B系とは?ぶかぶかのファッション!
B系とはファッションのジャンルのひとつなのですが、広義ではそのようなファッションを楽しむ人々を表す言葉としても使われる事があります。
アフリカ系のアメリカ人が愛着を持って着用しているスポーツカジュアルの服を参考にしたもので、ヒップホップやR&BのPVの影響を色濃く受けています。
B系は一時期ブームになったファッションですが、今もまだ愛され続けているのでしょうか?
B系の意味と特徴は?
B系ファッションはどのような意味なのでしょうか?何が由来となった言葉で、どのような特徴があるのかを紹介していきます。
B系は90年代に流行ったファッション!
B系ファッションは1990年代にブームとなりました。ブレイクダンスをする人だけでなく広く世間に受け入れられた事で、街はB系ファッションを楽しむ人で溢れていました。
B系ファッションの発祥は洋服代を浮かすため?
B系ファッションが誕生したきっかけは、洋服代を浮かすための知恵と言われています。
あまり裕福でない家庭において、少しでも長い間同じ服が着られるように、小さい子供に大きい服を着させていた事から生まれたようです。
男性はダボっと!女性はタイトに着るのが特徴!
B系ファッションを着こなすためには、男性は大き目サイズの洋服をダボっとした感じで着るのがおすすめです。一方で女性はタイトに着るのがおすすめです。
同じB系ファッションでも男女で着こなし方の特徴が違うのが面白いところです。
B系ファッションはHIPHOP好きが好んでしていた!
B系ファッションはHIPHOP好きの若者から支持されていました。では、何故HIPHOP好きにB系は支持されたのでしょうか?
B系ファッションはダンスを大きく見せるため!
HIPHOPダンスは体の大きい方がダイナミックに見える事もあって、迫力あるダンスに映ります。そのため小柄な日本人にとっては、B系を着る事でダンスを大きく見せるという目的があったのです。
HIPHOPに興味のある人はこちらの記事も是非ご覧ください。
B系ファッションはベルトラインが余ってしまう
B系の服を着るに当たっての最大のデメリットは、どうしてもベルトラインが余ってしまうというところです。そのためにシャツをたくし上げてみると、ウエストの部分が少し悲惨な事になっているという意見もあります。
B系とストリートファッションの違いは?
B系と紛らわしい位置付けなのがストリート系ファッションです。この2つを見分けるための違いは、一体何なのでしょうか?
はっきり言って、この2つを見た目で分けるのはほぼ不可能です。B系のイメージはダボっとした感じ、ストリート系はスラっとした感じと言われていますが、最近ではその定義が変わりつつあります。
スラっとしたB系も流行っているのです。そのためB系を見分ける特徴としてはHIPHOPの影響を受けているか否かというあいまいなものとなります。
B系の語源は『B-BOY』
B系の語源は「B-BOY」という言葉が由来となっています。「B-BOY」という言葉は、一部の人にはお馴染みの言葉なのですが、一般的にはさほど浸透している言葉ではないかもしれません。
B-BOYとはブレイクダンスを踊る男性のこと
「B-BOY」とはブレイクダンスを踊る男性の事を指します。ブレイクダンサーという呼び方の方がしっくりくるかもしれませんが、それと同じ意味の言葉です。
一方で同じように女性に対しては「B-Girl」と言った呼び方をします。
「ブレイク・ボーイ」が由来で出来た言葉
1970年代の後半に、アメリカのNYでのパーティーでDJがブレイクビーツを流していたのですが、それに合わせて踊る者やラップの曲間(break)に踊る者が「Break Boy」と呼ばれていました。
その言葉が語源となって「B-Boy」という言葉が生まれたとされています。
B系の「B」は「BLACK」と勘違いされやすい
何も知らない人が「B」系という言葉を聞いた場合、「BLACK」と勘違いする事が多いそうです。B系のファッションは黒っぽい服を基調としたものと想像するようです。
他にも「B」は「BAD」の略だと考えて、センスの悪い服装という勘違いをされる事もあるそうです。
B系ファッションは女子ウケが悪い
B系は女子には人気のないファッションと言われています。HIPHOP好きの女子でなければ、あのダボダボの服装は受け入れ難いと思う女性が多いのかもしれません。
女子ウケが悪いファッションでB系は殿堂入り
実際にファッション雑誌が良く実施する「女性が選ぶデートに着て欲しくない服装」等では、常に上位にランクインしていて、殿堂入りしてしまっている服装です。
検索の予測変換でもB系に続く文字としてダサいなどが出てくる事から、世間一般の総意であると言っても過言ではないかもしれません。
現在ではDJやラッパーでもB系ファッションは減少
昔のDJやラッパーはB系ファッションが定番でしたが、今では減少の一途を辿っています。このまま衰退していってしまうのでしょうか。
ラッパーのファッションに興味のある人はこちらの記事も是非ご覧ください。
B系を取り入れるならコーデの一部に!
上から下まで全身を全てB系というファッションは女性受けも悪くおすすめ出来ません。
もしB系ファッションを取り入れたいのならば、コーデの一部として着こなす事がおすすめです。
B系ファッションはダサいという印象は根強い
B系はダサいという印象は本当に根強く、中々世間のイメージを払拭する事は出来ていません。
そのようなネガティブ発言をしている世間一般の声を幾つか紹介します。
B系は似合うタイプと似合わないタイプが両極端
B系ファッションは似合うタイプの人はとても格好良く見えますが、どんなに頑張っても似合わないタイプの人は着こなしが難しそうです。
B系ファッションは怖い人に見られる
こういうファッションをしていると、その見た目から怖い人と思われている可能性が高いです。
人は見た目で判断される事も多く、本当は礼儀正しい人でもその見た目で損をする事もありますので、少し覚悟が必要かもしれません。
B系ファッションが再びブームになりつつある?
B系はあまりイメージの良くないファッションだったのですが、実は最近では再び流行の兆しが見えてきているのです。
最近では90年代のファッションが流行っている!
ここ数年で、1990年代のリバイバルがトレンドとなり始めているのです。その年代で代表的なのがHIPHOP、すなわちB系のファッションです。