セーラームーンの最終回がトラウマ?仲間が全員死ぬ衝撃のラスト
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初代のアニメ版セーラームーン最終回(ファイナル章)に関して、全国から抗議が殺到したことを知っているでしょうか。
セーラームーン最終回(ファイナル章)に関して、共に戦った仲間や恋人が全員死ぬという衝撃のラストを迎えるトラウマ回になっています。
友情や愛を描いた子ども向け番組で仲間が次々と死んでいくのは、当時夢中になっていた子どもだけでなく、大人にとってもトラウマとして名高い回になり、全国から抗議が殺到する事態となってしまいました。
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過去に放送したセーラームーン最終回(ファイナル章)よりも前に、抗議はもとより放送禁止レベルのトラウマ最終回を放送したアニメもあります。詳しくはこちらをごらんください。
セーラームーンの最終回に登場するキャラクターを紹介
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セーラームーン最終回(ファイナル章)に登場するセーラー戦士や、トラウマの元になった敵キャラクターの紹介と、セーラームーン最終回(ファイナル章)での役割をそれぞれまとめました。
最終回登場キャラ①セーラームーン/月野うさぎ

お団子に長いツインテール、金髪が特徴の主人公です。月(ムーン)を守護に持ち、性格は、天真爛漫・泣き虫でドジですが、心優しく裏表がありません。
日常生活では、朝寝坊で遅刻をし、成績も悪いのに、廊下に立たされても早弁する一面も持っています。
セーラームーン最終回の役割は、目の前で仲間が一人ひとり命を落としていくのを目の前にして絶望しますが、みんなの命を無駄にしないために敵に果敢に挑みます。
最終回登場キャラ②セーラージュピター/木野まこと

高い身長と、ポニーテール、バラのピアスが特徴のキャラクターです。木星(ジュピター)を守護に持ち、一途でかなり惚れっぽく、人をすぐに信じてしまうところがあります。
料理が得意で、家庭科の成績だけ良いです。
セーラームーン最終回の役割は、1番初めに敵に挑み、翻弄されるセーラームーンを助け、敵と一緒に自爆してしまいます。
最終回登場キャラ③セーラーマーキュリー/水野亜美

青い髪にショートカットが特徴で、スピンオフの作品が出るほど男性から人気が高いキャラクターです。
水星(マーキュリー)を守護に持ち、IQ300と非常に頭が良く、常に冷静で頼りにされています。
セーラームーン最終回の役割は、1人で立ち向かったジュピターの悲惨な死をムダにできない、先に進まなければならないと、セーラームーンに促します。敵に戦闘要員ではないと見破られ、不意打ちで命を落とします。
最終回登場キャラ④セーラーマーズ/火野レイ

黒髪のストレートが特徴で、クールビューティーな面があります。そのため、うさぎと出会った頃は、あまりに能天気すぎて呆れていました。
火星(マーズ)を守護に持ち、実家が神社で、霊感や御札を使った戦いを得意とします。
セーラームーン最終回の役割は、最後まで残りますが、覚悟を決め敵に立ち向かいます。敵の一瞬の隙をついて、相手を道連れにしながら、全滅させます。
最終回登場キャラ⑤セーラーヴィーナス/愛野美奈子

うさぎと同じ金髪で、大きな赤いリボンを付けています。アイドルを目指していて、運動神経が抜群です。
明るくてとても元気な性格で、見た目やキャラがうさぎに似ていることから、影武者としての役割もあります。金星(ヴィーナス)を守護に持ち、光のワザで戦うのを得意とします。
セーラームーン最終回の役割は、一緒に戦った仲間が目の前で次々に死にゆくのを見ていたセーラームーンが深い悲しみにくれている間に、近づいてくる敵を察知し、身代わりとなり命つきます。
最終回登場キャラ⑥地場衛/タキシード仮面

ブラックをベースにシルクハット、タキシード、アイマスクという姿をしていて、うさぎの恋人が変装しています。セーラームーン最終回(ファイナル章)でももちろん登場します。
セーラームーン達がピンチの時に現れますが、敵と戦うのではなく、サポートをします。
セーラームーン最終回の役割は、セーラームーンを攻撃し我にかえったときはもう遅く、ダメージを受けながら死んでいきます。
最終回登場キャラ⑦敵役・DDガールズ
妖精のような姿をしていて、セーラームーンのメンバーを死に追い詰めた5人組です。その抗議を生むような卑劣な手段は、とても卑怯で、残忍だったため、見ている人の心を不快にさせ暗い気持ちにしてしまいました。
セーラームーン最終回の役割は、まさにトラウマの戦犯で、卑怯な手を使いセーラームーンたちと互角に闘います。セーラームーン戦士と恋人を全て全滅させ、セーラームーンを精神的にも追い詰めます。
セーラームーンの最終回(45話・46話)はどんな展開だった?
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トラウマ回であるセーラームーン最終回(ファイナル章)は、第45話と第46話の2部に分かれていて、仲間が一人ひとり命を落とし、恋人まで失ったセーラームーンが最後に消滅するまでを紹介します。
一人一人と命を落としていくセーラー戦士たち
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放送されたトラウマ回・セーラームーン最終回(ファイナル章)の第1部・第45話に関しては、敵ダークキングダムの本拠地に足を踏み入れます。そこでは、敵の卑劣な襲撃により仲間が次々と命を落としていきます。
トラウマ回・セーラームーン最終回(ファイナル章)の第2部・第46話は、セーラームーンの恋人である地場衛が洗脳され、セーラームーンを攻撃してしまいます。恋人も失い、一人だけになったセーラームーンも命を落とします。
ジュピターは敵を道連れに自爆して死ぬ

