ルパンがすでに処刑されており、今までずっと追ってきた好敵手とも言える相手が居なくなったことに耐えきれず、居ない筈の相手を何時もの様に追いかけまわし迷惑を働いてしまうという悲しい説です。
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ルパン以外にも!『ルパン三世』の世界の雑学
この様に、ルパンの素顔に関して以外にも様々なうわさが飛び交っている訳です。そこがルパン三世シリーズの魅力を深めているとも言える訳で、実際の設定等も存在していますから面白いですね。
そして、ルパン本人以外にも、ルパン三世の存在する世界には様々な意外と知られていない雑学がまだまだ存在するのです。続いては登場キャラ等に関しての雑学を見ていきましょう。
アニメ『ルパン三世』は不人気だった!
まず最初の雑学に関してですが、実はアニメ化した「ルパン三世」は全然人気では無かったという雑学です。現在世界的に著名となった作品ですから、それを考えると想像が少しばかり難しいでしょう。
その不人気であった頃は、アニメ化した最初期の方です。第一期のアニメでは、前述した通り今の様な面白味があって女たらしな性格では無く、殺人等も辞さない凶悪な面をむき出しにした泥棒であったのです。
PTAからの苦情まで
教育にも悪いからとPTAからの苦情までが舞い込んできており、故にアニメは打ち切りまでが検討される始末だったのです。ところが、こう言った人気でない作品は放送にかかる金額が安い為、再放送を行いました。
地方での再放送が行われた結果、その放送を見た当時の子供たちからの反響が予想以上に大きかった為、不人気だった第一期の放送終了から5年の歳月を経て第二期シリーズの制作に至ったのです。
次元大介と銭形警部の顔はルパン顔をいじっただけ?
続いては、登場するキャラクターの顔立ちに関しての雑学になります。実は、ルパンとよく一緒にいる泥棒仲間の次元大介、そして捕まえに来る銭形警部は、ルパンの顔を少し変えただけなのです。
つまりは、この二人の元の顔がルパンであるという事で、次元は髭をつけて帽子を被らせ目から上を見えない様にしたのみ、そして銭形の方は顎の形状に変化を付けさせたのみだったのです。
次元大介は原作とアニメとでは雰囲気が違う!
今でこそ前述の次元大介はルパンとよく一緒にいる射撃の達人的なキャラクターとして確立されている訳ですが、彼に関しても雑学が色々とあり、その1つが、原作とアニメでは雰囲気が異なっている事です。
原作の方では次元が警察の一人となっており、ルパンを捕まえる側の人間でした。その次元にルパンが変装をしたのが、原作の第10話です。つまり最初は敵同士で、立ち位置も真逆だった訳です。
しかもルパンの幼馴染
この話数では偽のルパンの犯罪が横行しており、それを自ら片付ける為の変装であった訳ですが、更に最初の方ではルパンと彼は幼馴染で、同じようなテンションで陽気に話をする場面が見られます。
現在は一緒につるんでこそいますが、原作初期程陽気なキャラとは言えませんね。最初の方のキャラクターから段々と変化が加えられ、現在はあまり多くを語らない射撃の達人キャラが出来上がった訳です。
帽子を被らないと命中率が下がる次元大介
彼に関してもう1つ雑学が存在しており、それが彼がいつも被っている帽子についてです。何時も目が完全に隠れる位に深く被っており、目を見られるシーンは完全に無くはないですが貴重なシーンです。
実はあの帽子をしっかりと被っていないと、射撃の命中率を低下させてしまう設定があるという雑学が存在します。いつも射撃の際は帽子のつばで照準を合わせており、それがないと何時も通りの腕を見せられないのです。
銭形警部の名前は1つではない?
そして、何時もルパンを追いかけ捕まえる為に世界を同じく股にかけている銭形警部が居ますね。いつもこう呼ばれている為、下の名前を知っている方はあまり少ないかと思われます。
実は下の名前は1つだけではなく、様々存在するという雑学があるのです。最初こそ「平一」と名前があったのですが、作者があろうことか名前を忘れ、その後に色んな名前が付けられてしまったのです。
銭形警部と峰不二子とは同級生?
そして銭形警部に関しての雑学がもう1つあり、謎の多い女こと峰不二子と彼が大学時代の同級生であったというものです。これは前述のルパンが東京大学出身の見出しで触れたとおりです。
銭形警部に娘が存在している?
最後は、銭形警部の娘の存在に関する雑学です。記念すべきルパン三世の劇場版シリーズの第一作「ルパン三世VS複製人間」の中で、「としこ」という名前の娘の存在が明かされています。
更に第4作目の劇場版では、オープニングの映像の中でその娘と、そして妻と思われる二人の姿が少しだけですが描かれている所が確認されています。ですが、それ以上の詳細は判明していない様でした。
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『ルパン三世』のアニメ版には他のアニメキャラも参戦!
