チニングとは
チニングとは、チヌやキチヌを釣ることです。チヌとはクロダイの別名で、西日本では昔からクロダイをチヌと呼んでいます。つまり、チニング=クロダイ釣りということになります。チニングにはいろんな漁法があり、ポッパーやペンシル等を使用する「トップチニング」、シャコの動きを再現したルアーを使用する「Mリグ」などがあります。
チニングに最適な時期(シーズン)・時間帯・釣り場
チニングに最適な時期
チニングに最適な時期は夏と言われています。その理由は、夏はチヌが餌となる小魚を追い回すので、小魚に似せたルアーに対する反応がとても良いからです。チヌは冬を除いて年中釣ることができますが、夏と比べると釣りにくいです。ですので、夏以外でチニングをする場合はワームを使うことをお勧めします。
チニングに最適な時間帯
チニングに最適な時間帯は夜と言われています。その理由は、チヌは警戒心が強く夜の方が動き回り、水深50cm辺りの浅瀬にも寄って来るからです。昼はチヌが物陰に隠れてしまうので、昼に楽しみたい場合は早めの巻きを意識しましょう。
チニングに最適な釣り場
チニングに最適な釣り場は磯やテトラポットが多い場所などの汽水域と言われています。その理由は、チヌは汽水を好む魚であり、チヌの餌となるイソメやフナムシが多いからです。釣れる地域としては、日本中どこでもあります。
ワームとは
ソフトルアーの一つで、ゴム素材やプラスチックでできた柔らかい素材で出来ています。イワイソメ・ミミズに似た細長いものやエビ・シャコに似た甲殻類、フナムシやスズムシに似た昆虫に似せた疑似餌です。
チニングワームの選び方
チヌのベイトを把握する
チヌはイガイのような貝類やエビやシャコのような甲殻類、イワイソメのような多毛類の他にも、撒かれたスイカやトウモロコシを食べるという、雑食系の魚です。なんでも食べる魚ではありますが、夏は小魚を追い回すといった、季節ごとに食べる物を選ぶ傾向があります。
ワームのサイズ
チヌの口は小さいため、1.5~2.0インチ程度のサイズの小型ワームを使用することを推奨しますが、小型ですと小さな個体ばかりが反応します。大きいチヌを獲りたいアングラーの方は、ちょっと大きめのを使用するのもいいでしょう。
ワームのカラー
基本は黒色や茶色といったナチュラル系が無難ですが、この色なら絶対釣れるという科学的な証明ががないので、オレンジ色や赤色といった自分好みの色を使ったり、時間帯や場所によって色を変えるのも選択の一つです。
ワームのニオイ
ワームには魚が集まるニオイがついているものがあります。釣りたいなら断然ニオイ付きがおすすめです。ニオイのないワームでは釣れない訳ではないので、アングラー自身の好みでニオイの有無を選ぶのもアリです。また、ワームにニオイをつける道具も存在します。
チニングで使われるワームの種類
甲殻類(グラブ)系
チヌは、岩礁に生息するエビや貝といった甲殻類を好んで食べています。そのため、釣具店ではチニング用としてお店で販売されています。使用の際には、壁際や岩がある場所に這わせると良いです。
虫(バグ)系
チヌはイワイソメやアオイソメといった多毛類にも食いついて来るので、細長い形の虫系ワームがおすすめです。また、チヌを誘うニオイ付きワームが多いため、多く釣ることも可能です。生き餌が苦手な方でも扱えます。
おすすめチニングワーム①定番のメーカー品
エコギア(ECOGEAR) ルアー チヌ職人 バグアンツ
ソフトルアーで有名なメーカー「エコギア」が出した、チヌやキビレに効果的な「チヌ職人」シリーズのワームです。チヌの視覚や嗅覚を刺激する設計となっており、熟練者も絶賛するワームの一つです。
おすすめチニングワーム②チニング専用甲殻類ワーム
Jackson(ジャクソン) ワーム ちぬころクロー
バス用ルアーを販売している「ジャクソン」が出した、チヌ専用に設計した「ちぬころクロー」シリーズのエビ型ワームです。食いつかせる為に全長1.7インチに抑え、根掛かりを軽減する設計となっています。
おすすめチニングワーム③評判高いカニ型ワーム
マルキュー(MARUKYU) パワークラブ
釣れるエサづくり一筋でおなじみ、マルキューが出した「パワークラブ」シリーズです。パワーイソメの素材を使用しているため、アングラー達の間で評判のワームです。たとえロストしても分解されるので、環境にもいいワームです。
おすすめチニングワーム④チニング界隈に大人気
スミス(SMITH LTD) ワーム アマジャコ
釣具の輸入・製造メーカー「スミス」が出した「アマジャコ」シリーズです。シャコを模倣しており、仕掛けのスピードをコントロールできるので、チヌにアピールすることができます。フローティング素材の「アマジャコ ハイフロート」もオススメです。