「劣等殲滅」とは?元ネタは『テコンダー朴』?数々の皮肉シーンも紹介

作中では、韓国人は文化、歴史、人格等あらゆる面で世界から尊敬されるで世界最高民族で、反対に日本人は極悪非道、差別主義者の劣等民族チョッパリとして描かれており、その過激な内容から話題となっています。

テコンダー朴についての紹介は、以下の記事も参考にしてください。

2007年に雑誌『スレッド』に掲載されていた

stevepb / Pixabay

テコンダー朴は、当初「スレッド」という雑誌に掲載されていました。しかしこの雑誌自体が休刊し3話で終了してしまいました。8年後に7話を描き足した1巻が発売され、その過激な内容が話題となりました。

その後、ジャパニズムで掲載され、2、3巻が刊行されましたが編集側との表現に対するトラブルにより連載中止が発表されました。現在は、実話BUNKAタブーにて連載再開されています。

韓国出身の主人公が韓国に対立する敵と戦う

テコンダー朴の主人公朴星日とその兄英日は、幼いころに世界最強の空手家・覇皇に父を殺されてしまいます。朴星日は日本の支配者である彼を倒すためにテコンドーの腕を磨き来日します。

テコンダー朴では、主人公はひたすら正義として描かれています。ただし韓国主観での正義です。この世界では韓国人は世界最高民族として世界で崇められ、日本人は劣等民族チョッパリとして貶められています。

この世界ではチョッパリは、究極の悪として非道の限りを尽くしています。その矛先は主に在日韓国人。チョッパリは、在日朝鮮人に略奪、暴行の限りを尽くし、在日韓国人はそれを静かにやり過ごすのです。

それを見た主人公は激怒。こうして劣等民族チョッパリと世界最高民族韓国人の朴との闘いが繰り広げられます。

印象的なセリフが多くギャグ性が強い

テコンダー朴の設定はそのセリフ回しが過激で行き過ぎており、もはやギャグのような趣も感じられます。例えば主人公が発する韓国至上主義的なセリフや、劣等民族チョッパリの発する差別用語等です。

例えば主人公が「いきなり差別かよ。チョッパリらしいな」と発言したり(チョッパリは韓国語での日本の蔑称)、日本のチェーン店の焼肉を称賛するも、焼肉の起源は韓国と発したりと挙げるとキリがありません。

こういったセリフ回し等も、ネットユーザーの恰好のネタとなり、話題を振りまいています。

NEXT 韓国のナショナリズムを皮肉に描いた作品