キスの持っている習性の一つで「群れで行動」する特徴があります。その習性の影響で、ハリに1匹でもアタリがあると、群れでいる付近の魚が次々と釣りあがります。夏が過ぎ、秋口にもなれば産卵するために浅い場所に移動して来るのです。そうとなれば水深1mの所でも、一度に20匹以上も釣れる時があります。
キス釣りの仕掛けは簡単
ちょい投げ釣りには専用タックルは不要
投げ釣りで遠投するためには、キス釣り用の投げ竿及びスピニングリールがベストマッチングですが、ちょい投げ釣りには専用タックルがなくても問題ありません。竿は魚が掛かったときの反応がわかる竿先の柔らかめの投げ竿や、シーバス用のロッドなどが使いやすいでしょう。
キス釣りの仕掛けは
キス釣りの仕掛けは、オモリに合わせた投げ竿を使い、投げ竿専用のスピニングリールを組み合わせ、ミチイトにはチカライト(テーパーライン)を付けます。ハリは3本バリを使うのが普通です。ハリが3本あることで、キスのアタリの可能性は高くなります。この仕掛けは完成品が販売されているのでそれを使うのがいいです。
キス釣りに使う餌は
キス釣りに使うエサは一般的に「ジャリメ」と「アオイソメ」と呼ばれるイソメ類です。餌をハリにつける場合に肝心なポイントは餌を刺す具合です。つまり、キャスティングを行って遠くまで仕掛けを投げようとする場合は、餌がちぎれないように短めに刺して行います。
キス釣りは疑似餌でも釣れる
キス釣りの餌は先ほど挙げたジャリメやイソメですが、この餌が手に入らない場合や匂いがダメで触ることができない場合は、疑似餌でも対応できます。キス釣りに使う疑似餌とは、生き餌によく似たワームを使います。ワームなら手が汚れたり、匂いが手についたり、何度も餌を付け替えることがなく、苦手な人にも安心して使えます。
キス釣り以外ちょい投げ釣りで狙える魚
ちょい投げ釣りではこんな魚が
堤防や砂浜などでチョイ投げ釣りをして釣れる魚はいろいろあります。代表的なキスを初めカレイ、ハゼ、アイナメ、ベラ、フッコ、カワハギ、メゴチ、アナゴやカサゴなど、ちょい投げ釣りは「何が釣れるかわからない」というドキドキ感がたまらない釣りです。目的の魚の釣りを行う場合は、時期と場所を選んで出かけることで狙った魚に出会います。