その後まもなくして、後に愛人となる中野美沙と出会い、同棲を始めたそうです。
佐々木つとむは借金を中野美沙に肩代わりさせた
彼女は下着の販売業をしていたり高級車を乗り回すなどお金とは身近な存在であり、そのことからささきの作った膨大な借金をも中野が代わりに支払っていたとのことです。
しかし、だんだんとささきからの金銭の要求は徐々にエスカレートし借金をするたびにお金を要求していたといいます。それが発端で二人の関係は最悪になったと言われています。
お金というのは便利なものであればほしいものをつい買ってしまいますよね?しかし、中には彼のようにお金というのは中毒性のあるものでもあります。こうしたことから改めてお金というのは以下に影響力があるものなのかわかったと思います。
佐々木つとむメッタ刺しは突発的だった?
同居を始めた頃、ささきは借金返済のためショーパブを開くも、彼のギャンブル癖はおさまらず、借金問題や仕事の行き詰まりなどから女性との関係もギクシャクし始めたとのことです。
彼のようにギャンブルというのはある種一つの沼だともいわれています。一度入ると簡単には抜け出せない。これはほかの犯罪にも言えることですが気を付けたいところだと思います。
きっかけは愛犬への暴行?
事件のきっかけはささきのギャンブル依存症や仕事への行き詰まりがストレスとなって女性が飼うシーズー犬を虐待につながったのではないかと考えられるとのことです。
また、そのシーズー犬はささきがいつものように酒におぼれ酔っぱらって蹴飛ばしたことにより骨折をしたとのことです。
その様子を見ていた飼い主である中野美沙はささきに腹を立て殺害事件を巻き起こすきっかけとなったとのことです。
佐々木つとむによるDV説も
中野美沙がささきをメッタ刺しにして殺害した事件の動機の1つに、ささきのDVがあげられます。酔っぱらったささきに暴行されるなど、日常的なDVを受けていたと見られています。
「徹子の部屋」に出演した時は優しい笑顔や話し方をされたそうです。しかしこの話から分かるように本当のささきにはこんなにも恐ろしい暴力的な一面があったことは当時の視聴者からすると衝撃だったのではないでしょうか?
「お前は一生俺の金づるだ」の言葉がきっかけ?
そして、ささきはギャンブルや借金などから我を失い、ついには、中野美沙に金銭を要求するだけでなく、日常的に暴力を奮うまでになっていたそうです。
そのため、中野美沙は「家から出て行って!」というようにささきに催促するも、ささきはそんな中野美沙に暴力を奮って中野美沙の中に恐怖を植え付けて支配していたそうです。
そして事件の起こった日、中野美沙がささきを殺害する一つのきっかけになったのは「お前は一生俺の金づるだ」といわれたことだったそうです。
別れ話がこじれたという説も
この事件は当時のワイドショーで連日放送され、中野美沙が別れ話を持ち出され、拒否のために犯行に及んだように報道されていたそうです。
実際にささきのギャンブル狂や家族を捨てて借金を作ったのが原因だったことには触れられず、忘れ去れた事件として扱われているとのことです。
「爆報!THEフライデー」でも特集された
この事件は、「実録!名前の出せない芸能界事件簿第7弾」として「芸能界を震撼させた人気お笑い芸人Xメッタ刺し事件」を「爆報!THEフライデー」でも特集されていたとのことです。
番組内ではささきが生誕から死に至るまでを放送されたそうです。
この事件は芸能界でも類を見ない残酷なニュースだったのではないでしょうか?
Contents
佐々木つとむ殺害事件後も続く悲劇!稲川淳二が怪談話に?
