8の字結びの結び方 | 釣り人なら覚えておきたい便利な結び方

強度とすぐに結べる簡単さがウリです。PEラインも使える結び方です。手早く結ぶことができるので、冬釣りなどの寒い時にさっと結びたいときに重宝します。用途は投げ釣り用の仕掛け~ショックリーダーの接続にも使われています。

3重8の字結び(トリプルエイトノット)の結び方の手順

①あらかじめ必要な長さにリーダーをカットする。(ロッドの先からリールシートまでの長さが最適)
②PE(先端から約15cmの位置)とリーダー(先端)を指先に挟みます。
③2本のラインを合わせて輪をつくり、人差し指を入れ3回転する。
④人差し指が入った輪にそのまま親指も入れて、リーダーとPEを持ち、引っ張り出す。
⑧左手はラインをそのまま持ったまま放さず締め込み、余ったラインをカットする。
※結びコブの段差を小さくする場合は、カットする前にハーフヒッチをすれば段差がなくなります。
(引用:Ocean Ruler

8の字結びの名前の由来

釣り糸で8の字結びをしても糸が細いのでわかりにくい

名前の由来はすごく単純ではありますが、結んだ形が数字の8に似ているところからきています。登山で使うような太いロープなどで8の字結びをすると、8の字になっているのがよく分かると思います。

他にはどんな結び方があるの?

8の字結び以外の他の結び方はたくさんある

サージェンスノット、電車結び、ブラットノット、SFノット、オルブライトノット、ストロングノット、クリンチノットなどがあります。8の字結びより作り方が複雑ですが、結び方を一部紹介します。

電車結びの作り方

手順1
・結びたい糸同士を、反対向きに並べる。
手順2
・片方の糸をくるんと画像のように1回転し、輪を1つ作る。
手順3
・輪の中を3周くらいクルクルと巻いていく。(強度を増したいときは巻く回数を増やす)
手順4
・糸の両端を引っ張りゆっくりと締めこんでいきます。(画像のピンクの糸のみ。青を引くと抜けてしまいます)
※ここまでの片方だけ締めこんだ状態がヘラブナ釣りで使用する「トンボ」になります。
手順5
・もう片方の糸も同じ手順で巻き、ゆっくりと締めこみます。
手順6
・両方の糸(糸が長い方)をゆっくりと引いていく。
手順7
・2つの結び目がくっついたらゆっくりと引っ張り、締めこまれたら余分な糸をカットして完成。
(引用:釣り好きの釣り下手

ブラッドノットの作り方

アメリカ結びとも呼ばれ、結び目が卵形になるのが特徴で、結び目が小さいです。投げ釣りの力糸などによく使われています。太さが極端に違う糸同士を結ぶと抜け落ちたりしやすいです。また滑りやすいPE糸も向きません。

  1. ラインをX字にクロスさせる。
  2. Xを押さえたまま片方のラインをもう片方に4〜5回巻きつける。
  3. 巻きつけた後、Xの反対側へ通して固定しておく。
  4. 逆のラインでもう片方のラインに4〜5回巻きつける。
  5. 3で固定したラインと反対方向からラインを通す。
  6. ライン同士が重ならないように、ゆっくり結び目を締める。
  7. 余ったラインを切って完成。

8の字結びは広く使えるけれど最強の結び方は何結び?

8の字結びは強度の安定度や使える場面の多さはかなりのもの

そんな8の字結び以外に、強度の面で最強と呼ばれている結び方があります。サルカンの結び方にはなりますが、そこまで難しくはないのに、あまり知られていません。それはどんな結び方なのでしょうか?

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