ヤドカリはというと貝殻を背負っているイメージですが、貝殻を背負っているものは一部で、貝殻自体は別の巻貝のものを使用しています。貝殻から外すとカニのような爪と足を合わせて8本あり、カニとは異なり前へ歩くことができるのも特徴です。
タラバガニとの違い
ヤドカリとの違いは大きさと住む場所が違います。ヤドカリは陸生、タラバガニは水です。足の数が同じということでヤドカリ下目となり、ヤドカリの仲間とされてきましたが、現在はタラバガニ科という新しい分類ができましたので、ヤドカリに近い生物という扱いになっています。
タラバガニとヤドカリ:見た目の違い
タラバガニとズワイガニや毛ガニなどの通常のカニ類は、見た目はそっくりですがよく見ると明確な違いがあります。ここではタラバガニと他のカニ類との違いを紹介します。簡単なので覚えておけばちょっとした知識になります。
タラバガニの足は8本!
タラバガニは足の数はヤドカリと同じ8本しかありません。またタラバガニの足は通常のカニとは異なり外側に折れ曲がっています。そのためタラバガニは横歩きではなく前歩きをすることができます。
それに比べて通常のカニは10本
上の写真でタラバガニとズワイガニが並んでいますが、足の数はタラバガニが8本、ズワイガニが10本です。また足の折れ方も違っているのがわかります。ヤドカリ属のカニ類は甲羅が固いですが、通常のカニは柔らかいのも特徴です。
タラバガニとヤドカリ:名前について
ヤドカリの仲間であるタラバガニが、なぜカニと名付けられたのか?ここでは意外と知られていないタラバガニの名前の由来を紹介します。理由は結構簡単ですので知っていればちょっとした鼻高さんになれるかもしれません。