30cmを超えてくる個体もいますので、もし30cm以上に育つ場合は大き目の水槽を用意しないと手狭になり窮屈なって環境も悪くなります。
ドジョウは個性が様々!
品種別または個体別によっても性格が異なります。臆病な子。元気に泳ぐのが好きな子、気が荒い子といった風にまるで学校のクラスのように個性豊かです。でも水底を泳ぎ、水底の砂や土に潜る事は共通していますので、飼育する時はそのことを理解しておくといいです。
ドジョウを飼育してみよう:必要な道具
土の中に潜んでいることが多いこと。平均して5年~10年生きることができること!また大きさは個体差にもよりますが、平均して15cmほどまで成長すること、性格は臆病な子や活発な子また気が荒い子など個体によって様々な性格の子がいる事をお伝えしてきました。ここでは水槽やフィルターといった道具についてお伝えしていきます。
ドジョウを飼育に必要な道具①水槽
フタ付の物を用意すれば飛び跳ねて外に出ることも無くなるので安心です。柔軟性のある魚なので45cm程度の水槽でも飼育可能です。また複数同時に飼育する場合は45cm以上の水槽を用意すればいいです。目安として3匹程度なら45cm、7匹程度なら60cmの水槽がいいです。
ドジョウを飼育するときは大きめの水槽を選ぼう
30cmクラスの小さめ水槽で飼育していても問題ないですが、飼育していくと成長して平均して15cmほどにまたそれ以上に成長することも考えて大き目も45cmの水槽を選ぶようにしたほうがいいです。
ドジョウはすごく大きくなることも
個体差はありますが平均して15cmに成長していきますが、中には平均を飛び越えて30cm以上に成長していく個体もあります。30cm以上まで育つと45cmの水槽では飼育は困難になってきます。そんな時は60cm以上の水槽に移し替えるなどしてストレスを出来るだけ減らしてやるようにしてください。
ドジョウの飼育にも問題無し!おすすめ水槽⑤選
水槽が既に所有していて方は特別に購入してくてもいいですが、初めて飼育してみようかなと思っている方にはどういった水槽がいいのか分からなくて迷う方もいるはずです。購入する際の参考にしてみて下さい。
ジェックス グラステリアスリム450 6点セット
45cmサイズの水槽で奥行きが20cmとスリムな作りになっている水槽です。またフレームレスの水槽なのでフレームが邪魔で見えにくくなることもありません。また最初からフィルターなどセットになっているのでこれ一つで飼育を始められます。2019年4月の時点では3200円から5000円程度で購入可能です。
グラステリアスリム450 6点セットの詳細
- 水槽サイズ:幅45センチ×奥行き20センチ×高さ22センチ※約17L
- 材質:ガラス
- 重量:5.8キログラム
ジェックス グラステリアスリム600 6点セット
こちらは同じメーカーで幅が60cmになっている水槽です。60cmと大きくなった分ドジョウが予想外に大きく成長しても対応可能なサイズの水槽です。こちらもうれしいフィルターなどがセットになっていますので、初めてでも安心です。2019年4月の時点で4300円~5600円程度で購入できます。
グラステリアスリム600 6点セットの詳細
- 水槽サイズ:幅60センチ×奥行き20センチ×高さ22センチ※約26L
- 材質:ガラス
- 重量:7.8キログラム
ジェックス マリーナ600 LEDセット
こちらの水槽はLEDライトが付いている水槽です。ライトが付くことにより水槽の中を明るく照らしてくれるのでドジョウも良く観察できますし、水槽を幻想的にしてくれます。この水槽もフィルターなどセットになっています。2019年4月の時点で9600円~12000円程度で購入できます。
マリーナ600 LEDセット詳細
- 水槽サイズ:幅60センチ×奥行き30センチ×高さ36センチ※約57L
- 材質:ガラス
- 重量:9.9キログラム
- セット内容:ガラス水槽、LED照明、ガラスフタ、蓋受けホルダー、上部フィルター、カルキ抜き、水質調整材