東京だって釣りができる!
江戸の頃は隅田川、目黒川、多摩川、荒川、江戸川は飲料水に出来るほど綺麗でした。魚も豊富でしたので釣りは大変人気が有ったと伝わっています。現代では洗剤や生活排水によって全ての川が汚染されてしまいました。ですが東京で釣りが出来る所はまだまだ沢山有りますので詳しくご紹介してまいります。
東京の釣りの魅力①釣り堀
わざわざ遠くに行かなくても手軽に釣りが出来るのが釣り堀です。昭和4.50年代までは町内に1つか2つは釣り堀が有りました。今日でもその名残は残っていて、あちこちに点在しています。鯉やフナ、ヘラブナに金魚、少し郊外ではニジマスやヤマメが狙える所も有り、家族連れやカップル、友達同士などで気軽に楽しめます。
東京の釣りの魅力②海釣り公園
東京沿岸部の海浜公園には海釣り施設が併設されている所も数多く有ります。交通の便が良くトイレや売店、釣具店などの施設も完備され、お子さんのいる家族連れでも安心して楽しめます。中にはキャンプやバーベキューも出来、シャワー施設まで完備している公園もありますので、おすすめを紹介していきます。
東京の釣りの魅力③釣り船
東京で釣り船と言うと、有名な隅田川の花火見物をする屋形船が思い浮かぶでしょう。勘違いしてらっしゃる方が多いのでご説明しておきますと、屋形船は湾内をゆっくり廻りながら景色と料理やお酒を楽しむ舟遊びです。言わば動く船上居酒屋です。
屋形船とは別に釣り専用の船が有ります。貸し切るのを仕立てと言います。20人程で乗り合せるのは乗合と言っています。仕立てと乗合とも道具や餌など全てレンタルしてくれますので、手ぶらで気軽に出かけて旬の魚を沢山お土産に出来る楽しみがあります。
東京の釣りにはこんなものも!
何だかグロテスクですが、お解りの方もいらっしゃるでしょう。これはギンポと言う魚です。江戸前天ぷらの高級食材の1つです。普通の漁では大漁に捕れない上に捌くのに手間が掛かるので釣り人くらいしか味わえない珍しい魚です。食味はウナギに近い旨味が特徴です。こんな魚も時には釣れるのが東京です。
東京の釣りの魅力④手長エビ釣り
家族連れやカップルで手軽に楽しめるのが、手長エビ釣りでしょう。道具は、2m前後の振り出し竿にウキとオモリとハリを付けてミミズを付けて足元を狙います。ニョロニョロ虫が苦手な方も多いでしょう、そんな方はサクラエビや魚肉ソーセージ、スルメイカの切れっ端などでも釣れます。びっくりするほど美味しいので超おすすめです。
東京の釣りの魅力⑤ハゼ釣り
東京は実は運河の都市でも有ります。近年の汚染状況はかなり緩和されて来ていますので、海に近い運河は何処でもハゼの宝庫です。ハゼだけではなくて、セイゴやボラも良く釣れます。ハゼは汚染に強いので美味しく食べられますが、セイゴやボラは残念ながら石油臭くて食用には不向きですのでリリースしましょう。
東京の海が育てた江戸前寿司
巨大都市東京は東京湾の恵みに支えられて今日が有ります。東京湾は干潟が多く多種多様な生物の生育に最適な海でした。しかし近代化によって干潟は埋め立てられ今では数か所のみになってしまいました。干潟の持つ浄化作用や繁殖場所としての重大さが広く認識され、近年ようやく保護対策が進められるようになってまいりました。
それはそれは豊かな海だった江戸湾。捕れた魚の鮮度を保って美味しく食べる技術が発達したのです。その代表が皆さん良くご存知の握り寿司です。そして江戸湾の魚を使って、ひと手間掛けて出来上がったのが江戸前寿司です。江戸前の穴子、ハゼ、ギンポなど数は少ないですが機会が有ったら伝統の味をご賞味下さい。
東京のおすすめ釣り堀10選を見ていこう!
高層ビルが林立する大都市東京ですが、数十年も続く老舗や、正に都会のオアシスと呼べるようなこぢんまりと静かな佇まいの釣り堀があちこちに点在しています。大都市東京の隠れた名所とも言うべき代表的な釣り堀を10選ご紹介してまいります。
東京のおすすめ釣り堀①市ヶ谷フィッシングセンター
東京の名所釣り堀市ヶ谷フィッシュセンター
東京の大動脈、中央線の市ヶ谷駅を通ると見える名所的釣り堀が創業50年の市ヶ谷フィッシングセンターです。数々の映画やドラマなどにも登場していますのでご存知の方も多いのではないでしょうか。鯉の釣り堀で有名ですが、子供用に金魚や小さい鯉を釣れるミニフィッシングエリアも整備されていますので家族釣れでも楽しめます。