実はこの事件は、稲川淳二さんの怪談話のネタの題材にもなっています。稲川淳二さんと言えば、知る人ぞ知る怪談の話し手であり、彼の話し方は誰しもが聞き入ってしまうことでしょう。
また、その稲川淳二さんが語ったとされる怪談話の中でも「愛人のマンション」というお話があります。その内容はこの事件について語られた怪談と言われているそうです。
正に彼の怪談話で作り出す稲川ワールドは何とも言えないリアリティーあふれる恐怖を漂わせませんか?ではそんな「愛人のマンション」のモデルにもなったという話を一つ一つ解説も入れ見ていきましょう。
事件現場の部屋にピグモン勝田が入居
事件から数年がたった時、ささきが殺されたという部屋に一人の入居者が現れたそうで、それがささきと同じく芸人のピグモン勝田さんだったそうです。
事件について全く知らず、訳あり物件に住むことになってしまった勝田さん。古いアパートだが広めの間取りで格安の家賃。しかし、ほどなくしてピグモン勝田さんは怪奇現象に悩まされるような日々が始まったそうです。
いわく付き物件に住んだ住民は半分以上がそういう怪奇現象を体験しているといわれています。しかし、もし自分の部屋でそんな怪奇現象が起きたらと思うと怖いと思います。
ピグモン勝田は入居当初から心霊現象に悩まされる
事件の事は全く知らずに訳あり物件に住むことになる勝田さん。
少しばかり古く感じるも間取りも家賃も良いため勝田さんはそこに決めたそうです。しかし、ほどなくして勝田さんは怪奇現象に悩まされる日々が始まったそうです。
同じ夢を何度も見たり、ひとりでにつく照明などまさしく怪奇現象です。その夢というのも何とも言えないリアリティーあるものだったといいます。
ピグモン勝田はネタ披露中に転落し死亡
そして、ある日のお笑いライブでの事。勝田さんが猿のような動きでケヤキの木にぶら下がると突然に枝が折れてしまい大きな重症を負ったとの事です。
その後病院では勝田の生還を祈るもその願いは届かず、勝田は29歳という異例の若さでこの世を去ったそうです。
若くして亡くなった芸能人は多いと思いますがそういう故人から学べることもたくさんあると思います。
事件現場は現在も心霊スポットとして扱われている
今現在においても、ささきが殺されたという事件現場は心霊スポットとして有名になっていて怪談話として語られているとのことです。
佐々木つとむの鉄板ネタ
今までは事件のことについて多く語ってきましたが、ささきのネタはどいうものだったのでしょうか。
ささきのネタと言えば、昭和を代表する著名人をものまねするというネタでした。
数々の演芸番組で披露されたものまねの数々、具体的にどういったレパートリーがあったのか、改めて一つ一つ見ていきましょう。
佐々木つとむのネタ①ロッキード麻雀
ささきのものまね芸の中でも、人気だったというこのネタ。麻雀をする著名人4人の声をささきがうまくものまねし上手に使い分け、まるで本当に麻雀をしているかのように聞いているものをを魅了したとのことです。
佐々木つとむのネタ②田中角栄のものまね
これまたささきの人気のものまねの一つでもあったという。田中角栄と言えばお馴染みの「まーそのー」といった口癖がありますが、ささきがものまねする田中角栄は当時では似ていると評判だったそうです。
ちなみにこの田中角栄というのは、生前において日本の政治家で衆議院議員や郵政大臣、大蔵大臣、内閣総理大臣等政治界において最も国に貢献したという偉業をもたれた方です。
佐々木つとむのネタ③渥美清
ささきと言えばネタ落ちでよくものまねする「渥美清」も人気の一つだったそうです。渥美清と言えばドラマ「男はつらいよ」で演じる車寅次郎こと「寅さん」の愛称で親しまれた有名な俳優さんでした。
しかしある日の事、以前から患っていた転移性の肺癌により渥美清はこの世を去ってしまいます。享年68歳だったそうです。
稲川淳二の弟子 怪談芸人「ありがとうぁみ」
ささきの事件についての怪談話を語った稲川淳二さんですが、その稲川淳二さんの後継者である「ありがとうぁみ」さんについても話させて頂きます。
この方は怪談家であることから「怪談芸人」ともいわれ、あの稲川淳二さんも認める程の「怪談家」とのことです。ちなみに本名は網本陽介。
「不可思議探偵団」という番組では、「第二の稲川淳二をさがせ!」というコーナーに置いてその実力を発揮し、稲川淳二に最も近いとさえ言われているそうです。
稲川淳二さんが語る「愛人のマンション」も怖いですが、その稲川さんにちかいとされるありがとうぁみさんはどんな怪談をはなされているのか気になる方はぜひこちらもご覧ください。
佐々木つとむのように悲劇を迎えた芸能人
皆さんは、「若林志穂」さんと言う方を知っていますか?若林さんはその当時人気ドラマでもあった「天までとどけ」で長女役を務めた歌手・女優さんです。
彼女もささきつとむのように殺されたわけではありませんが、現役の頃には語られることのなかった苦しい過去を持つといいます。
それは、ドラマ「天までとどけ」の現場でのいじめに始まり、PTSDと呼ばれる症状を発する、共演者をなくすという悲劇です。
ちなみにこのPTSDとは、命に関わる程の精神的ショックが原因といわれ、不眠症や過覚醒症、トラウマの原因への回避行動、フラッシュバックがあるそうです。気になる方はこちらのURLからご覧ください。
死後もなお波乱万丈な佐々木つとむの人生
今回の記事は「ささきつとむのメッタ刺し刺殺事件」の真相というような形で色々と説明も含め振り返ってきました。
今でこそ怪談話として稲川淳二さんが語り継がれていますが、当時としては事件そのものが衝撃的で恐ろしいものだったそうです。
また、ささきはこの事件を機に人生の幕を閉じこの世からいなくなってしまいましたが、亡くなってからもなお、ささきについて語り継がれる話も多いかとおもいます。
それに、この世には彼の芸を愛する人は多くいると思います。弟子である神奈月さんをはじめとし、多くの方に愛されていたと思います。
実際に今でこそお笑いの芸においては「ショートコント」や「漫才」にならんで、「ものまね」一つのジャンルとして確立し、ものまねタレントも多く増えたかと思います。
これからの日本もものまねだけでなく、いろいろな笑いを共有し、また一人でもそういった人になれるよう皆さんも頑張っていきましょう。