意味の汲み取り方によって少し恐いと感じてしまう様な花言葉を幾つか紹介します。
怖い花言葉①アナタについていく!「ジャスミン」
私はあなたについていくという花言葉を持つのがジャスミンです。ジャスミンと言えば強い香りが特徴ですが、その香りがしばらく人に纏わり付くところから付けられました。
特性
モクセイ科ソケイ属の植物の総称で、ソケイ属の植物は世界で約300種もの数が知られています。殆どの種類は白色か黄色の花を咲かせます。
幾つかの品種では強い香りを持っていて、香水やジャスミンティーの原料としても有名です。
怖い花言葉②軽蔑を示す「黄色いカーネーション」
軽蔑という怖い花言葉を持つのが黄色いカーネーションです。
カーネーションと言えば母の日の贈り物としての定番ですが、誤って黄色いカーネーションを贈ってしまうと親子関係がギクシャクしてしまう可能性があるので注意しましょう。
特性
ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、別名にオランダナデシコ、ジャコウナデシコ(麝香撫子)、オランダセキチク等の数多くの別名があります。
怖い花言葉③本数に注意の「ラナンキュラス」
15本はごめんなさい、16本は不安な愛、17本は絶望の愛と本数によって花言葉の意味が変わるのがラナンキュラスです。
本数次第で良い意味にも悪い意味にも変わるので注意する必要があります。
特性
和名はハナキンポウゲ(花金鳳花)と言い、幾重にも重なった、明るい花弁が非常に魅力的な秋植え球根です。品種改良によって花の色だけでなく花の形も様々です。開花期は3月~5月になります。
怖い花言葉④幸運の象徴だけど注意「クローバー」
復讐という怖い花言葉を持つのがクローバーです。四つ葉のクローバーは幸せを呼ぶという事で、探した思い出を持っている人も多いのではないでしょうか?
クローバーは葉の数によって、花言葉も変わるという特徴があります。
特性
一般的にはシロツメクサ(白詰草)の事を指し、春から秋に咲く多年草です。葉は3枚が基本ですが4枚以上も存在し、4枚のものは四つ葉のクローバーとして重宝されます。
怖い花言葉⑤意外とネガティブ?「クリスマスローズ」
誹謗・中傷・悪評というネガティブな怖い花言葉を持つのがクリスマスローズです。実はこの花の根には毒があるのですが、この毒は少量であれば心へ刺激を与えてくれるものと信じられていました。
毒はあるけど悪い事だけでは無いという意味からこのような花言葉が付けられました。
特性
無茎種のヘレボルスで、非常に人気の高い多年草です。多くは常緑ですが、落葉する種類もあります。品種改良が繰り返された結果、優れた花が多数誕生しています。
伝承により怖い花言葉があるイメージがついた花も
本当は怖くない花ですが、伝承や伝説によって怖いイメージが付いてしまった花も数多くあります。ここではそのような花を幾つか紹介していきます。
伝承の方が怖い花①殺した相手の最期の言葉「アザミ」
ある農夫が黄金に目が眩み一人の商人を殺害してしまいました。殺害された商人はアザミが貴様の正体を告げるだろうという怖い言葉を最期に残しました。
時の経過と共に、この言葉が農夫を苦しめます。やがて農夫はアザミが何も言わないから俺も白状しないと呟くようになりました。この言葉が他の者に聞かれた事で、咎められて罪を白状したのです。
そして、殺害された商人の言葉の通り、殺害現場には人の頭や手足の形をしたアザミが咲いたという事です。
特性
キク科アザミ属及びそれに類する植物の総称です。スコットランドの国花に指定されています。葉や総苞にトゲが多く、触れると痛い草の代名詞のような花です。
伝承の方が怖い花②姉の怨念「桜」
この話しは古事記の日本神話である、コノハナサクヤヒメの神話に関係があると考えられています。姉のイワナガヒメと妹のコノハナサクヤヒメは同じ男性の元に嫁ぎました。
しかし綺麗な妹は妻となってチヤホヤされる一方で、見目の悪い姉のイワナガヒメは実家に帰されてしまいます。そのような状況で姉はとても悔しい思いを抱きます。
そして姉の怨念が桜に宿ると伝えられ、桜は怖いと思われる様になりました。
特性
バラ科モモ亜科スモモ属で落葉樹の総称です。春に咲く花で日本文化に非常になじみの深い植物と言えます。日本に於いて桜の多くはソメイヨシノという品種です。
伝承の方が怖い花③待ち続けた女性「桔梗」
桔梗には永遠の愛や従順という花言葉があります。この言葉が怖いとされているのですが、その理由は亡くなってからもずっと夫を待ち続けた女性が、西洋に於いては重いと考えられていた為です。
特性
多年生草本植物で、山野の日当たりの良い所で育ちます。日本全土に幅広く分布する花です。
桔梗の花言葉に興味のある人は、こちらの記事も是非参考にしてください。
伝承の方が怖い花④ギリシャ神話の怖い話「スミレ」
スミレにはギリシャ神話の怖い伝説が付き纏います。美の女神のアフロディテが息子のエロスと散歩していた時のお話しです。
その道中、楽しそうに遊ぶ乙女達を見掛けたアフロディテがエロスに対して、自分と乙女のどちらが美しいかを尋ねます。その答えはなんと乙女達でした。
怒り心頭のアフロディテは乙女にビンタを喰らわしてしまいます。すると頬は紫に腫れ上がってしまいました。災難に見舞われた乙女達は小さくなって、とうとうスミレの花になってしまったという伝説です。
特性
花は独特な形をしていて、ラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつけるのが特徴です。非常に強い花でコンクリートのひび割れ等からも咲く事が出来ます。
食用としても重宝され、天ぷらやおひたしで食される事もあります。
伝承の方が怖い花⑤異名だらけ「彼岸花」
彼岸花に対して、何となく不吉なイメージを持っている人が多いかもしれません。それは彼岸の頃に咲く為にあの世をイメージする事も一つの要因でしょう。しかし、本当の要因は付けられた異名と言われています。
彼岸花には曼殊沙華(まんじゅしゃげ)、死人花、幽霊花など1,000近くの異名があると言われています。その殆どが怖い別名であり、そのイメージが不吉な花と言われる由縁です。
特性
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草であり、全草有毒な多年生の球根性植物です。日本では9月中旬頃に赤い花を付けます。
ビジュアル的にも怖いキンギョソウについて紹介!
色とりどりな花を咲かせる目にも鮮やかなキンギョソウは、咲き姿の愛らしい彩り豊かな花です。しかしこの特徴的な花の姿を、どことなく怖いと感じる方もいるようです。
では、見る人によって感じ方の異なるキンギョソウには、どのような花言葉があるのでしょうか?
キンギョソウの花言葉はネガティブなものばかり
小さく弱々しいイメージのあるキンギョソウですが、実際にはこぼれた種でも繁殖する事の出来る非常に繁殖率の高い花です。花の開花時期も2回あり、お庭を彩るガーデニングの花としてもとても人気です。
けれど実は花言葉にはネガティブなものが多く存在しており、人に贈る際には注意が必要な花でもあります。