ダッチオーブンでピザを美味しく作る|温度や焼き時間など押さえておきたいポイントをチェック!。

大人も子供にも大人気のダッチオーブンを使った手作りピザの焼き方をご紹介します。ポイントを押さえておけば誰でも簡単に美味しいピザがアウトドアで食べれますよ。はじめての方にも分かりやすく準備の仕方から、ダッチオーブンの使い方、おすすめのレシピを詳しく説明していきます。

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キャンプで食べる手作りピザの魅力

自然に囲まれて、季節の空気の中で食べる食事は、家やレストランで食べる食事とは一味違った美味しさがあります。キャンプの楽しみ方は色々ありますが、アウトドアで自分たちで料理して食べるという経験は、一度経験すると病みつきになること間違い無しです。

季節の食材を味わおう

大人も子供も大好きなピザが、キャンプで簡単に作れるとしたら試してみたくなりませんか?自然の中で季節を満喫するキャンプでは、食事の中にも季節の食材を取り入れたいものです。季節の野菜、果物にナッツ、肉はもちろん、旬の魚介類など、季節の食材を味わうにもピザはうってつけです。

ピザはアレンジ自由自在

さらにピザの良いところは、火のとおりにさえ気を付ければ、基本的に不味くなることがないこと。色々な食材を使って幅広いアレンジができること。自分のオリジナルピザもアイディア次第で挑戦できること。一人でも大勢でも楽しめることなど、魅力がいっぱいです。

美味しいピザを作るための条件は

本場に学ぶピザの焼き方

本番ナポリのピザの焼き方は、石窯に薪をくべて高温で一気に焼き上げます。高温で一気に焼き上げることで、生地の外側はパリッとして、中はふっくらと仕上がります。石窯の内部の温度は500度以上にもなり、ピザを乗せる石窯の底の温度は400から450度がベストと言われています。その高温で1分半程で焼き上げるのが本場の作り方です。

美味しくピザが焼けない理由

ピザのを焼く温度が低いと、焼き上がるのに時間がかかり、生地や具材の水分が余計に抜けてしまい、乾燥気味のピザになってしまいます。また、時間をかけて火が通ることで、具材によっては水分が出てしまい、生地がべたっとしてしまうことも。

ダッチオーブンなら石窯並の高温

一般の人が石窯を使ってピザを焼くことはなかなか難しいですが、ダッチオーブンを使うと、石窯のような高温で一気に焼き上げることができます。

ダッチオーブンのすすめ

キャンプでピザを作る方法は、ダッチオーブンを使う以外にも、キャンプ用のピザ窯をつかったり、鉄板で蒸し焼きにしたり、即席の窯を作ってみたりする方法などがあります。しかし、コスト、準備の手間、温度や焼き加減、ピザの完成度を考えるとダッチオーブンを使うのが一番おすすめです。

ダッチオーブンとは

簡単にですが、ダッチオーブンとは、普通の鍋よりも厚みのある鍋で蓋も分厚く重厚な鍋です。作りが頑丈なので炭火を蓋の上に置いて、上下から加熱することができます。

ダッチオーブンは万能鍋

ダッチオーブンの形状は鍋なので、煮る、焼く、蒸す、揚げるはもちろん、蓋が重厚で気密性に優れているので、圧力鍋のような効果もあり、無水調理もできますし、食材をスモークすることもできます。そして、一番の特徴はダッチオーブンの上下から加熱することができるので、石窯並の高温で調理することができるという点です。

炭火とダッチオーブンでピザは美味しくなる

目指すは外側はパリッと中はふっくらの石窯で焼き上げたようなピザ。まずは、火をおこしてダッチオーブンでピザを焼く準備から始めましょう。と、その前に、ダッチオーブンのシーズニングは済んでいますか?シーズニングはダッチオーブンのラッカーをとり、油を馴染ませる作業ですが、シーズニングが済んでいたり、シーズニング不要の素材で出来た、おすすめのダッチオーブンがありますので後ほどご紹介します。

炭火をおこしてダッチオーブンをセットしよう

火は薪などよりも高温になる炭火を使います。使う炭の量は、バーベキューの場合に1人に対して1kgと言われますが、ダッチオーブンを使う時は1人に対して、1.5kg ~2kgほど用意しておくと良いでしょう。少し多めですが、料理の最中に炭が足りなくなるよりはましです。

