セスジスズメはかわいい!
セスジスズメの幼虫のうらおもて。ほっこりしたり、にらまれたり。#いもむし・けむし pic.twitter.com/Yc3rZSA4ji
— 川邊透 ↔エンチョー (@torukawabe) September 26, 2018
セスジスズメは蛾の幼虫でその愛らしい見た目から、多くの人気を得ています。小さくてかわいく、むぎゅっとしているような様子もあり、虜になる人が多いのも当然と言えます。犬や猫などの小動物と比べて、飼う際はあまりスペースを取らない点も人気の一つと言えます。歩くたびに触覚が揺れ動くので、かわいくて触りたくなる気持ちもわかります。
成長してもかわいい
セスジスズメ。 pic.twitter.com/z3rRZpysUj
— 赤松道円 (@akamatsudoh) September 19, 2018
セスジスズメは成虫になると背中から毛が生えます。”セスジ”フワフワしている見た目でよりかわいさがアップしました。見た目は幼虫の時と比べて面影は全くありません。ですが、成虫になってもなお、触覚が揺れ動く性質は全く変わらないので、わずかにですが幼虫だった時の面影が残っています。
セスジスズメってどんな蛾?
上の記事で散々かわいらしい、愛らしいと記載してきたこのセスジスズメですが、実際にはどのような特徴を兼ね備えた生き物なのでしょうか?様々な特徴を持っている部分とどの部分がそこまで人を引き付けるのかを添えて本項ではセスジスズメの知られざる生態について詳しく解説していきます。
スジススメの成虫はスマートでかわいい
セスジスズメの成虫は幼虫の時より体が細く、まるでハングライダーの形状をしたようなスマートな見た目で、茶色の体色が特徴的な生き物です。背中には2つの肌色の筋が縦に引かれており、見た人に独特の存在感を残します。ですが羽を広げても最大全長が7センチメートルほどなのでちょこんとした見た目に心を奪われてしまう人もいるようです。
セスジスズメの生息域
セスジスズメは日本全土で観測できます。主に平地や草地、さらには住宅地といった、場所に見られます。6月から10月までにかけて観測でき、珍しい羽根の形の蛾ですが、注意深く観察してみると、どこでも見られるようです。もし興味を持たれた方はぜひ探してみてはいかがでしょうか?
セスジスズメの幼虫の特徴とは?
先ほどセスジスズメの成虫について詳しく記載し幼虫について少し記載しました。ですが幼虫の方は先ほど述べたものはあくまで雀の涙程度の情報でしかありません。では成虫時とどれほど異なった部分が存在するのでしょうか?本項では幼虫の特徴についての詳細を記述します。
セスジスズメの若齢幼虫の特徴
セスジスズメの幼虫は最大で人差し指の大きさほどに成長を遂げますが、若齢幼虫の場合はとても小さく、尾角が白く眼状紋でさえもあまり目立たないほどで黄色っぽいのが特徴です。ですが、セスジスズメの幼虫が好む葉っぱを食べることにより、数日で数倍の大きさに成長します。成長の早さは非常に早く数日で畑の作物を荒らすほど食欲が旺盛です。
セスジスズメの終齢幼虫の特徴
ぶよぶよした見た目で、芋虫と形容される場合が多いです。眼状紋と呼ばれる眼のような模様が特徴的です。基本色が大人しめな黒色で、身を隠し、自然に溶け込むためにはうってつけな配色です。たとえ外敵に姿がわかっても、眼状紋で威嚇できるので、身を守るのにとても優れています。
セスジスズメの眼状紋は美しい
<今日の散策>
道を横断していたセスジスズメの幼虫 pic.twitter.com/sAO7EOCs0Q— pearl (@pearl_artemis) September 8, 2018
セスジスズメの幼虫の眼常紋は成長すればするほど綺麗なオレンジ色に彩られていき、基本色と相まってさながら芸術作品のような美しさをも兼ね備えています。蛾の幼虫の中でここまできれいな幼虫はそうそういません。多くの人を引き付ける魅力は実はこの眼状紋に秘められているといっても過言ではないのです。
セスジスズメの幼虫には毒がある?
セスジスズメの幼虫はとても怪しい見た目や、蛾の幼虫ということもあり、一見するともしかしたら毒があるのかもしれない、もしくはかまれると幼虫の毒に侵されてしまうという噂が広まることがあります。では本当はどうなのでしょうか?詳しい情報を元に記載しました。
幼虫はその外見から毒があると勘違いされる
尾角などの目立った外見から毒がありそうと思わせられたり、食欲が大きいために毒を持った害虫として認識されることもしばしばありますが、ただの偏見で実は全く毒は持っていません。人体には全く害はありませんので、触りたいと思っていらっしゃる方でも安全に触れることができます。
セスジスズメの幼虫の餌と駆除方法
成長するために多くの栄養を必要とするセスジスズメの幼虫には好みの葉っぱがあります。先述しましたが、その食欲は過剰なまでに大きく、農作物に甚大な被害を与える場合が多いです。では一体どの葉っぱが好みの葉なのでしょうか?そして駆除するためにはどうすればいいのでしょうか?
餌はサツマイモ・サトイモ・ホウセンカなど
セスジスズメの幼虫は葉っぱの中でもサツマイモやサトイモ、そしてホウセンカなどのはっ葉を好みます。新しい餌をやらないと、すぐに葉っぱがなくなり、茎にまで手を出すほどなので、こまめに様子を見てあげましょう。そうすれば数倍の大きさに成長を遂げます。このために、野生のセスジスズメは駆除の対象になっています。
セスジスズメを駆除する方法は?
まずは葉の表裏や周辺などにふんがあるかを確認します。ふんがある場合、幼虫が近くにいる証拠です。幼虫を駆除する方法は殺虫剤などの農薬を使った方がよさそうです。ですが大きな終齢幼虫には効果が薄いため、見つけ次第すぐさま駆除することがおススメです。もし見つけられなければ被害が甚大になるので、根気よく探しましょう。
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勇気がある方はチャレンジ!セスジスズメ料理
実はセスジスズメはしっかりとした調理手順を踏むことにより食べることも可能です。もし、海外などに行って虫を食べてみたいという大きな夢がある人は練習がてらに、どんな味なのか興味のある方であれば、是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?詳しい手順は以下をご覧ください。