佐々木つとむ殺人事件とは?稲川淳二の怪談にもなったメッタ刺し事件の真相

Pexels / Pixabay

これはささきつとむのネタを愛するものなら一度は聞きそっくりに感じたと思います。

佐々木つとむは生前「徹子の部屋」にも出演

また、生前には「徹子の部屋」にも出演していたというささきつとむ。出演した際、ささきつとむはとても優しく穏やかなしゃべり方で徹子さんとお話をされていたそうです。

佐々木つとむは重度のギャンブル依存症だった

stux / Pixabay

ささきつとむはものまねや彼の話す姿からは想像もできないほど、ギャンブルに溺れていたそうです。仕事で稼いだお金は全てギャンブルに費やしてしまい、そのギャンブルで多額の借金があったそうです。

ささきつとむの弟子である神奈月さんのところに借金取立人が来ることもよくあったそうで其のたびに神奈月さんはささきつとむの借金の一部を払っていたそうです。

また神奈月さんは彼のギャンブルによる借金にまつわる苦労についても多く語っているとのことです。

佐々木つとむ妻子と別居へ

ささきは当時二人の子供を持つ父であったが、ギャンブルにのめりこみ巨額の借金を作り家庭内でのいざこざが絶えなかったのが別居という決断に至ったのではないかと考えられます。

その結果ささきつとむはある日、妻子を残したまま家を出ていてしまったそうです。そして新宿にあるとあるポーカーゲーム屋で知り合った女性と気が合い、その後同棲をしていたとのことです。この人物が、後の愛人「中野美沙」だったそうです。

佐々木つとむの最後の舞台は「鈴本演芸場」

ささきはここで行われた舞台が生前の最後の仕事であったそうです。

ちなみにこの鈴本演芸場というのは今からさかのぼること約160年、軍談席の本牧亭という演芸場が上野広小路に開設されたのがルーツと言われているとのことです。

鈴本演芸場の創業者は現席亭の祖先でもある、三代目本牧屋仙之助(またの名を龍介)と言われているそうです。また、明治維新後には平民苗字必称義務令という国民は皆苗字を名乗ることを義務ずけたことから、龍介を含む一族は鈴木性を名乗ったとのことです。

しかし、住民の日蓮系の宗教信者におけるお題目と呼ばれるお経の大声唱が場内にまで響きわたり、営業の支障にもなるほどだったそうです。

初代席亭はこのことを深く案じながら「本牧亭」を閉鎖すること決めたそうです。そして別の落語や色物の席を造ったとのことで、席の名称は鈴木と本牧を合わせて「鈴本亭」とし、これが今の「鈴本演芸場」の名前の由来であり元だそうです。

佐々木つとむ殺害事件の概要

niekverlaan / Pixabay

改めてささきつとむの紹介ですが、彼は生前多くのテレビで多彩な芸を披露し多くの人を笑わせてきました。

しかし悲劇は突然訪れ、その当時の愛人、中野美沙による犯行でささきつとむは命をおとします。その後この事件は多くのニュース番組や週刊誌で報道されたとのことです。

一体、その時の事件現場には何が残されていたのでしょうか?気になるところを一つ一つ見ていきましょう。

第一発見者は事務所社長

ささきつとむの死体が発見されたのはある日の深夜のことだそうです。

所属事務所の社長がささきに連絡をするも全然つながらず、不安になった社長は不動産屋の許可を得てアパートの一室の鍵を壊し中に入ると、そこには6畳間で毛布をおおいかぶされて寝かされたささきを見つけたそうです。

現場をみると真っ赤な血の海で想像しただけで鳥肌が立つことでしょう。そして毛布から出ている足が青紫色になっていたので社長は慌てて近くの派出所に連絡したそうです。

「あの世で二人でやり直そう」のメモが

kaboompics / Pixabay

事件現場には、一つのメモが残されていてそこには「私もすぐお父さんのそばに行きます。」という最初の文に続いて「私がお父さんを殺すなんて夢にも思わなかった。」「あの世で二人でやり直そうね」というメモが残されていたそうです。

遺体には毛布が掛けられ水が添えられていた

stevepb / Pixabay

また、事件現場にはメモ以外に枕元に水が入ったコップがそなえられてあり、遺体には毛布が1枚かけられてあったとのことです。

佐々木つとむの愛人である中野美沙に容疑がかかる

4657743 / Pixabay

中野美沙は中学を卒後後に工員として1年間勤務しておりその後結婚をしていますが、すぐに離婚をして、その後は下着販売輸入業、また、愛人としていろんな男性とも交流があったともいわれています。

愛人の中野美沙は背中に大きな観音様が描かれた刺青を入れ、高級車を乗り回すなど、かなり派手な生活をしていたようです。また、同時に多くの男性と交際しており、ささきはその一人だったといいます。

事件があったその部屋は当時、ささきの愛人、中野美沙が住んでいるという情報があったが、彼女の姿はどこにも見当たらず不審に思った警察はすぐに彼女を指名手配し、行方を追っていたそうです。

NEXT 中野美沙は指名手配されるも2日後水死体で発見