バイブスの意味とは?雰囲気やテンションを表すギャル語!
ギャル語の代名詞ともいえるかつて大流行した言葉「バイブス」。現在ではギャルや若い世代の人だけでなく様々な年代の人に使われています。
一体、バイブスとはどういった意味合いで使われているのでしょうか。
バイブスは雰囲気・テンションの度合いを表す言葉
ギャル語として使われているバイブスにはいろんな意味があります。その意味は主に、ノリ・気合いなど雰囲気などの度合いや程度を表します。
場の雰囲気や気分・テンションが「上がる・下がる」「良い・悪い」「高い・低い」など、良くも悪くもどちらの意味でも使えるのがこの言葉の特徴の一つでもあります。
バイブスはギャルの間で流行
バイブスは10代や20代をはじめとする若い人の多くが中心となって使っています。その中での特にギャルやパーリーピーポー(パリピ)と呼ばれる人が日常で頻繁に使用するようになりました。
またバイブス以外にも若者言葉として使われている言葉が「やばたにえん」です。やばたにえんの意味や使い方に関するより詳しい記事はこちらからご覧ください。
バイブスの由来は?
今では若い人に限らず多くの人々が日常生活でバイブスという言葉を使うようになりました。では、そもそもバイブスの言葉の由来はどこから来たものなのでしょうか。
バイブスは英語単語のvibesが由来
バイブスの言葉の由来は英単語の「vibes」という単語からきています。vibesは「vibration」の単語が省略されたスラング英語と言われるものです。
この単語の意味は、単純な振動(バイブレーション)・雰囲気・心の中・心情・感情を揺さぶる劇場・感覚的反応といった意味があります。
バイブスは流行以前に音楽業界で使われていた
バイブスは日本の若い人々が使う前に、もともとは音楽の業界で広く使われる言葉でした。その中でも特に、レゲエ界やヒップホップ界の音楽ジャンルで使われることが多かったのです。
この業界でバイブスが使われる意味としては、音楽のノリ、音楽のフィーリングの程度を表す際に使われていました。
ちなみに、日本の音楽界では2000年頃にバイブスがこのような意味合いとして使われるようになったといいます。
バイブスの語源となったスラング英語とは
バイブスの語源ともなったスラング英語ですが、私たちが知る英語とは何が違うのでしょうか。
スラング英語について詳しくご紹介いたします。
スラング英語は日本語では「隠語」のようなもの
スラング英語とは日本語で言う隠語や卑語に近い言葉の事を指しています。特定の人や地域でのみ通じる言葉の事でもあります。
ネイティブの間でも、若い世代が中心となってスラング英語を日常的に使っています。したがって日本語で言う若者言葉が、ネイティブのスラング英語と似た意味になるのです。
スラングが使われる場面
スラングが使われるのは主に日常会話やメールなどのやり取りをするときです。親しい間柄の人や友人との挨拶や会話など、軽いコミュニケーションの時がメインに使われます。
そもため仕事やビジネスで使うレポートなどには、少し砕け過ぎている表現が多いのでこの場合は使われることはまずありません。
国によって意味合いが異なる時がある
スラングは英語特有の言葉ですが、同じ英語を使うアメリカやイギリスでもその言葉の意味が異なるものもあります。
例えば「auesome」と言う単語です。アメリカでは、イケている・すごいなどと言ったポジティブな意味合いで使われています。日本人が言う「やばい」と似た意味を持っています。
しかし同じ英語を使うイギリスでは、会話の時にそもそもこの言葉を使う人があまりいないのです。
このように、同じ言葉を使うからと言って必ずしも同じ意味合いで使われるとは限りません。さらに言葉によっては相手を貶す意味を含むスラングも多くあります。
ですので、スラング英語を使う際には相手の国ではどのように使われどのような意味合いがあるのかを把握する必要があります。
スラングの例
沢山あるスラング英語ですが、ネイティブが日常的によく使われるものをいくつかご紹介いたします。
挨拶をする際によく使うフレーズ「What’s up?」。これは最近どうしている?・何があった?など相手の近況を聞く意味合いがあり「How are you?」の砕けた言い方でもあります。
またアメリカでは「やあ・よう」と言った最初の挨拶の一言としても使われることがあります。
日常会話でよく使われるフレーズとしては「Never mind」というものがあります。これは気にしないで・なんでもないと言った意味があります。
よく「Don’t mind」と間違われがちですが、これは私は気にしていない・どうぞなどの意味で、相手を励ます際に使われるものなので、少しニュアンスが異なります。
バイブスの例文
バイブスは以下に記載する例文のような使い方があります。バイブスの意味や使い方をいまいち理解していない人は必見です!
例文①「バイブス高め!」
「今日はバイブス高めだね!」という場合、この時は「今日はテンションが(いつもより)高めだね!・気分が高揚しているね!」という意味を表しています。
バイブスは自分や相手の様子を表す「形容詞」として用いることができます。
例文②「いいバイブス!」
「今日はいい感じのバイブス!」という場合、この時の意味合いとしては「今日はいい感じの気分だ!・楽しい・嬉しい」となります。
このようにバイブスは名詞としても使うことができます。
例文③「バイブス上がる~!」
「バイブスがあがる!」という場合、この時は「自分の気分やテンションが上がってくる!・楽しんでる」といった意味になります。
名刺や形容詞としてだけでなく、動詞としても使える便利な言葉です。
例文④「バイブス下がるわ~・・・」
「バイブス下がるなあ・・・」という場合、「自身の気分やテンションが下がる・落ち込む」という意味があります。
このようにバイブスは気持ちが高揚した事を表現するときだけでなく、悪い意味を表すときでも使うことができるので多様に使うことが可能です。
例文⑤「なんか君とバイブス合うね!」
「君とはバイブスがあうね!」という場合、「君とノリが合う・フィーリングが合う・私と相性がいい!」といった意味になります。
このようにバイブスには一つの言葉で沢山の意味があり、多くの場で使うことができるとても便利な言葉です。
ギャル語はバイブス以外にもまだまだある
もちろんバイブスでお馴染みの若者が使う言葉「ギャル語」は沢山の種類があり、バイブスという言葉だけではありません。
ギャル語が誕生してから、これまでに流行したギャル語をご紹介いたします。
ギャル語とは
そもそもギャル語と呼ばれるものが流行し始めたのは、1990年代半ば頃と言われいています。首都圏の渋谷などのコギャルを中心に使われていた若者特融の若者言葉の事を指します。
東京の中心部、渋谷が主な発信地であった為ほとんどが標準語がベースになっています。この事から「渋谷弁」と呼ばれることもあります。
ギャル語の特徴としては、言葉を略して使ったり英語から引用するものがほとんどです。
1990年代のギャル語
ギャル語が誕生した当時はどのような言葉が使われていたのでしょうか。