釣り針の結び方をご紹介!漁師結びや最強結びの手順も!

釣り針を正しく結ぶことは魚を釣るうえで重要な点と言えます。釣り針や釣り方は数多くありますが、それに応じて結び方を変えていく必要があります。この記事では漁師結びや最強結びなど、釣り針の結び方をわかりやすく図を用いて紹介します。

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アウトドアや自転車好きで、じっとしていられないクレイジーガールです。 同時に、気になるものは調べつくす研究HOLICです。
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釣り針を正しい結び方で結ぶ

Pexels / Pixabay

釣りをする上で重要なことのひとつに、釣り針の結び方が上位にあがってきます。釣る対象や状況等によって耐荷重、すなわち強度を考える必要があります。ここで間違えると、釣れるものも釣れない!というくらい重要な釣り針の結び方を順を追って丁寧にご説明します。

魚を釣り上げるためにも正しく結ぶことは重要

なぜ釣り針を正しい結び方で結ぶ必要があるのか、正しく結ぶことによって得られるメリット、逆に正しく結ばない場合のデメリットについて、ポイントを大きく3つに分けて分かり易く説明します。

何はもとより強度

魚に糸を切られずキャッチするのが目的のひとつですが、釣り糸は、結ぶことにより熱や摩擦等により強度が低下します。釣り針としっかり結束させる必要があるのは言うまでもありませんが、ライン(道糸)との結束においても太さや材質との兼ね合いで結束するときには多かれ少なかれ相性があります。それらを少しでも和らげ、強度を増すために、きちんとした結び方で結ぶ必要があるのです。

摩擦熱を和らげる.

強度を求め、複雑に強く結びたくなりますが、複雑が故に、糸同士が擦れて摩擦熱が起こり、それによりまた強度に影響します。口に含んでから結んだり、急に強く締めたりせぬよう気をつけましょう。

釣果に影響

結果として、釣果に影響します。つまり、最適な結び方ができていると、釣果は期待以上になるかもしれないということです。是非、釣りをこれから始めるという方は、何よりまずは情報収集をし、針や糸を買う前に、結び方や向き不向き・用途を考えてから購入したいところです。

釣り針の結び方をご紹介

それでは、ここから結び方を順に、最強結び・漁師結び・内掛け結び・外掛け結び と、ご紹介していきます。まずは、最強結びから順に進めていきますので、しっかり確認していきましょう。

釣り針の結び方①最強結び

最強結びの結び方の動画のご紹介でした。手元が大きくはっきりと映し出され、背景が黒色なので糸が見やすく説明もゆくっくりで初心者の方におすすめの動画です。続きまして、最強結びの特徴をご紹介します。

最強結びの特徴

最強結びの特徴・魅力・難点・向く釣り を順にご説明します。名前の通りで、期待を裏切らない最強結び、詳しく見ていきましょう。

最強結びの特徴①<特徴・魅力>

主に、太い釣り糸で、輪状のものに通すのに向いています。最強と言われるだけあり、実際釣り人の間でも最強説が濃厚です。結束強度は90%と言われています。動画を見ながら一度やってみてください。初心者でも結び方がとても簡単です。強度もあり、簡単とは最高です。

しかしながら、釣り糸の先端を輪に通すとき、もし誤った方向へ糸が進んでいたとしても、さらっと解けてしまいますので簡単に誤りを発見できます。

最強結びの特徴②<難易度>

勢い良く結び目をしめると、摩擦熱で強度が下がってしまうことがあるので、ゆっくり丁寧にします。しめるときに、口に含んだり水をつけるなどし、摩擦による劣化を防ぎます。できたところで、手で引っ張って強度を確認しましょう。テストするときは、弱く引っ張ると強度テストになりませんし、強すぎると釣り糸の結び目が劣化するかもしれませんので、ほど良い加減で引っ張りましょう。初心者でも簡単に結べて、少し練習するだけですぐにうまく結べるようになります。

最強結びの特徴③<向く釣りの種類>

イシダイの釣りで使っている人が比較的多く「イシダイ結び」とも呼ばれています。イシダイ・ヒラマサ などを、太い釣り糸で最強結びをすると実際強度が増します。

最強結びの結び方の手順

最強結びの結び方の手順を図解とともに、ご紹介しますので、ご参考にしてください。

最強結びの手順①

まず図のように、輪状の釣り針のサルカンに端糸を二回通し、ループを作ります。このループを少し大きめにしておくと、後の作業がやり易いです。糸がほどけないように、釣り針の糸が通った輪の部分を指でつまんでおきましょう。

