「だがそれがいい」とは?元ネタの「花の慶次」やAAなど紹介!

利家は自由奔放な傾奇者の慶次を嫌っており、失脚させたいという思いから今回の鎧を警護させる目的も警護中に刺客を送り鎧に傷を付けさせ追い込もうという計画でした。しかし、慶次はその計画を読み切っており差し向けられた刺客をなんなく撃退し、利家の計画はあえなく失敗します。

織田信長の甲冑を壊してしまった村井若水が切腹を命じられる

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利家の計画を阻止したその翌日、慶次に勧められ酒を飲んでしまった若水は、ずっと憧れだった信長の甲冑を前に我慢できず着てしまい、まるで信長になったつもりで雄叫びをあげてしまいます。その若水の雄叫びを偶然聞きつけてしまった利家は、前田家の家宝である大切な鎧を着てハシャいでいる若水を見つけてしまい、怒り狂いながら怒鳴りつけます。

その怒鳴り声に動揺した若水は、酔っていることもあり足元がふらつき後ろに転倒してしまい、鎧の一部(兜の装飾)を壊してしまいます。さらに激怒した利家はその責任を負って切腹しろと命じるのであります。

甲冑を真っ二つにした前田慶次!若水に「きたねえツラ」と発言

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切腹当日、若水を囲むように利家とその他の前田家家臣たちに見守られる形で切腹が始まろうとしていました。無念さや不憫さが充満するその会場内に、いくさ装束となった慶次がさっそうとその場に現れ、「殿の大事な甲冑を壊した奴いると聞いて成敗にまいった」と一言。

周囲の人たちは、介錯役にでも来たのかと思い様子を見ていたのだが、そんな周囲の人たちを横目に若水の前を通り過ぎ「殿。ここはこの前田慶次におまかせあれ」と言いながら、手に持っていた武器を振り下ろし甲冑を一刀両断!いきなりの出来事に周囲の人たちは唖然としてしまいます。そこで慶次が一言「みてみよ!若水殿の顔(ツラ)を!戦場で傷だらけになったきたねえツラだ」と言い放ちます。

その後に「だがそれがいい」と述べて若水を切腹の危機から救う

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颯爽と現れ鎧を両断した挙句、若水を馬鹿にするとは何事だ!と周りの家臣たちは怒り狂います。いくさ人にとって傷は勲章で漢としての誇りであると思っているので黙っていられるはずもありません。怒号が飛び交う中、慶次は表情を明るくしさらに言い放ちます。

だがそれがいい。その傷がいい!その傷ついたツラこそが忠義と言う名の甲冑ぞ!』若水という武人こそが殿の甲冑ではないのかと慶次が皆に諭し、その場にいた者たちは心を打たれ喝采を送ります。慶次の事が嫌いであった利家も、ここで若水を許さなければ立場が無いと感じ、切腹の命を取りやめ若水は事無きを得たのです。

「だがそれがいい」の使い方や例文について紹介

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この言葉が実際にネットやSNSで使用されているケースや例文などを紹介していきます。「だがそれがいい」の正しい使い方を学び、どんなネガティブな事柄であっても褒めてポジティブにしてしまいましょう。

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