「劣等殲滅」とは?元ネタは『テコンダー朴』?数々の皮肉シーンも紹介

「劣等殲滅」はテコンダー朴という漫画に登場し話題になりました。テコンダー朴は韓国でも問題となるほど韓国のナショナリズムを皮肉に描いた漫画で、日本でも人気です。この記事では、「劣等殲滅」という言葉の元ネタやテコンダー朴の問題シーンについてまとめました。

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「劣等殲滅」とは?

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とてつもないパワーワード「劣等殲滅」。では、この劣等殲滅とは一体いつ、どこで出現したのでしょうか?どうやらテコンダー朴という漫画のようです。今回、劣等殲滅の意味や元ネタについて調べてみました。

「劣等殲滅」の意味!

テコンダー朴の世界観では、日本人は劣等民族チョッパリとして徹底的に悪として描かれています。劣等殲滅はそんなチョッパリをテコンドーを使って殲滅し、世界平和を実現するという意味で使われています。

「劣等殲滅」の元ネタは『テコンダー朴』

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劣等殲滅の元ネタはテコンダー朴という漫画です。テコンダー朴というタイトルの通り、主人公はテコンドーと使い、悪の劣等民族チョッパリを倒すために戦う姿が描かれています。

「劣等殲滅」の言葉が生まれたきっかけ

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では、どのような経緯でこの「劣等殲滅」というワードがテコンダー朴から生まれたのでしょうか? 劣等殲滅が生まれたきっかけや、人気となった経緯について調べてみました。

『テコンダー朴』のワンシーン

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1巻の最後に人類友好を謳ったシーンから一転、「【劣等(列島)】民族日本人(チョッパリ)を【殲滅】」というシーンに急変しました。その強烈な表現と矛盾からネットを中心に話題となりました。

ネットに見切り画像が貼られ「劣等殲滅」が話題に

強烈なイメージの劣等殲滅で、話題になって然るべきではありますが、どうしてここまで話題になったのでしょうか?それはネットに見切り画像が貼られたことが起因のようです。

その画像は、テコンダー朴の1巻最後のシーンを切り貼りしたもので、サムネイルでは上記の人類友好を謳ったある意味感動的なシーンの下に見切れるように「劣等殲滅」というワードが見えるようになっていました。

またこのサムネイルは、シーンに記載されている「そして テコンドーで…」という文字が見切れて「そし」「テコ」と読めるため、「そしテコ」と呼ばれています。

サムネイルを開くと「劣等民族チョッパリを殲滅だ」と記載されており、サムネイル共々ひどいと、一気に拡散したようです。

「劣等殲滅」の元ネタとなった『テコンダー朴』はどんな漫画?

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テコンダー朴は、白正男氏、山戸大輔氏による漫画作品です。主人公の韓国人・朴星白が、正義の鉄槌を劣等民族チョッパリ(日本人)に叩き込むという内容で、ジャンルとしてはギャグ系の格闘漫画です。

作中では、韓国人は文化、歴史、人格等あらゆる面で世界から尊敬されるで世界最高民族で、反対に日本人は極悪非道、差別主義者の劣等民族チョッパリとして描かれており、その過激な内容から話題となっています。

テコンダー朴についての紹介は、以下の記事も参考にしてください。

2007年に雑誌『スレッド』に掲載されていた

stevepb / Pixabay

テコンダー朴は、当初「スレッド」という雑誌に掲載されていました。しかしこの雑誌自体が休刊し3話で終了してしまいました。8年後に7話を描き足した1巻が発売され、その過激な内容が話題となりました。

その後、ジャパニズムで掲載され、2、3巻が刊行されましたが編集側との表現に対するトラブルにより連載中止が発表されました。現在は、実話BUNKAタブーにて連載再開されています。

韓国出身の主人公が韓国に対立する敵と戦う

テコンダー朴の主人公朴星日とその兄英日は、幼いころに世界最強の空手家・覇皇に父を殺されてしまいます。朴星日は日本の支配者である彼を倒すためにテコンドーの腕を磨き来日します。

テコンダー朴では、主人公はひたすら正義として描かれています。ただし韓国主観での正義です。この世界では韓国人は世界最高民族として世界で崇められ、日本人は劣等民族チョッパリとして貶められています。

この世界ではチョッパリは、究極の悪として非道の限りを尽くしています。その矛先は主に在日韓国人。チョッパリは、在日朝鮮人に略奪、暴行の限りを尽くし、在日韓国人はそれを静かにやり過ごすのです。

それを見た主人公は激怒。こうして劣等民族チョッパリと世界最高民族韓国人の朴との闘いが繰り広げられます。

印象的なセリフが多くギャグ性が強い

テコンダー朴の設定はそのセリフ回しが過激で行き過ぎており、もはやギャグのような趣も感じられます。例えば主人公が発する韓国至上主義的なセリフや、劣等民族チョッパリの発する差別用語等です。

例えば主人公が「いきなり差別かよ。チョッパリらしいな」と発言したり(チョッパリは韓国語での日本の蔑称)、日本のチェーン店の焼肉を称賛するも、焼肉の起源は韓国と発したりと挙げるとキリがありません。

こういったセリフ回し等も、ネットユーザーの恰好のネタとなり、話題を振りまいています。

韓国のナショナリズムを皮肉に描いた作品

テコンダー朴は、韓国のナショナリズムを強烈に描いています。韓国起源説という言葉をご存知でしょうか?これは流行したものや歴史的なもの、はては人類の進化や宇宙の起源まですべて起源は韓国であるという説です。

この起源説、よく日本の文化が標的にされます。桜(ソメイヨシノ)や侍、刀、相撲等は有名な例ですが、ひどいものになると皇室の起源や日本の起源、言語等まで韓国発祥であると謳っているケースもあるようです。

ちなみに余談ではありますが、テコンドーは5000年の歴史を誇る武道であると謳う韓国の方もいらっしゃいますが、実は日本の空手を原型に1940年~50年に生まれたものだったりします。

こういった韓国特有のナショナリズムを誇張し皮肉的に描いているのがテコンダー朴となります。その他の韓国起源説については以下の記事も参照ください。

「劣等殲滅」同様に皮肉たっぷりなシーン

テコンダー朴には、劣等殲滅意外にも皮肉の効いたシーンが多数あります。どのシーンも強烈で、中には問題となったケースもあります。今回はその中から5つほど紹介します。

「劣等殲滅」に並ぶ皮肉シーン①韓国を尊敬する男の腕を折る

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