最強結びの手順②

次に、釣り針の輪を抑えた手と反対の手で、上図のように端糸を向こう側から糸のループへと巻きます。

最強結びの手順③

更に、同じ要領でもう一度ループと本線を巻きます。これで合計3つのループができます。

最強結びの手順④

そして、作った3つのループの下から端糸を通します。

最強結びの手順⑤

端糸をゆっくり引き締めると、2つの小さいループが締まります。このとき注意したいのは、ゆっくり締めるという点です。

最強結びの手順⑥

最後に、本線を引いて締めこんでいきます。締める途中で形が崩れますが、気にせずに引き続けると、きちんと締まります。最後にあまった端糸を切り、完成です。

釣り針の結び方②漁師結び

漁師結びの結び方の動画のご紹介でした。紳士な方が丁寧にゆっくりと、動作と言葉で説明してくれています。糸と手元がはっきりと映し出され、とても分かり易い動画です。続きまして、漁師結びの特徴をご紹介します。

漁師結びの特徴

漁師結びの特徴・魅力・難点・向く釣り を順にご説明します。漁師結びは名前のごとく、漁師が漁をするときによく使われ、また、プロも愛用しているというくらいですから、期待通りの強度は抜群です。

漁師結びの特徴①<特徴・魅力>

やり方の手順は初心者にも簡単にマスターできるほど簡単で、その上とても強度があります。結束強度は75%程度と言われます。簡単なので、覚えればその作業は速いです。糸がほどけにくく、結果的に糸のロスが少なく、経済的に使える可能性が高いです。

漁師結びの特徴②<難易度>

丁寧に結ばないと、糸ヨレが起こり、結果的に強度が下がります。そしてきれいに結ぶのが初心者にはまた難しいのです。針自体と糸の結び目との接地点が少なく、針と糸が直線になりにくいです。

また、動画や図の仕上がりにように、一点にかなり支点が集中しているため、瞬発的に大きな力が加わりすぎると、切れることもありますので、こういう点を踏まえ、特に初心者は練習を重ね念には念を、丁寧にまきたいところです。

漁師結びの特徴③<向く釣りの種類>

太めのフロロカーボンハリスとの相性が良いといわれています。これまでの特徴から、マダイやイサキ、ヘダイなどの魚が釣りやすそうです。

漁師結びの結び方の手順

漁師結びの結び方の手順を図解とともに、ご紹介しますので、ご参考にしてください。

漁師結びの手順①

出典:GYONET

釣り糸の先端を釣り針の輪状の金具に通し、図のように輪っかを作った後もう一度くぐらせ一周の円にします。

漁師結びの手順②

出典:GYONET

さらにもう一回釣り針の輪に通し糸を輪っかにし、図のような二重の円の状態に保ちます。このとき、端糸は奥側でなく手前側に来るようにしましょう。

漁師結びの手順③

出典:GYONET

ラインの先端を外側・下側から、内側へ向かって輪っかをくぐらせ、更に内から外へ向かって端糸を輪から外へ出し、ぐるぐると巻きつけます。

漁師結びの手順④

出典:GYONET

2~3回ほど③を繰り返し、釣り糸の先端と本線の両方をゆっくり締め込んでいきます。

漁師結びの手順⑤

出典:GYONET

プライヤーなどを使い、結束部を湿らせさらにしっかりとさらに締め込んでいきます。締め込みが十分になされていることを確認しましょう。金具部分でライン同士が重なり、クロスしていると結束強度が落ちるので気をつけましょう。

漁師結び(完全結び)だけに重点を置いた記事はこちらです。

釣り針の結び方③内掛け結び

内掛け結びの結び方の動画のご紹介でした。手元が大きくはっきりと映し出され、背景が黒色なので糸が見やすく説明もゆくっくりで初心者の方におすすめの動画です。続きまして、内掛け結びの特徴をご紹介します。

内掛け結びの特徴

内掛け結びの特徴・魅力・難点・向く釣り を順にご説明します。

内掛け結びの特徴①<特徴・魅力>

日本での2大ノットの1つと言われ、針と糸との設置面積が広いので解け難く結束力が強いため、大物にも対応できる優れた結び方のひとつです。どの程度強いかというと、外掛け結びより格段に強いと言われています。

内掛け結びの特徴②<難易度>

内掛け結びはやや結び難い部類に入りますが、比べるなら外掛け結びより結びにくいと言われます。初心者には慣れが必要ですが何回か練習すればできるようになりますので、トライしてみましょう。

内掛け結びの特徴③<向く釣りの種類>

特徴から、大物に非常に向いているため、タイなどの大きめの釣りでは是非、この内掛け結びをトライしてみてはいかがでしょうか。

内掛け結びの結び方の手順

内掛け結びの結び方の手順を図解とともに、ご紹介しますので、ご参考にしてください。

内掛け結びの手順①

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