人類未踏の地ボストーク湖!ロシアが隠している真実とそこに潜む生物とは?

論文を発表したスコット・ロジャース教授は、英国のオンライン報道メディア「Telegraph」紙で次のように語り、極限環境生物について触れています。極限環境生物の可能性は、即ち地球外生命体存在の可能性を示します。(ここでは日本の産経新聞社の日本語訳を引用します。)

予想をはるかに超える複雑さだった。何も生き抜くことはできないと考えられてきた場所でも、生物は頑強であることを示し、有機体がいかに生き延びることができるのかを示すものだ。生物が存在できる場所とそうでない場所の境界についての考え方が変わるだろう。(引用:産経新聞社2013.7.9記事)

謎につつまれるボストーク湖の噂①

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2000年代に入ってからは、各国の南極大陸の調査が進み、南極に関するニュースが世間に向けて報道されるようになりました。しかしボストーク湖に関わるものは、何故か奇妙な印象を受ける報道が多いのです。

新種のDNAは嘘だった?

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米国のスコット・ロジャース教授の論文発表は、2013年の事なのですが、この前後には同種のニュースがよく精査されずに垂れ流された為か、はたまた学者同志の反目が影響したことか、情報が錯綜してしまい、一般の私達には真実がどうであったか分かりにくくなってしまっています。

科学論争

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新種のDNAという発表には、当然反論も多くなされました。水圧が余りに高圧であることや、複雑な生物が生命を維持できる程の食糧源が無いことなどがあり、これらは科学論争においては正当な反論と云えます。

一方世論においては、2012年2月におけるロシアのサンクトペテルブルグの核物理学研究所の、過去の誤った発表(ボーリング調査におけるバクテリア混入ミス)と混同して伝わってしまいます。

陰謀論

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嘘だったという人や、政府の隠蔽工作などの陰謀論も出て来て世論は混乱しますが、この研究調査は州立大学で行なわれたもので、資料公開や論争も科学的態度で行われており、実際には陰謀論の入り込む余地は無さそうです。

謎につつまれるボストーク湖の噂②

ボストーク湖には以前から、巨大な人工構造物が眠っているという噂があったのですが、2005年に動画サイトのYouTubeが設立されてからというもの、これに関連する動画が爆発的にネット上に流されるようになりました。そして2011年頃、グーグルアースで南極に巨大な人工構造物が発見されたという動画が世界的に話題になります。

この動画は、フランスのニコル・フォンテーヌ議員により欧州委員会で取り沙汰される事態にまで発展しました。米国は南極条約に違反して、南極で何かをやっているという疑念を向けられたのです。画像はその時の画像ですが大手メディアではすべて削除され、今ではSNSや個人のサイトにしか残っていません。

 

アメリカの発表はカモフラージュ?

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米国国防省は一切のコメントを行いませんでしたが、NASAの衛星GRACEが、2006年に南極で480キロメートルにも及ぶ重力異常を観測したことから、地下に巨大な構造物があるのではないか、又は構造物発掘に関連した米軍の活動に原因した何かが起きているのではないかと噂されました。

またそれより過去の2002年には、米国のテレビ番組制作プロダクションアトランティスTVが、南極での構造物発掘作業を写した映像について、政府に放送差し止めを求められたと、自社のウエブサイトで公表する事件があった為、この事も結び付けられて米国に対する疑念が多く語られました。

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