クレステッドゲッコーのモルフや飼育方法についてご紹介!レイアウトも

クレステッドゲッコーは、モルフ(模様や色)もさまざまでペットとして非常に人気があります。ハンドリングや繁殖もしやすく、雑食であるため餌の種類も豊富。飼いやすく、初めて爬虫類を飼う方にもおすすめです。今回は、クレステッドゲッコーのモルフや飼い方など詳しく紹介します。

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クレステッドゲッコーって何?ペットとしておすすめの爬虫類

最近SNSでもよく見かけるようになりましたが、初めて聞いたときどんな生物を想像しましたか。鳥類?哺乳類?実は、爬虫類でヤモリの一種なのです。では、なぜ今徐々に人気を博しているのか、記事を書きましたので、是非ご覧になってください。

“クレス”の愛称で知られるヤモリの一種!クレステッドゲッコー

オオカンミカドヤモリというのが、本当の名称ですが、巷では英名のクレステッドゲッコーと呼ばれることが多いです。ですので、それを略した“クレス”という愛称で知られています。日本でよく見かけるヤモリよりも大きく、また、色合いも種類豊富で、魅力があります。

絶滅していたと思われていたクレステッドゲッコー

彼らは、最近になって発見されるまでは、絶滅したものだとささやかれていました。クレステッドは比較的小動物なので、それを餌とする動物もいましたし、何よりも最大の脅威は集団で刺すように攻撃してくるコカミアリの侵入だったそうです。

クレステッドゲッコーはペットとして日本に輸入されるように

発見されてからは、保護のため本土からの輸出が規制される前に、研究用にいくつかの個体が持ち出され、今は繁殖させたものが流通しています。日本でも最近では、愛好家が増えつつあります。輸入されてきたペットといえば、アフリカヤマネも人気がありますので、下記のまとめ記事を参照していただきたいと思います。

クレステッドゲッコーの生態について紹介!寿命はどれくらい?

どんな動物を飼うことに決めたにしろ、まずは生態を知っておく必要があります。いったいどんな環境でくらしているのか、どのくらいの大きさで、最大どのくらいまでになるのか、または寿命を一通り説明します。

森林に生息するクレステッドゲッコー!ニューカレドニアの固有種

出典:PhotoAC

ニューカレドニアは、みなさんのご想像の通り、熱帯気候により多くの雨が降るため、熱帯雨林が形成されています。彼らは、そんなじめじめした、熱帯ならではの気候の中で生活を営んでいます。普段は敵に見つからないように、また隠れた餌となる生物を探すため葉っぱや流木の下に隠れています。

クレステッドゲッコーは中型種で大きさは20cmほど

彼らは、飼い始めの頃は日本のヤモリほどの大きさで、成長するとどの個体も大体21cmくらいになります。ヤモリ種のなかで最大のツギオミカドヤモリの半分ほどの体長で、だいたい中型くらいの個体となります。

寿命は15年以上?爬虫類の中では長寿のクレステッドゲッコー

彼らの寿命は、平均して10年前後、長生きする個体は15年と、見た感じや大きさから加味しても意外と長生きします。どの生物にも共通することですが、長生きさせるコツは、出来るだけストレスを与えないよう気を遣ってあげることです。ストレスがたまると土を飲み込んで、喉に詰まらせて窒息死してしまうことがあります。

クレステッドゲッコーのモルフとは?その特徴についても紹介

彼らにはさまざまな種類やカラーの個体が存在します。ですので、あなたのお好みの個体を選ぶことが可能です。是非記事を読んでもらって、それからお好みの種がいましたら、自分の目で確かめてみると良いでしょう。

色や見た目のバリエーションが豊富!モルフもさまざま

クレステッドゲッコーは、ベースパターンやベースカラーによって名前が付けられています。なぜ、こんなに種類が豊富なのかというと、彼らの多くが互いに相違的な遺伝子構成であり、一つのだいたい同じような遺伝に収束することがないため、様々なモルフが誕生するという仕組みです。

