「やばたにえん」とは?意味や元ネタ、使い方まとめ!派生語も紹介!

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テスト前なのに全然勉強する気が起きず、だらだらとテレビを見たり、ゲームをしたりしてしまい、気づいたらテスト前日になっていました。そんな時に友達に「明日のテストやばたにえん」と言えば、勉強してないアピールができます。

「このケーキやばたにえん」

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食べ物の感想を言う時にも「やばたにえん」と言えます。例えばケーキが美味しかった時、美味しそうな時、上手に作れた時などに使えます。また逆に不味かった時、不味そうな時、失敗作ができた時にも使えます。

「昨日やばたにえんだった」

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「昨日やばたにえんだった」と言えば話の種となって話が弾む良いきっかけに使えるかもしれません。「昨日やばかったんだよね」と言うよりも深刻さが抑えられるので、無用な心配をさせる必要がなくなります。日常の中で起った重要度の低い事件を紹介するのにうってつけです。

「彼はやばたにえんだ」

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例えばサッカーをやっていて、たったひとりで相手プレーヤーをドリブルで抜いていき、見事シュートを決めた選手がいたとしましょう、そんな彼のことを指して「彼はやばたにえんだ」と言うことができます。

 

やばたにえんから派生した言葉

響きの良さから流行した「やばたにえん」ですが、そこから派生した言葉が他にもいくつかあります。「やばたん」から「やばたにえん」が生まれたように、「〜たん」で終わる言葉を「〜たにえん」とすることでいろいろな形に変化しました。

「わろたにえん」「つらたにえん」「きゃわたにえん」

もともと「笑った」と言う意味で使われていた「わろたん」は「わろたにえん」に、「つらい」という意味で使われていた「つらたん」は「つらたにえん」に、「かわいい」と言う意味で使われていた「きゃわたん」は「きゃわたにえん」に派生しました。

やばたにえんが永谷園の株価に影響を与えた?

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真偽は不明だが、「永谷園がなんか大変なことになっててやばい」という意味だと投資家が勘違いして株価が下がったという噂があります。それとは逆に永谷園のお茶漬けの売り上げが伸び、株価が上がったという噂もあります。

やばたにえんに対抗する言葉?

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「やばたにえん」が流行するにつれて、それに対抗するようなダジャレ言葉が現れ始めました。こういった言葉遊びの中で次の流行語が生まれるかもしれません。それらの言葉について紹介していきます。

「了解道中膝栗毛」

「了解道中膝栗毛」の元ネタは十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」です。これと「了解」を足して作られたのが「了解道中膝栗毛」です。「了解道中膝栗毛」と声に出して読むとわかりますが、語感がとても良いです。その語呂の良さから「やばたにえん」のように流行するかもしれません。

「了解道中膝栗毛」はさすがに長すぎるため、「栗毛」と省略されることもあります。最早、「了解」の面影が残っていないですが、その点も含めて面白さがあり、親しまれています。

他にもたくさんのダジャレ言葉が

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流行の兆しがあるパワーワードは「了解道中膝栗毛」の他にも、「さすがだ」の意味で使われる「サスガダファミリア」や、「意味がわからん」の意味で使われる「江戸川意味がわか乱歩」などがあります。

日本人が言葉遊びが好きな理由

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「やばたにえん」や「了解道中膝栗毛」のような言葉遊びがなぜ流行るのでしょうか。「やばい」や「了解」のように短く言うこともできるのに、わざわざ文字数を増やしてまで使う意味がなにかあるのでしょうか。そこには日本語の構造や古くから存在する日本人の心性が関わっているのかもしれません。

日本語の構造

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日本語には「石」と「意思」、「押す」と「雄」のように意味が全然違うのに、音が一致するという言葉が非常に多いため、音の一致を利用して違う漢字をあてようという言葉遊びの発想が生まれやすいという性質があります。

また、パソコンやスマートフォンなどで日本語を入力する時には、ひらがなやローマ字などを打ってから漢字などに「変換」する必要があり、その過程で同音異字の書き換えが起こりやすいです。この「変換」によって現代の日本ではダジャレのような言葉遊びが生み出されやすくなっているのです。

日本人の心性

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日本人は言葉から滲み出てくるニュアンスにこだわりを感じる性質を持っています。日本語の言葉遊びの歴史は古く、現存する最古の和歌集である「万葉集」の歌にもいくつかの言葉遊びが使われています。また、現代では文面だけじゃ伝わらない微妙な情緒を表現しようと、絵文字という文化も作り出しました。

本格謎解きゲーム「やばたにえん」

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若者の間で流行っている言葉の「やばたにえん」ですが、なんとiPhone、Andoroid向けのスマホゲームにまでなっています。「やばたにえんちゃん」のように危機に陥った女の子たちを救出することが目的のゲームになっています。

残酷な罠に囚われた女の子たちをめぐる救出劇

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「やばたにえんちゃん」のように絶望的な状況に陥ってしまった女の子たちを助け、そんな状況になってしまった事件の真相を探る、本格謎解きゲームになっています。また、プレイヤーの行動次第でエンディングが変化するマルチエンディングを採用しており、作り込みがしっかりている評価の高いゲームとなっています。

他に流行しているギャル語は?

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一昔前から、その独特の言い回しから、たびたび話題に上がるギャル語ですが、最近のものはSNSやネット掲示板でのやりとりが発祥となって生まれるものが多いです。ここではそんな「やばたにえん」以外のギャル語をいくつか紹介していきます。

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「草」はギャルだけではなく一般的な若者の間でも定着している言葉です。笑いのニュアンスを含む「(笑)」という表現が省略されて「w」になり、この「w」が生い茂る草に見えることから「草」に「笑った」というような意味がつけられました。

ただ「草」とだけ言っても「笑った」という意味になり、ネット上では笑いの度合いを「w」の個数で表す傾向があるので、「大爆笑」という意味で「大草原」という言い方もします。また、「笑える」を「草生える」などと言ったりもします。

エモい

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「エモい」は英語の「emotion」からできた言葉で、「ノスタルジー」や「趣がある」のような意味で使われます。「なんとなくだが、どこかすごいような気がする」といった曖昧な感じのニュアンスを持っています。

マジ卍(まじまんじ)

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「マジ卍」も女子高生を中心とした若者に使われている言葉です。由来ははっきりしていませんが、「マジ」との相性の良さから自然発生したとするものが有力です。意味は”使い勝手の良い”「やばい」に近く、「(絆が)強い」、「(力が)強い」、「かわいい」、「だるい」などポジティブからネガティヴまで色んな場面で使えます。

「やばたにえん」を使ってみよう!

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ここまで紹介してきた「やばたにえん」、女子高生が使う言葉というイメージがありますが、「やばたにえん」には空気を和ませる効果もあります。使ってみると意外と言いやすく、使いやすいので、あまり深く考えずにぜひ使ってみましょう。

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