根魚って何?その種類と釣り方やおすすめの食べ方をご紹介!

近年、根魚を狙った釣りは誰もが手軽に始めることができ、初級者から上級者まで楽しめるということでとても人気が高い釣りの一つです。ここでは根魚の種類や特徴、釣り方やおすすめの食べ方などを紹介します。

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根魚の特徴

根魚(ねうお、ねぎょ、ねざかな)とは主に海底の岩礁や海草の間またはその周辺に生息している魚の総称です。縄張りから出ることもなく、木の根元部分にじっと潜んでいるように見えることから「根魚」と呼ばれるようになりました。別名根付き魚やロックフィッシュとも呼ばれています。

根魚の生態と種類

カサゴ(ガシラ)

カサゴは、カサゴ目フサカサゴ科に属する魚で全長は約30センチ。北海道から九州にかけて分布し、水深10cmの浅場から200m前後までの岩礁域に生息しています。場所によっては「ガシラ」、「ガガネ」、「ボッカ」、「ホゴ」、などと呼ばれています。カサゴの中にはミノカサゴやオニカサゴのように毒を持つ種類もあるので注意が必要です。

メバル

メバルは、カサゴ目フサカサゴ科のメバル属に分類され全長は約20センチ。北海道南部から九州にかけて生息し、浅場の岩礁域や海草の茂る場所を好みます。2008年には国内の専門家によって、「アカメバル」「シロメバル」「クロメバル」の3つに分類されています。名前の通り目が大きく張り出しているのが特徴です。

ソイ

ソイは、メバル科メバル属に分類され、全長は約30~40センチ。大きいものになると全長50センチを超える場合もあります。北海道から九州までほぼ日本全域に生息しており、成長するにつれより深場へと生息域を変化させます。全体的に黒っぽく、背びれのとげが鋭いのが特徴です。

キジハタ

キジハタは、スズキ科スズキ亜目ハタ科ハタ亜目マハタ属に分類され、全長は約30センチ。青森以南から沖縄まで生息しており、特に日本海側に多く見られます。身体の表面にはタテに伸びる茶色の線があり、その上に赤い斑点があるのが特徴です。昔から「幻の魚」とも呼ばれ、釣り上級者の方でも滅多にお目にかかれない貴重な魚です。

根魚の釣れるシーズン

根魚は基本的に1年を通して釣ることができます。ですから「根魚を釣りたい」と思ったときに、いつでも楽しむことができるのも根魚釣りの魅力の一つです。ただいくら1年中釣れるといっても「釣りやすい時期とそうでない時期」とがありますので、魚ごとの目安を載せておきます。カサゴ(ガシラ)11月~4月 メバル11月~5月 ソイ4月~10月 キジハタ6月~11月

根魚の釣れる時間帯

一般的に魚釣りは朝夕マズメが良いとされていますが、根魚の場合は一概にそうとも言えません。もちろん朝夕マズメにもよく釣れますが、ポイントさえ押さえていれば日中でもしっかり釣れます。ただ根魚のほとんどは夜行性なので、釣果を伸ばしたいのであれば夜釣りがおすすめです。

根魚の釣れるポイント

根魚は基本的に縄張りから動かないので、いかに根魚がいるポイントを見つけ出せるかがカギになります。根魚はロックフィッシュという名前の通り、主に岩場に生息しています。テトラポットの隙間や防波堤、捨石の周りや磯場などが絶好のポイントです。また根魚の場合、一度釣れるポイントを見つけると連続で釣れる確率が高いので、当たりがあればぜひ連続で狙ってみてください。

根魚の仕掛けと釣り方①

ブラクリ仕掛け

ブラクリ仕掛けとは主に根魚を対象にしたもので、仕掛け全体が短く根掛かりしにくいこと、さらにハリとおもりがラインで繋がっているのでエサを自由に動かせることが大きなメリットといえます。円錐形や楕円形、三角錐型のおもりの下に針が付いたもので、おもりの色は魚にアピールしやすいように赤系統の色が多いのが特徴です。基本的にエサは、イソメやエビなどを使用します。

釣り方

釣り方はいたってシンプルで、岩の間やテトラポットの隙間など根魚がいそうなポイントに仕掛けを落とすだけです。まずは仕掛けを海の底まで沈めて、底が取れたら竿の先をちょんちょんと動かして魚にアピールします。特に根魚は上から落ちてくるモノに反応しやすいので、そこを意識しながら竿を動かしてみてください。しばらくして当たりがなければ、場所を移動しながらポイントを探っていきましょう。

根魚の仕掛けと釣り方②

探り釣り仕掛け

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