セスジスズメの幼虫は意外とかわいい!でも毒があるって本当?

以下が実際に調理をするときの手順になります。興味のある方は是非トライしてみましょう。おいしく食べるもそうでなく食べるのも調理者次第です。一つでも調理手順を飛ばした場合は、あまりよくない結果が待ち受けているので、悔いを残さないようにしっかりと調理しましょう。

(1)1日おいて脱糞させる。

まずは一日間餌をまったくやらずに体内にたまったありったけの老廃物を排出させるために脱糞させます。ここであまり脱糞させずに次の工程に進むと、味が悪くなるといったようなろくでもない結果につながる一番大事な工程なのでしっかり脱糞させてあげましょう。

(2)熱湯で殺す。

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次に幼虫を丸ごと熱湯の中に入れて息の根を完全に止めます。残酷なので直視するかどうかは任せます。汚れた泥やほこりを払うなどの殺菌という意味ももちろんありますが普段はくねくね動いて歩き、調理がしずらいため、動きを完全に止めることにより調理がしやすくなります。

(3)水分をよくふきとる。

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次に先ほどゆでた際についた水分をきれいにふき取りましょう。後ほど油で揚げる際に余計な水分がついているといろんなものが飛び跳ねやすくなるので非常に危険です。下準備は時間と手間がかかり、長かった下準備も次が最後になります。心してかかりましょう

(4)尾部にハサミを入れる。

これが最後の下準備です。セスジスズメの幼虫の皮膚は外敵から身を守るためにとても固くなっており、そのまま揚げると、爆発する恐れがあります。なので尾部にはさみを入れて切り離しましょう。こうすることで空気の逃げ穴ができるので爆発する心配はありません。

(5)高温の油でカラっと揚げる。

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下準備の整った本体をそのまま高温の油でカラッとなるまで揚げます。ここで緑色の体液が体内からとび出る可能性がありますが特に問題はありません。とび出た体液が飛び散る可能性があるので少し離れた方がいいでしょう。5分ほど経過すれば揚げましょう。

(6)塩・コショウでいただく。

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最後に塩や胡椒などのお好みの調味料で味付けをしてセスジスズメの素揚げの完成です。以上の工程を踏まえて同じ手順でほかの幼虫で料理したり、自分流にアレンジして別の料理と組み合わせるのもいいでしょう。さあ未知なる味の旅へいざ挑戦してみましょう。

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