akaの意味は?使い方や起源を徹底調査!ラッパーが多く使っている?

akaはラッパーの名前によく使われる言葉です。英語圏ではよく使われている言葉なのですが日本ではakaの意味を知っている方は多くありません。この記事ではakaの意味や語源、使われ出した背景を徹底的に調べました!akaを使った例文を紹介し分かりやすく解説します!

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「aka」とは?also known asの略で「別名」「別称」の意味!

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以前は少しアウトローな印象があったHIPHOPやラップ音楽ですが、最近はネットやSNSなどでアーティストの人柄を知ることができる機会が多くなり、親しみやすいジャンルであることも知られてきました。

そのため、若者を中心にインターネットやメディアでもラッパー用語を見かける機会も増えました。それと同時に、その界隈で使われている「aka」という英語を見かけることも増えたと思います。

akaはラッパーの間でよく使われている

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「aka」とは、ラッパーの間で使われる英語表現です。also known asという熟語の頭文字を取った英単語になります。これは、「~としても知られている」といった意味を表す英語です。

日本語の言い換えで表すと「またの名を」や「通り名」、「あだ名」のような意味になります。つまり、本名とは別に名乗っていたり知られている名前がこれだ、ということを表す意味を持った言葉なのです。

「aka」の意味や語源と読み方とは?

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akaはラッパーの間でよく使われているようですが、どの文化圏から生まれた略語なのでしょうか?アーティストの名前だけではなく、HIPHOP音楽やラップ音楽の歌詞の中にもたびたび登場しているaka。

実は、akaは人名の別名を表すときだけではなく、さまざまな名詞の別名について使用することができるのです。また、ラッパー用語としてだけではなく、英語圏では映画や警察の中でも別名を表す際に使われています。

「aka」の意味と語源と読み方!

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akaの意味は、さきほど簡単に説明した通りalso known asという英語の頭文字を取った単語です。alsoは「また」、knownは「知られる」、asは「~として」という意味を表す英語です。

つまり、「また〇〇という別名でも知られている」という意味になり、もちろん本名でも有名だ、といった自分をアピールするようなニュアンスを含んだ英語なのです。

akaは、そのままアルファベット3文字を読む形で「エーケーエー」と発音することもあれば、日本で使われているローマ字表記になぞらえて「アカ」と読む場合もあります。英語圏では前者がメジャーなようです。

「aka」の表記方法は様々

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別名を表す英語の「aka」ですが、これは熟語を略した形になります。そのため、使う人や場所によって略され方が若干異なる場合があります。どの表記がされている場合でも、使い方は本名+aka+別名と共通です。

akaは頭文字だけをシンプルにアルファベットでまとめた形式です。それとは別に、akaが略語であることをわかりやすくするためそれぞれの間に.(ピリオド)を入れて「a.k.a」と表すこともあります。

「aka」の使い方を紹介!

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akaが別名を表す英語だということはざっくりと説明しましたが「じゃあどういうときに使えばいいの?」と思っている方もいると思いますので、実際の使用例も交えて紹介していきたいと思います。

akaは便利な略語です。ラッパーや音楽に関わっているアーティストの方だけではなく、実は英語圏では普段の会話の中でも使われています。また、逆にakaを使うのにそぐわないシーンもあるのです。

「aka」の使われ方①ラッパーが名前や歌詞で使用する

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akaはラッパー用語だと周知されているように、音楽界隈で主に使われている英語です。ラップ音楽を聴いているときに「俺はMC〇〇」のような歌詞がよく出てくるように、ラッパーは大体別名を持っています。

他の音楽の界隈でも、ほとんどの人がアーティスト名という別名を使って活動しています。そのような場合に、本名とaka、別名を名乗ることで「自分はこういう別名で活動している」というアピールができるのです。

「aka」の使われ方②有名人の別名を表記する時に

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スポーツ選手やアーティストから、作家や学者などさまざまな分野で活動している有名人。たいていは、界隈内で名が通っている人がいるものです。そして、大体の人が親しみを込めてあだ名をつけられています。

そういったあだ名やキャッチコピーを持つ有名人の紹介の意味としてakaが使用できます。例えば、鈴木一朗akaイチローや、和田アキ子akaアッコ、斎藤佑樹akaハンカチ王子などのように使います。

「aka」の使われ方③ハンドルネームを変更した時に

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SNSで使用するユーザの別名、ハンドルネーム。本名ではないので、ハンドルネームは気分や状況に応じて自由に変更することができます。ハンドルネーム名を買い物メモやメッセージにしているという人も。

ハンドルネームを頻繁に変更する人は、定まった名前がないため覚えてもらい難いという難点も。しかし、このakaを使えば「〇〇(new)aka●●(old)」というように、新旧の名前を一回で表現できます。

「aka」の使われ方④洋画のエンドロールや英語圏の警察で

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キャサリンがキャシー、フレデリックがフレッドといった名前の短縮形、またはグループ名の方が個人名よりも有名なケースなど、英語圏では本名の正式表記と異なった名前が使われることが多いです。

そのため、英語圏の映画でのスタッフクレジット表記時に役者の正式な名前を紹介したり、警察関係者が通り名のある犯罪者の本名の正式表記をakaで表記して情報共有すると言った場合にもakaが使われています。

