「食卓のお肉ができるまで」の内容と真実!見た人の感想も【閲覧注意】

レンダリングプラントでのリサイクル

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プラントで分離した油脂分は、精製して動物性油脂にします。食用の油脂や石鹸、化粧品はこの油脂を原料に作られています。

固形物は粉砕・ふるいがけを行って肉骨粉となります。これらは飼料やペットフードの原料としてリサイクルされます。

なお、搾油の段階で高温・高圧処理するため、殺菌も行います。

生きたままシュレッダー(粉砕機)にかけられる牛

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「巨大ミンチ製造 レンダリングプラント」という題で、レンダリングプラントで生きたままシュレッダーにかけられ、断末魔の叫びをあげる牛の様子が掲載されています。

この映像は現在再生することが再生できませんが、他の“原料”とともに機械にかけられる寸前の牛の画像があります。

殺処分された犬・猫も?

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日本の保健所で殺処分された犬・猫等は、基本的には焼却処理されます。しかし海外では、処分された犬や猫もレンダリングプラントでリサイクルする対象です。

「食卓のお肉ができるまで」の内容は本当なの?

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さて、以上が「食卓のお肉ができるまで」の全体像です。この項では真偽のほどを確かめます。

「食卓のお肉ができるまで」の動物屠殺シーンは誇張されている?

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「食卓のお肉ができるまで」には、意識のある状態で屠殺処理をする映像が多いです。しかし実際はほとんどの場合において、家畜を気絶させ、意識を絶ってから殺すのです。

過度なストレスを与えると、肉の味にも影響が出ます。また、作業をする人間の安全確保のためにも、殺す際には意識を絶っておかなければなりません。

ただし、すべての動物が苦痛を感じていないとは言い切れません。

「食卓のお肉ができるまで」の内容は誇張しているとの声も

出典:PhotoAC

屠殺シーンの他にも、「食卓のお肉ができるまで」には誇張が少なからず含まれているようです。

「菜食(ベジタリアン)のススメ」で参考文献として挙げられている書籍も、論点や引用の仕方に偏りが見受けられます。

人は食肉に向かないは言い過ぎ?

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私たちは肉食の習慣を当然のことのように思い、日常的に肉を食べているが、人間は本来、肉食には適していない。

(引用:「健康面からの菜食のススメ」菜食のススメ)

これは米ジョージタウン大学医学部教授であり、医学博士のウィリアム・ロバーツ博士の言葉として、サイト上に引用されているものです。博士といえど、すべてを鵜呑みにはできません。

そもそもヒトは雑食性なので、肉食にも菜食にも、100%適応しているわけではありません。どちらか一方だけから身体の成長と維持に必要な栄養をすべて摂取することは、まず無理でしょう。

とくに、成長期の子どもに動物性たんぱく質は必須です。食生活が偏ると、栄養失調になってしまいます。

レンダリングプラントの肉はハンバーガーになっていない?

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Q:牛一頭、生きたまま、丸ごと、シュレッダーにかけて、作る肉は、ハンバーガーに、使われるんですか?

A:基本的にミンチは値段の付かない部位や売れ残った部位の肉を混ぜて作るものです。(中略)生きたまま全部ぐちゃぐちゃにするような解体を行うことはありえません。

なお、ミンチを作る機械はシュレッダーではなくミキサーです。

(引用:YAHOO!JAPAN 知恵袋より一部抜粋)

上記の回答にもある通り、レンダリングプラントの肉がハンバーガーとして使用されることはありません。なお、「菜食(ベジタリアン)のススメ」にも、このようなことは一切書かれていません。

もとは、同サイトの「ハンバーガーが怖い!」という記事です。「ハンバーガーの肉は世界で一番安いところから仕入れる」という内容の中に、レンダリングプラントが絡んできます。

そこで、「レンダリングプラントの肉=安い肉=ハンバーガー」という勘違いが生まれたのだと考えられます。本来は「安い肉=安い飼料が餌」という意図であったのでしょう。

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