ドラえもんの「行かなきゃ」は幻の回?放送事故と噂された内容の真相とメッセージ

深夜に突然予定にない放送が始まったというのは何故なのか疑問が残ります。また、放送日は前述の通り藤子F先生が亡くなった9月23日ですが、訃報が報道されて世間に知らされたのは次の日、9月24日の朝からでした。やはり報道前に放送されたという点は疑問です。

死んだ人(藤子F不二雄)の肉声

これらが心霊ジャックと考えると納得できます。藤子F先生がどれだけ強い思いでドラえもんを描いてきたか誰もが知っていますし、描き続けることができなくなった時の無念の思いもまた強かったでしょう。もっと描き続けたかったに違いありません。その強い思いが幻のアニメを作り出し、最後のメッセージを伝えたとは考えられないでしょうか。

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ドラえもん「行かなきゃ」の真相を考察②意図的に流された説

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とは言え、やはり誰かによって意図的に放送された可能性が否定できないのも事実です。もしそうであるなら誰がどのような目的でこのような不可解な回を制作して放送したのか、心霊現象とは別の視点から見ていきましょう。

のび太の声が藤子・F・不二雄

のび太の声が藤子F先生の声になっていたという事は、声を事前に収録していたのではないかと考えられます。藤子F先生が亡くなった時に放送できるように準備していたという事になります。だとすると果たして誰がどんな目的を持って準備していたというのでしょうか。

「行かなきゃ」にこめられた作者のメッセージ

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作者本人が伝えたかったことがあると考えると「行かなきゃ」というたった一言の中にいろいろな意味を感じることができます。ドラえもんを待っている子供たちに応え続けたいが、それがかなわくなった時には最後に報告と感謝の気持ちを伝えたいと思っていたとしても不思議ではありません。

ドラえもん「行かなきゃ」は死を予期して作られた可能性

藤子F先生は亡くなる10年も前からガンなどで体調を崩していました。少しずつ体が弱っていくのを感じて自分の死を予感していたとすれば、ファンにメッセージを残し、最後に放送して欲しいと考えたのではないでしょうか。それを親密な関係者にお願いして極秘に制作していたという可能性はあります。

ドラえもん「行かなきゃ」の真相は?

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さまざまな想像をかきたてるこの「行かなきゃ」の回ですが実際のところはどうなのでしょうか。これだけ話題になっているなら今どきネット検索で動画の一つも見つけられるのではないかと思われます。

ドラえもん「行かなきゃ」の動画は残っていない

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ところがこれだけ話題になっているにもかかわらず、放送回の動画は見つからないのです。個人で噂を元に再構成した動画は見つけることはできますが、本当のオリジナル動画は今のところ存在しません。放送局からも出てきませんので本当にないようです。なければ検証もできません。

ドラえもん「行かなきゃ」を見た人多数

証拠がないならやっぱりウソなのでは?と思う人も多いでしょう。ところがそう簡単には決めつけられません。かなり大勢の人たちが「見た」と証言しているのです。元をたどれば証言は一つという可能性もありますが、これについては同時期にいろいろな人が見たと言っているのです。

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