「aka」の使われ方⑤冗談を含めた日常会話で

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akaは、日常会話の中で呼称を自称する際にも使用することができます。日常の中のおちゃらけた会話で、自分の話をするとき「人呼んで俺は〇〇だ」というように、呼ばれてもいない自称を言う冗談がありますね。

「I’m John. a.k.a “Nice Guy in in one’s city”!」という表現は、「俺はジョン。人呼んで”この町一番のナイスガイさ!”」といったニュアンスになります。

akaはビジネスシーンなどには向かない

英語圏の日常会話での使用例で紹介した通り、akaはフランクな表現になります。日本語の言葉で言うと「マジ」や「ヤバイ」と同じような程度というとわかりやすいかと思います。

そのため、ビジネスで使用する場合や目上の人に対してはakaという表現を使いません。仕事をしているオフィスで、上司との会話名の中で「マジですごいですね。」と言った言葉遣いはほとんどの人がしないでしょう。

「aka」はなぜラッパー内で使われだしたのか?

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本名とは別の呼び名であるマイクネームを持っているラッパー。そういった人たちにとって、自分の知名度を誇示したり、丁寧になりすぎないラフな形で別名を紹介できるakaが使用されているのは自然の摂理です。

そんな便利な意味を持つakaですが、では初めに使い始めたのは誰なのでしょうか?また、英語圏にはもともと存在していた略式表現ですが、なぜラッパーで使う人が比較的多いのでしょうか?

アーティスト名で使うのは日本では漢 a.k.a GAMIが有名!

日本人のアーティストでakaを名前に盛り込んでいる方では「漢 a.k.a GAMI」というアーティストが有名です。漢 a.k.a GAMIさんは、日本のHIPHOP界のヴァンガードともいえる存在です。

現在よりもHIPHOP自体がアウトローとされていた20年前くらいから活動を続けており、40歳になった現在でも、ご自身がMCバトルに参加したり、会社を設立・経営したりと幅広く活躍されています。

akaは歌詞に登場することも!

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自分の二つ名やキャッチコピーを紹介できるakaですが、語感の良さやスタイリッシュさからか曲中でも使用されます。通常のJ-POPなどでは聴き馴染みがありませんが、ラップ音楽では頻繁に登場しています。

ラップはリリックを組み合わせてライムをつなげる音楽です。そのため、韻を踏むために使用する曲に合わせていくつかのあだ名を使い分けることもあります。そういったときに便利なのがakaなのです。

ラッパーが「aka」を使う理由とは?個性を出すため?

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主にラッパーたちの間で使われているのは、ラッパーが個性をメイン武器にしているからだと思われます。自分のどこをアピールしたいのかをakaを使う事で強みやモットーを綺麗にリリックでアピールできるのです。

単純なかっこよさだけではなく、自分が信じている主義主張のぶつかり合いや、相手に伝えたい気持ちや応援をリリックに乗せるなど、ライムとメッセージ性を大事にしているラップ音楽らしい表現と言えそうです。

「aka」の起源は?70年代にある!?

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英語で使われているakaですが、アーティストたちが別名を意味するための表現として初めて使われたのはいつなのでしょうか?また、使われていたのは初めからHIPHOP界隈だったのでしょうか。

実は、akaが音楽界隈で現在の意味と同様に使われ始めたのか、というはっきりとした記録はありません。しかし、世に発表されているメジャー音楽の履歴などから1970年代ではないか、と推測されています。

「aka」はMcKinley Morganfieldが初めて使った?

akaを音楽界隈に取り入れたのは、マッキンリー・モーガンフィールドというブルース歌手が始めではないかと言われています。マディー・ウォータースというアーティスト名で活動していた影響力のある歌手です。

ジャンルはヒップホップではなくブルース

マディー・ウォータースは、シカゴブルースの祖と呼ばれていました。その事からお分かりの通り、音楽ジャンルはHIPHOPではなくブルースジャンルでした。現代のシカゴブルースの基礎を作ったと言われています。

マディー・ウォータースの例が意味する通り、現在ではラップ用語として有名なakaですが、発祥は別の音楽ジャンルだったようです。

海外ではヒップホップ以外のシーンでも使われる

このように、英語圏のアーティストはHIPHOP以外のジャンルで活動しているアーティストでもakaという言葉を使って別名を意味しているようです。比較的、生活に浸透しているカジュアルなワードなのです。

先の章でも、日常会話での使用例を紹介した通り、英語圏では慣用句として熟語を略したり、人名の短縮形があるなど、堅苦しい表現以外のラフな言葉が好んで使われているようです。

「aka」を名前に使っているアーティストを紹介!

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ここからは、実際に名前にakaを使用しているアーティストの方々を紹介していきたいと思います。現在ではメジャーな表現なので、結構な数のアーティストが使用しています。

「自分もアーティスト活動をしている!」という方がいれば、ぜひカッコいいキャッチコピーや信条を意味する二つ名などを考えて、akaの表現を取り入れてみてはいかがでしょうか!

AYA a.k.a PANDA

AYA a.k.a Pandaさんは、本名+リスペクトしているものの組み合わせでakaをアーティスト名に使用している、若者中心にブレイクしている女性アーティストです。

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