トラウマ回・セーラームーン最終回第45話冒頭において、敵地である北極点Dポイントにて、強敵・5人組のDDガールズがもうすでに待ちぶせて、セーラームーンがタキシード仮面の幻影に翻弄(ほんろう)されてしまいます。
これを見たジュピターが「シュプリームサンダー」という技で自爆し、自ら命を落とします。視聴者のトラウマのきっかけです。
敵の不意打ちで命を落とすマーキュリー

セーラームーン最終回(ファイナル章)において目の前でジュピターが自ら命を落とす展開に、マーキュリーが「今目の前で見た仲間の死を無駄にできない」と前に進もうとします。
ところが、マーキュリー背後からDDガールズが不意打ちをして、拘束され、力尽きてしまいます。
身代わりとなったヴィーナス
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セーラームーン最終回(ファイナル章)において一気に2人が次々と命を落としていく状況に悲しんでいるセーラームーンに、DDガールズが迫ります。
その危機を察知したヴィーナスが、セーラームーンを突き飛ばし、身代わりとなって地中へ引きずりこまれます。
マーズはDDガールズを全滅させ自滅
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セーラームーン最終回(ファイナル章)において仲間戦士が一人ひとり次々に死にいく中、セーラームーンは、もう仲間を失いたくないと、「行かないでほしい」と言います。
ですが、覚悟を決めたマーズは、勝利を確信したかのようにセーラームーンから離れていき、敵に襲撃されてしまい、ヴィーナスのように地中に引きずり込まれてしまいます。
洗脳された恋人がセーラームーンへと襲い掛かる
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セーラームーン最終回(ファイナル章)第2部において、最終決戦へ挑むセーラームーンの前に、洗脳された地場衛扮するプリンセスエンディミオンが、自分ではなく違う女とキスを交わす姿を目にします。
セーラームーンとの思い出の品であるオルゴールを目の前に差し出した瞬間、我に返りますが、セーラームーンが攻撃される状況に気づき、セーラームーンをかばい、命を落としてしまいます。
こちらもトラウマに追い討ちをかけます。
仲間の死を乗り越え敵を倒すも死亡するセーラームーン
セーラームーン最終回(ファイナル章)において仲間たちが死んでいく姿やみんなの想いがフラッシュバックし、セーラームーンは一人で戦う覚悟を決めます。
一緒に戦った仲間たちの魂と銀水晶と共に敵を撃破します。撃破するも、その引き換えに、セーラームーンも消滅してしまいました。
ラストは別の世界へと旅立ち仲間と再会する
セーラームーン最終回(ファイナル章)において仲間の魂と戦った際に、「みんなと普通の生活にもどりたい」という儚い願いを銀水晶に込めます。
その願いが届き、全員が別の世界へ行くという続編につながり、セーラームーン最終回(ファイナル章)第1部と第2部は波乱の幕を閉じます。
北米版では「死ぬ」ではなく「さらわれる」に改編された
アメリカ版のセーラームーン最終回では、戦死シーンは全カットされて、トラウマというよりDDガールズにさらわれるという内容に変更されています。
ちなみに、北米版セーラームーン最終回(ファイナル章)でバストが小さくなっていたり、同性愛ではなくいとこという設定変更され、性の表現に敏感なアメリカならではの規制もされています。
セーラームーンの最終回が放送された当時の反応とは?
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セーラームーン最終回(ファイナル章)に関して、衝撃的な展開を目の当たりにした子どもたちは、低年齢のため、転生=生き返ると説明しても、理解しずらくトラウマになりました。
ショッキングな内容に体調不良・登校拒否を訴える子供も
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セーラームーン最終回(ファイナル章)を見終えた子どもたちの中には、全員が死んでしまうというショッキングな展開に、テレビの前で泣き出したり、食事をとらなくなってしまった子どもが続出しました。
熱を出して寝込んでしまう子どももいて、学校に行けなくなるレベルの体調不良になってしまいました。
新聞局・放送局に親からの抗議が殺到!
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セーラームーン最終回(ファイナル章)を見て我が子が泣きわめき、体調不良になっているのを目にした大人たちが、新聞やテレビに抗議の電話だけでなく、抗議の手紙まで殺到しました。
放送当時はBPO(放送倫理・番組向上機構)がなかった
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セーラームーン最終回(ファイナル章)が放送された1997年は、BPO(放送倫理・番組向上機構)がなく、抗議の矛先がテレビ曲や新聞者になりました。
BPOが設立された2003年以降には、子どもと親の視点からみた内容になっていたため、セーラームーン最終回(ファイナル章)は特に抗議はなく審議にかけられることもありませんでした。
後に「セーラームーン無印ラストショック」と呼ばれるようになる
