SUPフィッシングとは
SUPフィッシングとは、通常のサーフボードのサイズよりも一段大きいSUPという乗り物を用いて沖に出ていき、岸からでは狙うことのできなかったポイントを探ることができる「スポーツフィッシング」です。近年ではその手軽さゆえに、SUPフィッシングが全国で流行りつつあります。
SUPはスタンドアップバトルボードの略
SUPは本来、ボードに立ってパドルを使って漕ぎ、水面上を進んでいくアクティビティに用いられるものです。しかし、その安定さゆえに、最近ではフィッシングにも取り入れられるようになりました。写真のように立っていてもボードが転覆することはありません。
SUPフィッシングは手軽に水上釣りができる
SUPフィッシングの特徴は、その手軽さです。ボードを組み立て、あとは沖に出て自分の探りたいポイントでアタックするだけです。移動もパドルを使って漕げば簡単にできますし、船で出るよりも断然手軽であることから人気に拍車をかけています。
SUPフィッシングは持ち運びも便利
SUPボードは、基本的に空気を入れて膨らませるだけで組み上がります。ということで、船の材質はゴムであり、また空気を入れただけなので、とても軽いです。また、真ん中には持ち運ぶための取っ手もついており誰でも運べるようになっています。
SUPフィッシングの注意点
魅力もたくさんありますが、それ以上に注意を払う必要があります。SUPボードには船ほどの安定性はなく、波が強いとすぐに転倒してしまう恐れがあります。また、風にも注意しないとあっという間に沖に流されてしまいます。波が荒い場所でや、強風のときは釣りをしないようにしましょう。
また、特に浅場を移動しているときに、知らずに岩場の一角にボードをこすりつけてしまい、ボードが破損し空気が漏れてしまう可能性があります。また、大きな魚が当たった時、鋭い背びれや歯をもつ魚は慎重に上げないと、これまたボードを傷つける事態になりかねません。ボードが壊れても助けは中々来ないので、安全には気を遣いましょう。
SUPフィッシングでできる釣り
SUPフィッシングでは、基本的にどの釣り方も行えます。ルアーやエギ投げたり、餌を垂らして魚を釣るのも釣り人しだいです。ですので、SUPフィッシングを始めようと思っている方にいろいろな釣り方を知っていただきたいと思います。気に入ってもらえたら、あとは実行あるのみです!
SUPフィッシングでできる釣り:シーバス釣り
シーバスは、餌釣りでも釣れる可能性はありますが、基本的にルアーで攻めるのが一般的です。いろいろな場所を入念に探っていると、いきなり大きな当たりが来ます。シーバスはとても素早しっこく、かなり暴れまわりますが、出来るだけだだ巻きで早く持ってこないと逃げられてしまいます。まさにあげるまでの1秒1秒が大切になってきます。
シーバスは海の上層から中間層を狙うことが多いので、ミノーなどの比較的軽いルアーで攻めるといいです。また、運がいいと水面のルアーに飛びつく瞬間を見ることも出来ます。誰にでも釣れる可能性があり、またおいしいゆえに今日まで人気のある魚といえます。ルアーについての記事も貼っておきますので、是非見て下さい。
SUPフィッシングでできる釣り:ヒラメ釣り
ヒラメも堤防では、小型のアジなどをつけて沈めておく釣法が多いですが、SUPフィッシングではルアーを用いて釣る方法が一般的といえます。ヒラメを狙うには、魚のように上層を泳いでいるわけでもないので、ジグなどを使って底の方を徹底的に攻めていると、当たってきます。
サーフ場から少し沖に出たところから狙うと引っかかることも少なくまた、隠れているヒラメに岩場などよりもジグを発見されやすいので、釣れる可能性が上がります。ヒラメはあっさりした身がおいしいので、狙う釣り人も多くいます。おすすめの魚といえます。
SUPフィッシングでできる釣り:青物釣り
青物は、基本的にどの層を狙っても釣れる可能性があります。青物も引きが強いので、出来るだけ早く上げられるかが勝負となります。特に岩場に隠れられると厄介なので、地形を把握しておくことに越したことはありません。大きいほど、白熱したバトルが楽しめます。
代表的な青物は、ブリやカンパチやサワラ、カツオなどです。場所によって何が釣れるか分かりませんが、一匹釣れると、その後も同じ魚が釣れてくることが多いです。時と場合によって使うルアーの種類や、色を選ぶことが大切になってきます。どの魚もおいしいので、何が釣れるのか分からないわくわく感がたまりません。
SUPフィッシングでできる釣り:エサ釣り
エサ釣りでは、使うエサによって狙う魚も変わります。エビや虫などでは、小型の魚や、根魚が狙えます。また、泳がせ釣りだと、ルアーのように青物や、ヒラメももちろん狙えます。生き餌を使うのですから、ルアーのようにアクションをせずとも、魚の方から捕食しに来ます。
初心者には、垂らしておくだけでいいエサ釣りは簡単でおすすめです。SUPフィッシングでは、行き餌を持っていくのは管理が少し大変ですが、その場で随時生き餌を確保すると、生き生きした餌を使えます。本物の生き餌に勝るルアーなどはありませんので、その点では、一番チャンスが高い釣法となります。
エサ釣りの注意点
エサ釣りの場合、ルアー釣りよりも道具を多く持っていきがちになります。また、そのせいでSUPボードにかかる負担が多くなり、ふとしたことで転覆する可能性があります。出来るだけ身軽な装備で、持っていく物も最小限に抑えることでそう言った危険から少しでも身を守るようにしましょう。
おすすめのポイントは?
海は広いので、どこで釣れば釣果が上げやすいのか気になることでしょう。魚は日中は、暗いところに隠れているのがほとんどですが、ベイトを追って海岸付近まで泳いでくることもあります。それを踏まえて、おすすめのポイントを紹介します。
サーフ場からすこし出た地点
先ほども言ったとおりに、サーフ場はきれいで、砂地であり隠れやすく、見通しも深いところよりも良いため、大きな魚が小魚を見つけやすいのでとても良いポイントとなっています。特に、ヒラメやカレイ、マゴチなどの恰好の住み処となっています。
暗がりのあるポイント
地磯の近くなどには、急に深くなるポイント(かけ上がりともいう)があり、その辺りは青魚などの住み処になっており、一級ポイントともいえるでしょう。底が荒いのでルアーが引っかかってしまう可能性も高くなりますが、いいラインを通すことが出来れば、大物ヒットの大チャンスです。
SUPフィッシングの道具
必要になる釣り具は、どの釣法も基本的に岸から釣りをするのと一緒になります。しかし、沖に出ていくので、ライフジャケットは必須になります。また、SUPボードにはハードボードとインフレータブルの2種類あります。その辺について軽く説明していこうと思います。
SUPフィッシングの道具:それぞれの釣りに応じたタックルと仕掛け
ルアー釣りと餌釣りは、使う竿もリールも違います。しかしリールにも竿にも最近では、オールラウンダーものもありますので、初心者には、何でもできて安価な物がおすすめです。専用の物は、経験を積んで、本格的になってからでも大丈夫です。ただし、値段は張ってきます。詳しくタックルについて知りたい方はこちらからお願いします。