川奈毅(川名毅)の現在は?関東連合元リーダーの生い立ちや事件、芸能界との繋がり

覚せい剤の恐ろしい点は、中毒が進むと錯乱・幻覚の症状から障害や殺人の犯罪を犯すケースがあること、また30グラム以上の覚せい剤を一度に摂取することを2ヶ月以上継続すると慢性中毒に陥りやすいこと、さらに使用を中止しても回復が遅く無気力や落ち着きのない状態が長く続くために、多くの人が覚せい剤の再使用に陥りやすい点があります。

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平成29年の検挙数は10284人で大麻の約3倍ほどもあり、日本国内で今最も蔓延している違法薬物と言えます。平成24年では12000人ほどでしたので、覚せい剤に限れば検挙者は微減しています。

覚せい剤取締法違反で逮捕された芸能人

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日本全国で最も検挙数が多い違法薬物である覚せい剤は、芸能界でも逮捕されている人が多い薬物です。酒井法子や小向美奈子が逮捕された年は、この後に紹介する押尾学が逮捕されたのと同じ2009年です。

酒井法子

2009年、女優の酒井法子が夫と共に覚せい剤所持・使用の覚せい剤取締法違反で逮捕されました。この事件は社会的に報道が過熱し、世間の注目が大きく集まりました。酒井法子は覚せい剤の所持使用共に罪を認め、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を受けています。

小向美奈子

2009年、AV女優である小向美奈子が覚せい剤所持の罪で逮捕されました。所持量は極微量でしたが、尿検査で陽性反応が検出し、覚せい剤の使用を認める供述をしたため、使用の罪で追送検されました。更に彼女は、2015年に再び覚せい剤の所持・使用の罪で逮捕されています。

赤坂晃(光GENJI)

2007年、光GENJIの赤坂晃が覚せい剤を所持していたとして東池袋の路上で逮捕され、翌日付でジャニーズ事務所を解雇されています。更に赤坂晃は、執行猶予中の2009年に都内ホテルで覚せい剤を使用していたとして逮捕され、懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けています。

西川隆宏(元DREAMS COME TRUE)

2002年に実兄の妻に暴行して逮捕。暴行の件は不起訴で終わりましたが、この拘留中に尿検査で覚せい剤の陽性反応が認められ、覚せい剤使用の罪で逮捕されました。2006年にも再度所持・使用の罪で逮捕され、懲役1年6ヶ月の判決が下っています。

大森隆志(元サザンオールスターズ)

2006年、大森隆志(元サザンオールスターズ)が、覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反(共に所持)で妻と共に逮捕されました。懲役2年6ヶ月、執行猶予4年の判決が下っています。

2001年にサザンオールスターズを脱退した後の逮捕でしたが、その後、サザンオールスターズの過去が語られるような場面では、大森隆志の名前や姿が登場しないように編集される機会が増え、最初からいなかったかのような扱いがなされています。

違法薬物の使用率

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芸能人の誰が違法薬物を使用して逮捕、というニュースは今もたびたび目にします。しかし、現在の日本の違法薬物の生涯経験率(1度でも違法薬物を経験した人の割合)は大麻で1.4%、覚せい剤で0.5%となっており、検挙者数とは比例していません。

ただこの数字は欧米諸国と比べるととても低く、アメリカの生涯使用率を見ると大麻では44.2%、覚せい剤は4.9%となっています。他のヨーロッパの国々と比較してもとても低い水準となっており、日本は薬物に関していえば、世界でも指折りの安全な国と言えます。

川奈毅(川名毅)が関与している事件①押尾学事件

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川奈毅(川名毅)の関与が噂されている大きな事件の一つに、「押尾学事件」があります。人気俳優が薬物使用と女性死亡で逮捕、というセンセーショナルなこの事件で使われた合成麻薬「MDMA」は、川奈毅(川名毅)が用意したと言われています。

人気俳優だった押尾学が薬物使用で逮捕

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押尾学は、ドラマ「クニミツの政」や「ダブルスコア」で主演を務めたことで有名になった人気俳優で、また、ロックバンドアーティスト「LIV」のボーカルとしても活動していました。

事件は2009年、合成麻薬MDMAを愛人であったホステスの女性と共に服用。その直後、女性が薬物の過剰摂取状態になり容体急変して全裸のまま死亡し、押尾学はその女性の急変に際して119番通報しなかったことなどから、「麻薬取締法違反」と「保護責任者遺棄致死罪」両方の罪で逮捕されました。

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この事件は、センセーショナルなスキャンダラスさと、いざ目の前で愛人が急変した時に押尾学が取った行動(証拠隠滅を図り、死人に罪をなすりつけようとした悪質性)が話題となり、世間を騒がせました。

最終的に、押尾学には2年6ヶ月の実刑判決が下りました。またこの事件は当時始まったばかりだった裁判員裁判が適用されており、公判での押尾学の言動、また当時の私生活や事件当日の状態がくまなく報道され、報道は過熱を極めました。

川奈毅(川名毅)は押尾学を芸能界に紹介した張本人

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押尾学は少年時代に非行グループでヤンチャをしており、その非行グループのバックについていたのが関東連合で、若い時から川奈毅(川名毅)と知り合いだったのでは言われています。