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セーラームーン最終回(ファイナル章)がテレビで放映された時、「セーラームーン無印ラストショック」という呼び方ではありませんでした。
~ショックと言われるのは最近の出来事なので、現在では衝撃的な展開に対してそう呼ばれています。
つまり「セーラームーン最終回(ファイナル章)」は「セーラームーン無印ラストショック」という意味です。
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テレビを見ていた子どもがショックを受けて、体調を崩したケースには、セーラームーン最終回(ファイナル章)の他にも、ポケモンショックと呼ばれるものもあります。
抗議があった「セーラームーン無印ラストショック(セーラームーン最終回(ファイナル章)」と、「ポケモンショック」との違う点はなんでしょうか。
ポケモンショックとは異なる現象
ポケモンショックとは、1997年に放送された『ポケットモンスター第38話でんのうせんしポリゴン』という作品内で、赤色と青色の点滅により、光過敏性発作を起こした子どもが多数いたという現象です。
この問題は、制作サイドが演出を過剰にしてしまう表現方法のミスであり、ストーリーの展開やキャラクター自体には問題はないとされているため、セーラームーン最終回(ファイナル章)とは区別されています。
ポケモンショックについては、セーラームーン最終回(ファイナル章)とは違い、抗議というよりも、病院に搬送されたことが話題になりました。
セーラームーンの最終回はなぜそんな展開になったのか
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セーラームーン最終回(ファイナル章)を盛り上げようと、脚本や演出が抗議が来るのを予想するどころか、視聴者を驚かせる展開を用意するのは、制作サイドでは当たり前のことです。
またセーラームーン最終回(ファイナル章)の続編が決まっていたこと、スタッフがシュミ説があるためこのような最終回になってしまいました。
アニメ版の最終回は原作にないオリジナル展開だった
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セーラームーンの原作では、最終回を迎えておらず、セーラームーン最終回(ファイナル章)はアニメが原作に追いついてしまったので、オリジナルの展開が必要になったためです。
続編のためにインパクトのあるラストが必要だった
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初代のアニメ版では、セーラームーン最終回(ファイナル章)を放送する以前にすでに続編が決定していました。
制作サイドとしては、セーラームーン最終回(ファイナル章)に抗議が来るなんて思ってもみなく、むしろぜひ次も見てもらいたくて、次につなげるためのインパクトがどうしても必要だったために、衝撃的な内容にする必要がありました。
スタッフは死亡展開好きだったという説も?
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セーラームーン最終回(ファイナル章)に関わった脚本家がセーラームーン以外の作品においても、抗議が殺到することを考えていません。
むしろ主要キャラを全滅させたり、逆にヒロインだけが死んでしまい、仲間たちが取り残されるというシーンを作っています。
そのためファンからは、セーラームーン最終回(ファイナル章)のスタッフは主犯扱いされたりもしています。
セーラームーン最終回に関わったスタッフは?くせ者ぞろい?
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セーラームーン最終回(ファイナル章)に関わったスタッフの中には、主要キャラを含む全員を全滅させるという展開が好きなスタッフや、暗い演出が好きなスタッフが揃っていたことでも有名です。
最終回参加スタッフ①シリーズ構成担当・富田祐弘
セーラームーン最終回(ファイナル章)だけでなく、アニメシリーズの構成・脚本を担当しました。
富田の一声で展開が進むというくらい、セーラームーン最終回(ファイナル章)のベクトルを決定し、抗議やトラウマの元凶になった重要人物です。
後に、バトルヒロインの父と呼ばれるほど、アニメ界における美少女戦士モノをジャンル化しました。代表作は、「愛天使伝説ウエディングピーチ」、「神風怪盗ジャンヌ」、「機動戦士Vガンダム」等です。
最終回参加スタッフ②ディレクター・佐藤順一

セーラームーンアニメシリーズの総監督です。セーラームーン最終回(ファイナル章)を含め長くにわたり美少女を扱う作品にてキャリアを積んできました。
演出には、セクシュアルというよりも、セーラームーン最終回(ファイナル章)とは真逆の、日常の癒しに重きを置いています。
代表作は、セーラームーン最終回(ファイナル章)の他に「夢のクレヨン王国」、「おジャ魔女ドレミ」、「ケロロ軍曹」等が有名です。
最終回参加スタッフ③45話の演出担当・宇田鋼之介

セーラームーン最終回第45話の演出を担当しました。アニメ版・初代セーラームーン最終回を担当した当時は、この職について間もなかったため、佐藤に補助をしてもらっています。