「食卓のお肉ができるまで」の内容と真実!見た人の感想も【閲覧注意】

2006年、米国農務省が狂牛病の恐れのある肉を黙認していました。

また、レンダリングプラントという施設で製造された家畜の飼料には、殺した家畜の排泄物や病死体も含まれており、それを餌とした家畜の肉には危険が潜んでいます。

「食卓のお肉ができるまで」の内容⑤ イルカや鯨を食べることへの疑問

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イルカ、鯨は家畜として育てられてはいませんから、ベジタリアンではなくても抵抗を感じる人は多いでしょう。日本の捕鯨は世界各国から反対の声が上がっています。

「食卓のお肉ができるまで」の内容⑥ 毛皮の生産について

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「食卓のお肉ができるまで」は、毛皮製品の不買を呼びかけています。

毛皮を剥ぎ取る際は撲殺、電気屠殺等の方法を用います。電気を用いる場合は、完全に殺すために数回に渡って感電させる必要があります。

アライグマやキツネの他、フェレット、の他、犬・猫も殺す対象です。あなたがペットを飼っているならば、恐ろしい話ですね。

「食卓のお肉ができるまで」の内容⑦ 動物の薬物実験について

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人間のための薬剤、化粧品等は、安全性を動物実験によって保障します。信頼のおけるデータをとるためには実験を繰り返す必要があり、それだけ多くの実験サンプルが必要です。

「食卓のお肉ができるまで」は、行われていることのむごたらしさを説明し、「動物実験が不必要なことは医学的にも立証されている」と実験に反対しています。

動物実験反対運動といえば、化粧品やバス用品メーカーのLUSHが有名ですね。

レンダリングプラントとは?生きたまま牛を粉砕?

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「食卓のお肉ができるまで」には、レンダリングプラントで生きたままシュレッダー(粉砕機)にかけられる牛の映像が載っています。実際の現場で、本当に行われるのでしょうか。

粉砕機械、「レンダリングプラント」

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レンダリングプラントは、食用肉の最終処理施設であり、リサイクル施設です。肉の生産上、必ず発生する不可食部位(ひづめ、骨、血液など)や食用にできなかった家畜を適切に処理し、リサイクルします。

プラントでは、不可食部位等を高温で加熱し、搾油して油脂分と残りの固形物に分離します。

豆腐の製造を思い出していただければ、分かりやすいかと思います。

レンダリングプラントでのリサイクル

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プラントで分離した油脂分は、精製して動物性油脂にします。食用の油脂や石鹸、化粧品はこの油脂を原料に作られています。

固形物は粉砕・ふるいがけを行って肉骨粉となります。これらは飼料やペットフードの原料としてリサイクルされます。

なお、搾油の段階で高温・高圧処理するため、殺菌も行います。

生きたままシュレッダー(粉砕機)にかけられる牛

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「巨大ミンチ製造 レンダリングプラント」という題で、レンダリングプラントで生きたままシュレッダーにかけられ、断末魔の叫びをあげる牛の様子が掲載されています。

この映像は現在再生することが再生できませんが、他の“原料”とともに機械にかけられる寸前の牛の画像があります。

殺処分された犬・猫も?

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日本の保健所で殺処分された犬・猫等は、基本的には焼却処理されます。しかし海外では、処分された犬や猫もレンダリングプラントでリサイクルする対象です。

「食卓のお肉ができるまで」の内容は本当なの?

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さて、以上が「食卓のお肉ができるまで」の全体像です。この項では真偽のほどを確かめます。

「食卓のお肉ができるまで」の動物屠殺シーンは誇張されている?

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「食卓のお肉ができるまで」には、意識のある状態で屠殺処理をする映像が多いです。しかし実際はほとんどの場合において、家畜を気絶させ、意識を絶ってから殺すのです。

過度なストレスを与えると、肉の味にも影響が出ます。また、作業をする人間の安全確保のためにも、殺す際には意識を絶っておかなければなりません。

ただし、すべての動物が苦痛を感じていないとは言い切れません。

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