また、その後に川奈毅(川名毅)が芸能界に太いパイプを持つようになり、押尾学を芸能界に入れたり薬物を斡旋していたのも川奈毅(川名毅)ではないか、と噂されています。

MDMAとは

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MDMAとは、メチレンジオキシメタンフェタミンと呼ばれる化合物で、「愛の薬」等と呼ばれて違法に売買されています。アメリカでは心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対して効果が認められるとして臨床試験が進められていますが、日本では素人が所持・使用することは違法になります。

MDMAを経口で摂取すると、脳内からセロトニンが過剰に分泌されて多幸感と他者への共感力が増し、また性格が開放的になる、感情の起伏が大きくなる等の効果があり、セックスドラッグとして使用されています。

街角で違法に売られるMDMAはその含有量に差がある場合が多く、本人の意図しないところで過剰摂取に陥る可能性があり、そうすると重篤な状態もしくは死亡することがある危険な薬ですが、手軽に楽しめるセックスドラッグとしてパートナーから使用を持ちかけられるケースも多く、世界中で乱用されています。

逮捕後の押尾学

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2009年の事件後、3年間の裁判を経て2012年に収監。2014年の12月に仮釈放されて「フライデー」に取材されると、「芸能界への未練は全く無い」と語りました。その後2016年にLIVのライブに出演したことが、現時点では押尾学の最後の芸能活動となっています。

フライデーによる取材時点では輸入ビジネスに手を出し、芸能活動をしていた時より稼いでいると公言しています。しかし、押尾学の逮捕により離婚と事実上の芸能界からの引退を余儀なくされ、失業危機に陥った元妻の矢田亜希子や、事件の被害者女性の遺族から民事訴訟を起こされる可能性もあり、刑期を終えたからと言ってすべての罪を償えたというわけではなさそうです。

川奈毅(川名毅)が関与している事件②朝青龍暴行事件

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朝青龍暴行事件とは、2010年の初場所中に朝青龍が泥酔して一般男性を暴行。傷害の疑いで警視庁に書類送検され、一連の問題の責任を取る形で大相撲を現役引退することとなった事件です。この暴行の被害者が川奈毅(川名毅)でした。

川奈毅(川名毅)が泥酔状態の朝青龍に暴行される

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2010年の1月、川奈毅(川名毅)が支配人を務めるクラブでお酒を飲んでいた朝青龍は、泥酔して女性客に執拗に絡みました。その様子が目に余るものだったため、川奈毅(川名毅)が声を掛けて咎めたものの、態度を改めない朝青龍に店への出入り禁止を通達。

すると朝青龍が逆上して川奈毅(川名毅)を車内に拉致して暴行したため、川奈毅(川名毅)が被害者として警察に届け出て事件が明るみになりました。このとき川奈毅(川名毅)は鼻骨骨折の大怪我を負ったとされていますが、詳細は不明です。

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朝青龍は、一連の暴行事件の責任を取る形で大相撲の現役を引退。突然の引退報道となったため、号外新聞が出たりニュース番組で突如特集が組まれる等、世間に衝撃を与えました。

川奈毅(川名毅)は被害者として示談金を受け取った

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川奈毅(川名毅)は、一連の事件の示談金として朝青龍から1500万円を受け取りました。このお金は川奈毅(川名毅)が被害者として受け取ったものですが、示談に持ち込むまでに世話してくれた人々やクラブ「フィリア」の関係者に一銭も払わずに独り占めしようとして、仲間内から猛反発を喰らったと言われています。

ほとぼりが冷めるまで台湾に潜伏していたとも言われており、川奈毅(川名毅)の外国人を相手にしたコミュニケーション能力はこの時も発揮されたようです。

朝青龍引退の決め手

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この事件は当初、朝青龍が暴行したのは自身のマネージャーだったと報道されていました。相撲協会もその言葉を信じ、厳重注意で片が付くはずでした。

しかし事件から12日後、場所が終わった後になって実は被害者男性が一般人(川奈毅(川名毅))であることが判明して事態が急転します。朝青龍が被害者男性を故意に偽ったのか、泥酔のため認識不足だったのかは定かではありませんが、相撲協会としては「罪を偽ろうとした」朝青龍の姿勢を重く受け止め、「引退勧告書」を出して事実上の引退命令となりました。

川奈毅(川名毅)が闇社会の住人であるため、示談では朝青龍もその筋の人を呼んだという話や、実は殴っていなくて川奈毅(川名毅)が診断書を偽造した等、様々な憶測が飛び交って世間を騒がせました。しかし、朝青龍は引退後に祖国モンゴルに帰国してからも飲酒による自損事故や暴行事件を数度引き起こしており、酔うと手が出る性格であるのは間違いなさそうです。

川奈毅(川名毅)が関与している事件③スーパーフリー事件

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川奈毅(川名毅)は、2003年に発覚した、大学生サークルによる組織的な輪姦事件である「スーパーフリー事件」に関与していると言われています。この事件はその残虐さとあまりに組織的な手口から社会的にも大きな話題となりました。

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