しかし、サウスカロライナ州の水族館関係者たちは、このグロブスターを超大型の西洋チョウザメと結論付けました。
西洋チョウザメは長さ4m、体重360kg位まで育つそうです。また、腐敗して色が金色に見えるとも説明しています。
グロブスターは日本にも漂着していたことも
2018年5月26日、日本にもグロブスター が打ち上げられました。場所は千葉県銚子市の君ケ浜。
漂着した時には既にかなり腐敗が進んでいたようで、周囲1kmほどの範囲で悪臭が漂っており、地元では騒動になったようです。全長は2〜3m程で目鼻口のようなものは確認できず、肉の塊といった様子です。
オカルトに詳しい作家、山口敏太郎氏によると「地元では『ダイオウイカかクジラの死骸では?』と言われていますが、腐敗しても骨格が維持されていることから、クジラの肉の塊である可能性が高い。」と話しています。
グロブスターが打ち上げられると災害が起きる?
実際にクジラやイルカ、深海魚などが打ち上げられた後に、地震が起きるという事例が報告されています。このような不気味な肉塊が打ち上げられると、災害が起きると心配の声が上がっても無理はないのかもしれません。
フィリピンでは天災が起きるというウワサも
「深海の生物が現れ始めると、何か悪いことが起こると。」と地元の人々の中には、これを地震などの自然災害の前兆だ、恐れている人もいたようです。
彼らがそう思うのも無理はなく、同月の10日にミンダナオ地方で起きたマグニチュード6.7地震の後にも、深海の生物がいくつか打ち上げられていたそうです。
日本では大地震の前兆とも言われている
このグロブスター が打ち上げられた千葉では地震が頻発しており、相次いでマグニチュード4.0以上の地震が起きています。
このような謎の肉塊が漂着すると「近いうちに大地震が起きるのではないか。」と噂が広まることも少なくありません。
ですが、グロブスター が漂着することと、地震には科学的な根拠はありません。
あなたも遭遇するかもしれない!日本の海岸で発見された謎の死骸
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「グロブスターが浜に打ち上げられた。」と聞くとどこか遠い場所で起こっている事のように聞こえるのではないでしょうか? でも、千葉で発見されたグロブスター以外にも謎の肉塊が報告されています。
鹿児島県 奄美大島にグロブスターが漂着
2013年2月17日頃、奄美大島の安木屋場(あんきゃば)地区の海岸にグロブスターが漂着しました。地元の人々は「こんな物見た事ない。」と話していたそうです。
体長約6m、かなり酷い匂いがするこのグロブスター、写真をSNSで公開すると、未確認生物のUMAニンゲンの死骸ではないかと話題になりました。