チニングとは?
「チニング」という言葉を知っている、または聞いたことがあるという人はたくさんいますが、言葉の意味をよく知らないというのはよくあることです。そのような人のために、まずは基礎知識ややり方の前に言葉についてみていきましょう。
ルアーでのチヌ釣りがチニング
釣りをするにはエサが必要になります。エサといっても大きく分けて2種類のエサがあり、1つはイソメはゴカイなど、実際に魚が食べるためのエサを使って釣る方法。2つめはルアーという小魚などに似せた擬似餌を使用して魚を釣る方法です。
チニングというのは、ルアーでチヌを釣ることを意味します。ルアーは一度用意すればなくすまで何回でも使うことができ、魚に食べられて無くなるということがないので、エサの取り付けるという面倒が減って、すぐに釣りを楽しむことができます。
チニングは手軽にできる
チヌはクロダイです。タイを釣るとなるとテクニックが必要で、船で沖まで行かなければ釣ることはできないなど、初心者にはちょっと手を出しにくいイメージを持っていることでしょう。しかしクロダイというのは、多くの人が住んでいる都会でも河口付近で十分に釣ることができ、手軽に釣りを楽しむことができます。
チニングの基礎知識を学ぼう
手を出しにくいと思っていたことが、気軽に楽しめることがわかって、安心しませんか?この時点で自分もやってみようかなと思っている人もいるでしょう。モチベーションが上がった人のために、次は知識についてみていくことにしましょう。
おすすめの時期は夏
チヌはなぜ夏がおすすめなのかをみていきましょう。実はチヌという魚は、春に産卵期を迎えます。春に産卵したチヌは体力が落ちているため、それを回復するためにたくさんのエサを食べようとしています。そのため、エサに対しての興味が大幅に上がるため食い付きの可能性が高くなるのです。
日の出や日入り前後が狙い目
続いては時間を見ていきます。これはチヌに限った話ではありませんが、魚を釣るためには、魚がエサを食べるために活発になる時間帯を狙えば、当然釣れる可能性が高くなります。チヌは明け方は活発にエサを求めて動き回り、暮れ方には用心深さが薄れてくるので、そこを狙いましょう。
河口やサーフがおすすめポイント
チヌが釣れるポイントも知っておかなければなりません。先ほど「チニングは手軽にできる」という見出しで、河口にいることは紹介しました。なぜ河口がポイントになるのかというとエサを求めて満ち潮に乗ってくるチヌを狙うことができるからです。当然釣れる可能性が高くなります。
サーフって何?
ここで、この記事では初めてである「サーフ」という言葉が出てきました。まずは意味から説明しましょう。サーフというのは砂浜からの釣りのことです。ただどこでもいいというわけではありません。ではどのような場所がいいのか?まずはそこから見ていきましょう。
チヌを釣るためには、このような条件があるサーフを選びましょう。海藻がある場所、テトラポッドなどの隠れることができる場所、流れのある場所。実はこれらの場所は、エサとなる生き物が多いので、チヌはそこに移動してくるのです。そのチヌを狙うことができます。
時期によって釣り方が変わる
チヌは夏がおすすめということを紹介しましたが、実を言ってしまえば、釣ろうと思えば一年を通して釣ることができます。これはチニングの大きな魅力でもあり、メリットでもあります。ただし多少釣り方が異なるので、それについてみていきましょう。
春はチヌが産卵で浅瀬に移動してくるので、浅瀬を狙えば釣りやすくなります。夏は紹介した通りエサへの興味が上がるので、1番釣りやすいです。秋は深いところへ行ってしまうため、チヌのいる深さを把握して釣りを行いましょう。冬はチヌが水温が下がると動かなくなるので、岩場など隠れられる場所を狙いましょう。
チニングに最適なロッドの選び方
ここからはチヌを釣るための話に入っていきます。まずはロッドから見ていきましょう。チヌを釣るためにはどんなロッドが必要になるのかをしっかりと把握して、最適なロッドを選び、釣りの成果を最大限に引き上げて、思う存分楽しみましょう。
チニングには専用のロッドがある
ロッドを準備するとなると、どのようなロッドが必要になるのかということに初心者はつまづいてしまうでしょう。さまざまなロッドがあると悩んでしまいますが、実は専用のロッド(チニングロッド)というものがあるので、そちらを使いましょう。もちろんチニングロッドには、初心者に適しているロッドもあります。
