更に、同じ要領でもう一度ループと本線を巻きます。これで合計3つのループができます。
最強結びの手順④
そして、作った3つのループの下から端糸を通します。
最強結びの手順⑤
端糸をゆっくり引き締めると、2つの小さいループが締まります。このとき注意したいのは、ゆっくり締めるという点です。
最強結びの手順⑥
最後に、本線を引いて締めこんでいきます。締める途中で形が崩れますが、気にせずに引き続けると、きちんと締まります。最後にあまった端糸を切り、完成です。
釣り針の結び方②漁師結び
漁師結びの結び方の動画のご紹介でした。紳士な方が丁寧にゆっくりと、動作と言葉で説明してくれています。糸と手元がはっきりと映し出され、とても分かり易い動画です。続きまして、漁師結びの特徴をご紹介します。
漁師結びの特徴
漁師結びの特徴・魅力・難点・向く釣り を順にご説明します。漁師結びは名前のごとく、漁師が漁をするときによく使われ、また、プロも愛用しているというくらいですから、期待通りの強度は抜群です。
漁師結びの特徴①<特徴・魅力>
やり方の手順は初心者にも簡単にマスターできるほど簡単で、その上とても強度があります。結束強度は75%程度と言われます。簡単なので、覚えればその作業は速いです。糸がほどけにくく、結果的に糸のロスが少なく、経済的に使える可能性が高いです。
漁師結びの特徴②<難易度>
丁寧に結ばないと、糸ヨレが起こり、結果的に強度が下がります。そしてきれいに結ぶのが初心者にはまた難しいのです。針自体と糸の結び目との接地点が少なく、針と糸が直線になりにくいです。
また、動画や図の仕上がりにように、一点にかなり支点が集中しているため、瞬発的に大きな力が加わりすぎると、切れることもありますので、こういう点を踏まえ、特に初心者は練習を重ね念には念を、丁寧にまきたいところです。
漁師結びの特徴③<向く釣りの種類>
太めのフロロカーボンハリスとの相性が良いといわれています。これまでの特徴から、マダイやイサキ、ヘダイなどの魚が釣りやすそうです。
漁師結びの結び方の手順
漁師結びの結び方の手順を図解とともに、ご紹介しますので、ご参考にしてください。
漁師結びの手順①
釣り糸の先端を釣り針の輪状の金具に通し、図のように輪っかを作った後もう一度くぐらせ一周の円にします。
漁師結びの手順②
さらにもう一回釣り針の輪に通し糸を輪っかにし、図のような二重の円の状態に保ちます。このとき、端糸は奥側でなく手前側に来るようにしましょう。
漁師結びの手順③
ラインの先端を外側・下側から、内側へ向かって輪っかをくぐらせ、更に内から外へ向かって端糸を輪から外へ出し、ぐるぐると巻きつけます。
漁師結びの手順④
2~3回ほど③を繰り返し、釣り糸の先端と本線の両方をゆっくり締め込んでいきます。