ダッチオーブンは底がフラットなものと足付きのものがありますが、足付きのものは炭の上に直置きでOK。フラットなものは傾かないように網の上などに乗せて使います。

ポイントはダッチオーブンを十分過ぎるほど余熱しておくこと

炭火をおこしたら、ダッチオーブンを設置して蓋の上にもたっぷりと炭を乗せます。蓋の上に置く炭がポイントで下にある炭より多めに乗せて十分過ぎるほど余熱しておきます。

ピザが美味しくなるポイント

さて、ここで手作りピザが美味しくなるポイントを整理しておきます。まずは生地作りですが、これは後ほどレシピを紹介します。そして材料選び。材料はお好みで良いのですが、トマトソースとチーズはこだわってみてください。トマトソースは市販のものでも美味しいものがありますが、せっかくですから手作りしてみましょう。これも後ほどレシピを紹介します。チーズは水牛のモッツァレラチーズが手に入るとなお良し。そして一番のポイントはダッチオーブンを使って高温で一気に焼き上げることです。

ピザ作りのための必要な道具と選び方

なるべく手軽に本格的なピザを作ることをモットーに、キャンプでピザを作るのに必要な道具をとり、選び方のポイントと共に紹介します。ピザ生地を家で下準備しておくと荷物や手間を省くことができます。

ダッチオーブン

出典:Amazon

ダッチオーブンの大きさは12インチハーフがおすすめ。12インチで宅配ピザのSサイズが焼ける大きさです。ハーフというのはメーカーにもよりますが、深さが7cm前後のダッチオーブンです。蓋が近いので温度が安定してピザに伝わります。また、蓋が平らで縁付きのものは炭を乗せやすいです。

リフター

出典:Amazon

 

 

 

 

 

 

リフターはダッチオーブンの蓋の取っ手に引っ掛けて蓋を持ち上げるときに使います。蓋の上でも炭火を燃やすダッチオーブンには必要不可欠です。

耐熱グローブ

出典:Amazon

リフターを使っても炭火の輻射熱は相当なもの。火傷をしないように着用しましょう。

厚手のアルミホイル

バーベキュー用に厚手のアルミホイルが販売されていますので、ピザを乗せるのに使います。普通のアルミホイルだとダッチオーブンの熱で破れてしまったり、クッキングシートは耐熱温度が250度ですので、ダッチオーブンには使えません。

キャンプに便利なおすすめのダッチオーブン

ダッチオーブンを選ぶポイントは先ほど紹介しましたが、メーカーによって使われている素材が違い、どれを選んで良いのか悩んでしまうことも。それぞれの素材のメリットとデメリットとおすすめ出来る商品を紹介します。

ダッチオーブンといえば鋳鉄製

鋳鉄製はダッチオーブンの定番と言える素材です。メリットは手頃な値段で購入できる。長年使うことでダッチオーブンに油がなじみ使い勝手が良くなってくる。ダッチオーブンが育つという表現もあり、使い込まれたダッチオーブンは黒光りするブラックポットと呼ばれるキャンパーの憧れでもあります。

デメリットは、サビやすいので出来上がった料理をそのまま入れておけない。急な温度変化に弱く割れやすい。油膜がとれてしまうため洗剤が使えない。油を塗る手入れが必要。保管場所にも気を使うことです。

使いやすくなった黒皮鉄製

黒皮は、サビを防ぐことの出来る酸化皮膜のことです。黒皮鉄製のメリットとして、サビにくい。洗剤を使って洗うことができる。急な温度変化にも強く扱いやすいことが挙げられます。

デメリットは、鋳鉄製に比べて値段が高いこと。使っていくうちに灰色に変色してくる。油を塗る手入れが必要なことです。

おすすめは、ユニフレームの12インチハーフ

出典:Amazon

サイズ 鍋径(内寸)30.5×深さ(内寸)6.5cm 蓋径(外寸)31.0×高さ3.2cm 容量5L

材質  本体・フタ:黒皮鉄板3.2mm厚を加工 クリアラッカー焼付塗装

ピザを焼くのに丁度良い6.5cmの深さ。蓋も縁のついたフラットで炭をたっぷり乗せることができます。また、蓋はフライパンとしても使えます。

黒皮鉄製なのでサビにくく手入れも比較的に簡単に出来て使い勝手が良いです。始めて使う時はシーズニングをしましょう。ステンレス製の底網、リッドリフターがセットになっています。価格も8,980円(税抜)(2018.10.25現在)とお求め易くなっています。

手入れが楽なステンレス製

ステンレス製のメリットはなんといってもサビないこと。サビないので、出来上がった料理をそのまま入れておくことができますし、しっかり洗えて、油を塗る手入れも不要です。また頑丈なので温度変化に強く、落としても壊れません。

デメリットは、鋳鉄製に比べて2~3倍の高価格であること、使ううちに熱で変色してしまうことです。

おすすめはSOTO 10インチハーフST-910HF

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