セスジスズメの幼虫は意外とかわいい!でも毒があるって本当?

セスジスズメの幼虫は最大で人差し指の大きさほどに成長を遂げますが、若齢幼虫の場合はとても小さく、尾角が白く眼状紋でさえもあまり目立たないほどで黄色っぽいのが特徴です。ですが、セスジスズメの幼虫が好む葉っぱを食べることにより、数日で数倍の大きさに成長します。成長の早さは非常に早く数日で畑の作物を荒らすほど食欲が旺盛です。

セスジスズメの終齢幼虫の特徴

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ぶよぶよした見た目で、芋虫と形容される場合が多いです。眼状紋と呼ばれる眼のような模様が特徴的です。基本色が大人しめな黒色で、身を隠し、自然に溶け込むためにはうってつけな配色です。たとえ外敵に姿がわかっても、眼状紋で威嚇できるので、身を守るのにとても優れています。

セスジスズメの眼状紋は美しい

セスジスズメの幼虫の眼常紋は成長すればするほど綺麗なオレンジ色に彩られていき、基本色と相まってさながら芸術作品のような美しさをも兼ね備えています。蛾の幼虫の中でここまできれいな幼虫はそうそういません。多くの人を引き付ける魅力は実はこの眼状紋に秘められているといっても過言ではないのです。

セスジスズメの幼虫には毒がある?

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セスジスズメの幼虫はとても怪しい見た目や、蛾の幼虫ということもあり、一見するともしかしたら毒があるのかもしれない、もしくはかまれると幼虫の毒に侵されてしまうという噂が広まることがあります。では本当はどうなのでしょうか?詳しい情報を元に記載しました。

幼虫はその外見から毒があると勘違いされる

尾角などの目立った外見から毒がありそうと思わせられたり、食欲が大きいために毒を持った害虫として認識されることもしばしばありますが、ただの偏見で実は全く毒は持っていません。人体には全く害はありませんので、触りたいと思っていらっしゃる方でも安全に触れることができます。

セスジスズメの幼虫の餌と駆除方法

成長するために多くの栄養を必要とするセスジスズメの幼虫には好みの葉っぱがあります。先述しましたが、その食欲は過剰なまでに大きく、農作物に甚大な被害を与える場合が多いです。では一体どの葉っぱが好みの葉なのでしょうか?そして駆除するためにはどうすればいいのでしょうか?

餌はサツマイモ・サトイモ・ホウセンカなど

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セスジスズメの幼虫は葉っぱの中でもサツマイモやサトイモ、そしてホウセンカなどのはっ葉を好みます。新しい餌をやらないと、すぐに葉っぱがなくなり、茎にまで手を出すほどなので、こまめに様子を見てあげましょう。そうすれば数倍の大きさに成長を遂げます。このために、野生のセスジスズメは駆除の対象になっています。

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