韓国人のルーツは山葡萄原人?発見の経緯やDNAの特徴までまとめ

現生人類は全てホモ・サピエンスと呼ばれる人類だと思われていました。しかし、朝鮮半島に暮らす人々はホモ・サピエンスでは無く「山葡萄原人」という原人の子孫だという説があります。果たして本当に「山葡萄原人」は現代の韓国・北朝鮮人の祖先なのか、この記事ではその根拠とされるDNAや、彼らの特徴について詳しくまとめました。

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山葡萄原人とは?

今までにおいて、朝鮮ではあまり率先した原人の研究がおこなわれていませんでした。そんな中発見された山葡萄原人は現在人類の祖先とされているホモ・サピエンスどのような違いがあり、朝鮮人の祖先であるという事が浮上してきているのでしょうか。

国際的にも高い審査を通った論文しか掲載しないとされている、Science Advancesという科学雑誌でも新種の原人として研究チームが発表しており、噂話ではない根拠に基づいた一説という事も踏まえてご説明させていただこうと思います。

朝鮮人の祖先説がある原人の一種

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既に多くの方に認知されていますが、朝鮮人の先祖説として「朝鮮人は遺伝情報からしても同じホモ・サピエンスから進化したとは考えにくい」という一説が存在し、今もなお研究が進められ世間の注目を集めてきました。

最も有名な祖先説としてはチャールズ・ダーヴィンによる著書の「人間の由来」で発表されている、「ホモ・サピエンスという共通先祖」とされる1説ですが、その主力説を揺るがしてしまうような信憑性の高い山葡萄原人の出現でした。

北朝鮮の教科書にも載っている

科学的根拠なく一般的な噂話というわけではなく、朝鮮人はホモ・サピエンスの祖先説ではなく別の原人だという一説は、実際に北朝鮮の教科書にも掲載されています。つまり、研究の結果教科書にも掲載できる信憑性のある結果よりこの説は定義されているという事です。

山葡萄原人は朝鮮人のルーツ?

山葡萄原人と朝鮮人のつながりは様々な科学的、遺伝子学的な根拠に基づいています。DNA調査やサイエンス雑誌にも取り上げられた科学的根拠に基づいた説となると、この説の信憑性が格段に上がってきます。

悪魔の門の洞窟人と朝鮮人のDNAが類似

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主力説としてチャールズ・ダーヴィンにより、人類はホモ・サピエンスという共通の祖先をもつと「人間の由来」という著書により発表されましたが、山葡萄原人のDNA鑑定の結果によりこの説が揺らいできています。

後程詳しく説明させていただきますが、「悪魔の門」洞窟から発見された古い人骨の調査が行われました。そしてその原人の遺伝子が現代の朝鮮人に色濃く受け継がれていることがわかりました。これはこの説を裏付ける有力な科学的証拠です。

現代人と約900万個の遺伝子の違い

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現代に生きる人のDNA調査を行った結果、にわかにも信じられない事に、朝鮮人の遺伝子は他の人種のものと比べて約900万個も違うヶ所が存在する事が判明しました。人種間の混雑が進む中、これだけ多くの違いが残っているという事も原人の違いを裏付けています。

先祖説に対する韓国の反応

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国家情勢などの社会問題が数多く起こっている現代において、韓国ではどのように山葡萄原人やエベンキ族の祖先説がとらえられているのでしょうか。ここでは名前や国の風習の観点からご紹介します。

エベンキ族という名前の由来

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エベンキという言葉自体には「野蛮」や「汚い」といった否定的な意味を持っています。このことからも分かるように韓国の人は自分たちの祖先がエベンキ族である、という事にあまり良い印象を持っていません。

韓国での風習

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韓国では民族ルーツの研究があまり行われておらず、学校では韓国という国家が長い歴史であると教えられています。この先祖説は韓国の教えに対して矛盾を生んでしまうため、国としてあまり受け入れられていない風潮にあります。

また、韓国人とエベンキ族の祖先説をつなぐよう文章がインターネット上に投稿されると、誰かの手によりすぐに消されてしまったという事もあり、韓国ではエベンキ族祖先説は寛容されていないという事の表れです。

山葡萄原人の特徴

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生活面や行動様式は現在の朝鮮人には反映されているのでしょうか。他の民族と深いかかわりは持たず、ひっそりと単独で生存してきたとされる山葡萄原人の生活面や行動などの特徴の中でも驚くべき特徴などをご紹介させていただこうと思います。

肉体的に非常に力持ち

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山葡萄原人はとても力が強い人種だったことが解っています。なんと、200キロ以上もの荷物を運ぶことができるほどの力持ちだったと言われています。岩山で単独民族として生活していた部族ならではの特徴です。

粗暴に走る兆候が強い

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その力強さを利用して、他の民族を殺してしまったり、また食料として人を食べていたりと、粗暴な行動も多かったとされています。この粗暴により他の民族も大きな影響を受けたと言われています。

普段はひっそりと洞窟中心の生活を営んでいますが、洞窟へ近づく他の民族を食用として連れ去ってしまったり、洞窟から外へ出始めた時代には力強さを盾に、他の民族を襲い、淘汰したとも言われています。

山葡萄原人が発見された経緯

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山葡萄原人やエベンキ族に関して積極的に研究がおこなわれてきませんでした。そんな中で山葡萄原人はどのようなに奇跡的な発見をされたのでしょうか。発見された場所などの情報、DNA調査の結果を詳しくご紹介します。

「悪魔の門」で遺骨のDNAを収集

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前述させていただきました、「悪魔の門」の調査で、約7700年前の新石器時代の原人のものとみられる女性2人の遺骨が収集されました。その遺骨はDNAが採取可能な状態であったために、DNAの調査が執り行われました。

UNISTゲノム研究所による調査

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出土した2つの標本は英独独3国共同研究チームであるUNISTゲノム研究所に預けられ、綿密なDNA調査が行われました。そして新規の発見として、その原人を「山葡萄原人」とする事が科学雑誌やニュースにも正式に発表が行われました。

山葡萄原人のゲノム

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UNISTゲノム研究所の2つの女性頭蓋骨解析標本の新しい原人発表ですが、実際にはどういった遺伝子だとわかり、一般的な反応としてはどのようなコメントを人々は行っているかも含めてご紹介させていただこうと思います。

「悪魔の門」からのゲノム

「悪魔の門」で採取された頭蓋骨サンプルは現代の韓国人にみられるような、茶色い目やシャベル型の切歯(shovel-shaped incisor)を発現する遺伝子や、牛乳消化ができない変異や、高血圧に弱い、体臭が少なく耳たぶが薄めになる遺伝子などの遺伝特性を持っていたことが解りました。

世間から寄せられたコメント

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ニュースで大々的に発表されたことや、国際的的な学術誌である「Science Advances」でも発表したことよりもこの説は世間の目に広くふれわたりました。それをうけ、偶然洞窟にたどり着いたのでは、サンプルがたったの2つは少なすぎるといった異論や疑問を訴えるコメントも多く寄せられています。

悪魔の門とは

他の原人とはDNAが異なっていた山葡萄原人達が他の原人と関わる事無く住まいとしていた洞窟が、「悪魔の門」という特徴的な名前で呼ばれた理由は何なのでしょうか。「悪魔の門」という命名の由来なども含めてご紹介します。

豆満江の北にある洞窟

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