ロッドには繊細さとパワーが必要
チニングロッドを購入したので早速釣りをしてみよう!というのもいいかもしれませんが、チニングに求められているロッドはどういうものかを知っておくと、新しいロッドを購入するときに、ある程度知識があれば自分に最適なロッドを選ぶことができます。
チヌはエサを食べるときに、少しずつ突くようにして食べるため、あたりの見極めが少し難しく、しかもあたりの引きがかなり強力です。チニングに求められているロッドとは、操作性の良い繊細さと引きの強さに耐えられるパワーが必要です。
チニングにおすすめ専用ロッド3選
専用のロッドがあるというだけでも十分選びやすくなっています。なので初心者にとってはありがたいことなのですが、チニングロッドだけでもそれなりの数があります。選びやすくするために、その中から3本のロッドを選びました。チニングロッドを選ぶときに参考にしていただければ幸いです。
「三代目」クロスステージ(メジャークラフト)
こちらは初級者から中級者の人たちが本格的な釣りを楽しむことができるように設計されているロッドであることが特徴です。「三代目」ですが、初代のものはタックルの価値を大きく変えており、その初代のよい部分をそのままにして、どんな状況にも対応できることを視野に入れて開発されました。コストパフォーマンスも優れています。
スペックを見てみましょう。【全長】8’0″ft。【ルアー】2ー15g。【PEライン】0.6ー1号。【アクション】レギュラーファースト。【価格】2018年12月27日現在で¥9,846。
NーONE黒鯛(メジャークラフト)
ナノアロイという技術を使用して作られたチニングロッドです。これにより高い剛性、なおかつ軽量化も実現したモデルになっています。縦、横、斜めの3層に繊維を巻きつけることによって強度を安定させて、X状にテーピングをしているのでねじれにも強いロッドになっていることが特徴です。
スペックを見てみましょう。【全長】7’8″ft。【ルアー】2ー10g。【PEライン】0.4ー0.8号。【アクション】レギュラーファースト。【価格】2018年12月27日現在で¥16,848。
ソルパラ黒鯛(メジャークラフト)
こちらのロッドはクロダイの入門用にぴったりのロッドになっています。入門用だからといって軽く見てはいけません。クロダイ釣りのあらゆる状況にも対応できるように設計されており、当然クロダイのパワーにも耐えられる作りになっているのが特徴です。釣りの楽しさを最大限まで引き出してくれるでしょう。
スペックを見てみましょう。【全長】7’8″ft。【ルアー】2ー15g。【PEライン】0.6ー1.0号。【アクション】レギュラーファースト。【価格】2018年12月27日現在で¥5,845。
チニングに最適なリールの選び方
ロッドを紹介したので、次はリールを見てみましょう。リールについては専門リールというものはないので、チニングロッド以上にさまざまなものがあります。ただ、さまざまなリールといっても自分の知っている知識を使って最適なリールを選ぶことは十分に可能なので、まずは選び方について紹介します。
リールの種類って?
リールを選ぶ知識の前に、まずはどのようなリールがあるかをみていくことにしましょう。リールの種類もいくつかの種類があるので、こちらの記事ではスピニングリールとベイトリールを見ていきます。大まかな特徴な以下の通りです。
スピニングリールは軽量のルアー、重量のあるルアーも両方使うことができるのがスピニングリールの特徴です。遠投の機能が高く、入門者用にぴったりのリールでもあります。ベイトリールはスピニングリールよりも巻き上げの力が強いことが特徴です。これにより引きの強い魚でも巻き上げやすくなります。
オススメは2500番台
中見出し通りなのですが、チヌを釣るためのリールは2500番台がおすすめです!ですがそう言われても、頭の中では「2500って?」と思うことでしょう。この数字は番手といって、数字が大きくなればなるほどリールが大きくなって、パワーがあります。リールの番手は小さいと1000番、大きいと8000番にもなります。
チヌがターゲットであれば、だいたい2500番くらいのものを選びましょう。大きければパワーが強いですが、重量も重くなるので手首に負担がかかるし、パワーがありすぎてもそのリールを活かしきれない釣りになってしまいます。それに2500番であれば、十分にチヌを釣り上げることができます。