漫画やアニメの中に、既にある別の漫画のキャラクターがチラッと登場しているのは実はよくある話です。尾田栄一郎作「ワンピース」でも所々に別作品のキャラやオリジナルキャラが描かれている事もあるんです。
そして、ルパン三世のアニメシリーズの中でも他作品のキャラクターが、、画面の中にチラリと移ったり、時には記念回にコラボして出演した事は実際に何度か有ります。
ルパン三世に『天才バカボン』のキャラが登場
まずは、赤塚不二夫、並びにフジオ・プロ作の漫画「天才バカボン」の主人公であるバカボンのパパが登場しています。出てきたのはアニメシリーズ第2期の第73でのワンシーンです。
作中で民衆が逃げ回るワンシーンがあるのですが、その沢山の民衆の中にひときわ背が低く、ハチマキと腹巻をした明らかに他とは住む世界戦が異なるであろうキャラが描かれ、それがバカボンのパパだったのです。
ルパン三世に『ベルサイユのばら』のキャラも登場
更にもう1つ他作品のキャラが登場した回もあり、登場したのは池田理代子作の「ベルサイユのばら」の登場人物です。更に登場したのは、前述のバカボンキャラが出てきたのと同じく、アニメ第2期でした。
第101話に登場しており、テーマは「ベルサイユは愛に燃えた」で、この回は前述の様にチラリとしか登場しないのではなく、アニメ放送第100回記念としての友情出演が行われたのです。
ルパン三世のほかにも素顔じゃないキャラがいる!
雑学や噂など、素顔の話からは結構離れていましたが、今回見てきたルパン三世以外にも、私達読者、視聴者がその素顔を知らないキャラクターというのは他にも存在しているのです。
素顔不明のキャラ①キン肉マン
まず1人目は「キン肉マン」の主人公、キン肉スグルです。実は我々の知っているあの顔は素顔ではなく、本当の素顔はその下に隠れている事が判明したのです。
なぜ素顔を見せないのかと言うと、彼の生まれた星では生まれてから死ぬまでずっとマスクを着け続けねばならず、誰かに素顔を見られた時には死を覚悟せねばならないという、非常に厳しい星のルールがあるからです。
素顔不明のキャラ②ハットリくん
もう1人素顔の分からないキャラクターがおり、藤子不二夫作のアニメ「忍者ハットリ君」の主人公ハットリ君になります。漫画の中で、彼の何時もの顔の下の素顔が光り、素顔が見えなかった回があるのです。
ここから彼は素顔を晒していない事が判明した訳ですが、作中でハットリ君は「忍者は常に何かしらの秘密を1つは持っているもの」と発言しており、素顔を晒していない事はこの発言からも分かりますね。
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ルパンのジャケットの色の秘密は?
この様に様々ある作品に関しての雑学ですが、まだまだ公には明かされていない裏の設定が存在しているのです。それらを紹介し、より作品に対する魅力、そして知識を深めてみましょう。
赤いジャケットは急に決まった
まず、ルパンが何時も着ているジャケットに関する事柄です。劇場作品等で何度もジャケットの色が変化しますが、おそらく一番印象的且つすぐに思い浮かぶのは赤色のジャケットでしょう。
当時はカラーバリエーションが少なかった為
これは作者が漫画版の連載を行っている中で、今までは白黒だったのが急にカラー版を頼まれてしまい、色に困った原作者は咄嗟に赤色のジャケットに決めたそうです。
ルパンアニメパート5は好評だった?
前述した通り、ルパンは初めてアニメ化されてから随分と歳月が経っており、最新でパート5までが出来上がっています。この5の中で、前述した通り不二子に素顔を始めて晒すシーンが出た訳です。
制作サイドの愛を感じた
アニメの放送自体が、パート5の放送が始まった2018年から実に47年も前になる1971年です。シリーズ47年の作品に対する制作者サイドの愛を感じるパートであったと視聴者からも好評であった様です。
ストーリーの仕掛け等からも
そしてそれが具体的に分かるのが、ストーリーの仕掛け等です。主役のジャケットの色が話数によって異なったり、その都度作中での性格が異なったものになったりと、色んな奮起を楽しめる様になっていた訳です。
ルパン三世の素顔は結局わからずじまい
ルパンの素顔、そして様々噂されている事柄や、あまり知る人のいない雑学に関してを紹介して来ましたが、色んな謎があるからこそ登場するキャラクター、ひいてはこの作品の魅力に繋がるんでしょうね。
また、紹介した雑学の中には製作者側の都合等が色々と絡んでいる事も判明しましたね。そういった事を踏まえながら漫画やアニメ等を見てみると、また違った面白味が出てくるでしょう。