バイオサイエンスの専門家、フォルマン博士は「長い頭と大きな顎からワニのように見えますが、頭蓋骨の基部にクジラやイルカの特徴である膨らみがあるので、クジラかイルカではないか。」との見解を示しています。
フィリピンに流れ着いた6メートルの白い毛むくじゃらの死骸
2017年2月22日フィリピンのディナガット諸島の浜辺に、全長6mの死骸が打ち上げられました。この死骸が他のグロブスターと違うところは、切断面と思われる箇所から、出血しているように見えるということです。
大概、グロブスターは打ち上げれられた時点で、死んでから既にしばらく経っているので、出血しているのだとすればとても珍しいことです。
もしかすると、その切断面には頭部が付いていたのかもしれません。そうすると、全長は少なくても10mは優に超えるでしょう。
アメリカで見つかった金色のグロブスター
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アメリカ、サウスカロライナ、ボリビーチで発見されたのは、大型で全身が金色の鱗で覆われたグロブスターです。体長は約3m、重さ約130kg以上もあり、地元の人々はこれを海の怪物ではないかと考えたようです。
しかし、サウスカロライナ州の水族館関係者たちは、このグロブスターを超大型の西洋チョウザメと結論付けました。
西洋チョウザメは長さ4m、体重360kg位まで育つそうです。また、腐敗して色が金色に見えるとも説明しています。
グロブスターは日本にも漂着していたことも
2018年5月26日、日本にもグロブスター が打ち上げられました。場所は千葉県銚子市の君ケ浜。
漂着した時には既にかなり腐敗が進んでいたようで、周囲1kmほどの範囲で悪臭が漂っており、地元では騒動になったようです。全長は2〜3m程で目鼻口のようなものは確認できず、肉の塊といった様子です。
オカルトに詳しい作家、山口敏太郎氏によると「地元では『ダイオウイカかクジラの死骸では?』と言われていますが、腐敗しても骨格が維持されていることから、クジラの肉の塊である可能性が高い。」と話しています。
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グロブスターが打ち上げられると災害が起きる?
実際にクジラやイルカ、深海魚などが打ち上げられた後に、地震が起きるという事例が報告されています。このような不気味な肉塊が打ち上げられると、災害が起きると心配の声が上がっても無理はないのかもしれません。
フィリピンでは天災が起きるというウワサも
「深海の生物が現れ始めると、何か悪いことが起こると。」と地元の人々の中には、これを地震などの自然災害の前兆だ、恐れている人もいたようです。
彼らがそう思うのも無理はなく、同月の10日にミンダナオ地方で起きたマグニチュード6.7地震の後にも、深海の生物がいくつか打ち上げられていたそうです。
日本では大地震の前兆とも言われている
このグロブスター が打ち上げられた千葉では地震が頻発しており、相次いでマグニチュード4.0以上の地震が起きています。
このような謎の肉塊が漂着すると「近いうちに大地震が起きるのではないか。」と噂が広まることも少なくありません。
ですが、グロブスター が漂着することと、地震には科学的な根拠はありません。
あなたも遭遇するかもしれない!日本の海岸で発見された謎の死骸
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「グロブスターが浜に打ち上げられた。」と聞くとどこか遠い場所で起こっている事のように聞こえるのではないでしょうか? でも、千葉で発見されたグロブスター以外にも謎の肉塊が報告されています。
鹿児島県 奄美大島にグロブスターが漂着
2013年2月17日頃、奄美大島の安木屋場(あんきゃば)地区の海岸にグロブスターが漂着しました。地元の人々は「こんな物見た事ない。」と話していたそうです。
体長約6m、かなり酷い匂いがするこのグロブスター、写真をSNSで公開すると、未確認生物のUMAニンゲンの死骸ではないかと話題になりました。
静岡県 静波海岸に奇妙な生物の死骸発見
2017年7月31日静岡県の静波海岸に打ち上げられたこの生物は、近くにいたサーファーが発見し、写真を撮影しました。あまりに不気味だったので、ここから立ち去ったそうです。
その後、また戻ってくると、既にその姿はありませんでした。
発見者がSNSにアップしたところすごい反響で、あまりにパニック状態だったので、慌てて写真は削除されてしまいました。
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後ろ手に縛られたようにも見えることから、実験動物ではないか、未知の生物か?作り物?など、当時は色々な憶測が飛び交いましたが、実はこれは外来生物のアカゲサルの死体だそうです。
神奈川県 材木座海岸に大きな生物の死骸が打ち上げられる
2019年5月21日鎌倉市の材木座海岸に、長さ2m程の生物の死骸が打ち上げられました。「イカが漂着している。」と近所に住む女性から市へ連絡があったそうです。
市からの担当者が現場で確認したところ、この生物はイカではなく、ザトウクジラと判明しました。
世界初の『UMA協会』が日本で発足していた!
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2019年2月、實吉達郎氏を最高顧問に迎えた世界初となる「UMA協会」が発足しました。
日本UMA協会とは
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オカルト研究家、山口敏太郎氏が2月17日、都内で「山口敏太郎のオカルト漢塾」を開催し、そこでUMA界の第一人者、實吉達郎(さねよしたつお)氏を最高顧問に迎え世界初の「UMA協会」の発足を発表しました。
発足メンバーにはオカルト研究家の山口敏太郎氏のほか、動物研究家のパンク町田氏、UMA研究家の中沢健氏、芸人のなべやかんらが名を連ねました。
会員が増えれば日本国内だけでなく、世界中に支部が発足する可能性もあるという。会員が世界中に増えれば、UMA発見時に情報が集まりやすくなると期待されています。
最高顧問の實吉達郎氏はどんな人物なのか
實吉達郎氏は動物研究家で作家。Unidentified Mysterious Animal(謎の未確認動物)の頭文字をとってUMAと名付けたことでも有名です。著書「UMA謎の未確認動物」でUMAという言葉を初めて使いました。
三里塚御料牧場、野毛山動物園で勤務、その後ブラジルで動物研究を行いました。帰国後はサラリーマン生活後、現在の動物研究家、作家になりました。
「本当にいた不思議な生き物」「UMA解体新書」など多くの著書を出版、テレビにも多数出演しています。書籍でも取り上げられてたUMA「スカイフィッシュ」について知りたい方はこちらをご覧ください。
グロブスターはゲーム『バイオハザード』にも登場!
なんとグロブスターはゲーム「バイオハザート」にも登場しています。設定は実際のグロブスターとは違いますが、なるほど肉の塊といった風貌です。
バイオハザードに登場するクリーチャーのグロブスター
バイオハザードのグロブスターはt-Abyssの感染者が、海に落ちて水分を大量に吸収した結果、巨大な肉塊の姿に変異したクリーチャーです。手足がないので陸ではゆっくりと這いずり回ります。
グロブスターは元々は人間という設定になっている
バイオハザードのグロブスターは元は人間で、t-Abyssに感染してこのような形に変異しました。底部に口が付いていて、人間の歯を思わせるような形となっています。
水中で素早く動くことのできるグロブスター
水中ではとても強く、素早く泳ぐことができます。水中で襲われると、底部に付いている口で食いつかれ、抵抗する間も無く即死亡となります。
グロブスターは新種の生物?まだまだ謎は多い
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グロブスターは調査の結果、明確にクジラと判断されたものもありますが、多くは正体不明のままです。はっきりしない以上、新種の発見という可能性も捨て切れません。
人間が唯一到達できていない、未知の世界が深海です。海全体の95%が未解明と言われる事からも、この地球上に、未知の生物がまだいてもおかしくないでしょう。