逮捕のきっかけとなったのは前述した強制入院のため犯人の部屋へ行われた精神科医たちの突入でした。自身の部屋というテリトリーを侵害されることを酷く嫌っていた犯人は激しく抵抗しました。
しかし麻酔により無理矢理確保した後、ベッドの上で呆然としていた少女が発見され保護されたそうです。
この時少女は長年ベッドの上での生活を強いられていたため足の筋力・骨共々弱くなっていてまともに1人では立てない状態だったといいます。
この未解決事件についてもさらに詳しく書かれた記事がありますので、犯人の家庭事情や異常性等、真相を詳しく知りたい方は是非こちらをご覧になってください。
未解決事件が解決!③茨木大女子大生殺害事件
これは2004年に起きた未解決事件で、彼氏と過ごしていた自室に外出するとメモを残した女性が翌日遺体となって見つかるという未解決事件です。この未解決事件は犯人逮捕はしたものの不可解な点が残る事件です。
川に遺棄された遺体
発見された遺体は全裸で、無数の切り傷や打撲痕がありながらもそれは死後つけられたもので死因は首を絞められたことによる窒息という奇妙なものでした。
様々な憶測がありますが、遺体隠蔽のために切断しようとして断念したためこのような状態になったという見方が有力なようです。
被害者・原田実里さんの不可解な外出
それ自体はおかしくはないのですが、彼女は目が悪く、眼鏡等の矯正が無ければ外出が困難なレベルだったそうです。にも関わらず眼鏡やコンタクトレンズは自室に残されており、さらには携帯や財布もあったようです。
不審な点はまだあります。それは、目が見えない状態にも関わらず移動手段に自転車を選んだことです。目が悪い方は分かると思いますが、見えないと歩くことすら怖い。そんな状態で自転車に乗るでしょうか。
犯人は逮捕されましたが、この不可解な点のほとんどが原田さん亡き今、彼女のみぞ知る謎となってしまっています。
解決の真相:13年後に外国人の男を逮捕!
当時は事件直前まで一緒にいた彼氏が疑われていましたが決定的な証拠は見つからず、不可解な点のみを残して未解決事件化の様相を呈していました。しかし事件発生から13年、未解決事件は突如動き出します。
ある日警察に、原田さんの事件について妙に詳しい人物がいるという情報が寄せられます。その人物というのが、この未解決事件の犯人、ランパノ・ジェリコ・モリ容疑者でした。
モリ容疑者は原田さんが発見された近くの工場で働くフィリピン人労働者で原田さんとの面識は一切なかったといいます。しかし、原田さんの遺体から発見された犯人のDNA情報がモリ容疑者のDNAと一致します。
悪ふざけとコイントス
殺害の動機は「遊び」でした。表が出たら通り掛かった人にちょっかいを出すと決めており、偶然それが原田さんだったということでした。
原田さんを殺害した理由も、彼女をそのまま開放したら警察に話されるということを恐れ殺害したということでした。この身勝手極まりない犯行に憤りを感じます。
この時モリ容疑者と一緒に遊びに参加していた同じフィリピン人2人は国際指名手配されており、うち1人は逮捕されましたがもう1人は現在も行方が分からない状態です。一刻も早く捕まることを祈るのみです。
未解決事件が解決!④BTK
拷問で性的快楽を得ていた殺人鬼
この未解決事件の犯人、デニス・レイダーはとんでもないサディストかつ目立ちたがり屋で殺害された全ての被害者は拷問された痕跡が体中に残っていたといいます。
部屋に押し入る際は弄ぶ性質故か、必ず電話線を切ってから被害者宅に押し入ったそうで被害のあった地域、カンザス州ウィチタでは帰宅前に必ず電話線を確認する等、恐怖で住民たちはかなり怯えていたようです。
挑発的な行動
この事件がBTKと呼ばれたのにはデニスの自己顕示欲の高さに理由がありました。デニスは地元メディアに手紙を出し、自身の犯行をアピールしていました。
手紙には『Bind(縛れ)Torture(拷問)Kill(殺せ)』と書かれており、その頭文字を取ってBTMとこの未解決事件は呼ばれるようになります。
さらにはテレビ局にも「あと何人殺せばテレビに出て注目されるようになる?」と言った主旨の手紙を出しており、その自己顕示欲と捕まらない自信を露わにしていました。
解決の真相:31年後に男を逮捕
30年のという長い時間がかかりましたが、警察の仕掛けた罠にデニスは見事嵌り逮捕されます。2005年、新聞に載せられた質問、警察は送られたフロッピーを追跡出来るかという質問に警察は出来ないと回答。
しかし警察は出来なくてもFBIは出来たようでその質問を見てまんまとフロッピーをアピールのため警察に送ってきたデニスをFBIが捉え逮捕へと結びつきます。