クレステッドゲッコーのモルフ・その①ベースパターン

写真の個体は、ベースパターンから推測すると、ハーレクインと思われます。ハーレクインの特徴は、体全体にクリーム色のような発色があり、かつ手足にも同じような発色があることです。このようにパターンによって種類が分かれるため、目で見てもおおよそ判別可能です。

模様のないソリッドや2色のバイカラーなどが存在

上記の他にも、全身単色のソリッドや、写真上部の背部と腹部で2色に分かれるバイカラーや、写真下部の背中にストライプが走り、その他の部分はほぼ無地のフレイム(ファイア)など約8種に分類することが出来ます。

クレステッドゲッコーのモルフ・その②ベースカラー

写真の個体は、ベースカラーから推測すると、全身ベージュ色のバックスキンと思われます。そして、ベースパターンはソリッドですので、この個体はバックスキンソリッドという名が付きます。このようにカラーによっても種類が分かれるため、ベースカラーとベースパターンを合わせて個体名が付けられます。

ベースカラーも豊富!淡いものから鮮やかなカラーまで

上記の他にも、写真の、背部がクリーム色で全体的に明るい色のクリームオンクリームという非常に稀なものから、フレイムの中でも暗色のブロンドや、三色で構成されているトリカラーなど色々な種類があります。ペットショップで是非確認してみてください。

また、ニシアフリカトカゲモドキもモルフのあるヤモリとして、近年人気が出てきています。こちらの記事も読んでいただいて、最終的にペットショップでどのペットを飼うのか決めていただければと思います。

クレステッドゲッコーを飼育するために必要なものとは?

彼らは、先ほども申したように熱帯雨林に生息しているため、出来るだけその環境に合わせてあげる必要があります。では、具体的にどうすればいいのか記事にしましたので、読んでいただいて、ストレスを与えない環境づくりを徹底しましょう。

壁をすいすいと登るためフタは必須!飼育ゲージ

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クレステッドゲッコーに限らず、ヤモリ種は足の裏にたくさんの毛が生えており、それらが、壁やガラスなどの物体に触ることで、分子と分子間に力が発生して、そのおかげでどんな急な場所もすいすいと登ってしまうわけです。

ということで、ガラスケースだけだとあっという間に逃げられてしまうので、フタをすることは必須です。また、呼吸ができるように、ちゃんとした小さな穴の開いているフタを選んであげましょう。フタはゲージと付属でついてきます。

暖かい場所に生息するためパネルヒーターで調節

 

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熱帯という気候で育ってきた彼らにとって日本の気候は、冬寒過ぎたりと中々厳しいものであるといえるでしょう。ですので、パネルヒーター等用いて温度調節が必要になってきます。だいたいゲージ内温度が28℃くらいになるのを目安に調節してあげると良いでしょう。

クレステッドゲッコーは乾燥が苦手なため霧吹きで湿度調整

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体の乾燥が激しいと、彼らは、脱皮という過程が上手くできずに最悪の場合死に至ることがあります。また、熱帯の湿度を再現してあげなければならないことも含め、霧吹きでの湿度調整は必須です。適量をこまめにふってあげることが大事です。

温度・湿度をチェック!温湿度計で棲みやすい環境づくり

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温度は先ほど申したように約28℃くらいをめどに、湿度は、60~70%の範囲内で、50%を切ることがないようにしましょう。湿度・温度の管理ができていないことがストレス要因の一部分を占めているので、しっかりと適温・適湿維持を心がけるようにしましょう。

潜るのが好きなクレステッドゲッコー!床材はヤシガラがおすすめ

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彼らはモグラのように潜るという特徴があるため、床材は、潜る際にかき分けやすく、高保湿性のヤシガラ土がおすすめです。また、餌と間違えて土を食べてしまわないようにするためにも、一つ一つが細かい土よりもヤシガラ土の方がある程度大きさもあって良いでしょう。値段は、そこまで張ることはありません。

夜行性のクレステッドゲッコーのためにシェルターを準備

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彼らは、たまに日中に日光浴をしますが、基本的に夜の活動を好みます。ですので、昼間には、隠れ処となるシェルターを準備してあげましょう。陰にひっそりと隠れている姿も愛嬌があってとてもかわいいです。

植物を入れてレイアウト!クレステッドゲッコーの好む環境づくり

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