キャンプ中にテントのポールが折れた時の応急処置
何かの拍子でポールがぽっきりと折れてしまったときには、支える大事なアイテムが壊れてしまったことで慌ててしまうかもしれません。しかしキャンプ場にあるようなものでサッと応急処置までをすることができるので、まずは誰でもできる応急処置の手順から見ていきましょう。
ポールの添え木を探そう
まずは、折れてしまったポールの支えとなる添え木が無いかどうか探してみましょう。ポールもそれなりに頑丈ですから折れてしまったときにはそれを十分に支えられるしっかりした太さもあるものが欲しい所。もし焚き火をしているのであれば薪などがそれに該当しますので、薪を持っていたら添え木に使ってみましょう。
ポールと添え木を固定しよう
ポールを支えることができる添え木が準備できたら、次はそれをポールへと固定できるものを探しましょう。その時ビニールテープなどがあったらちょうど結んで使うことができるのでピッタリ。もしビニールテープが無い時には靴の紐を取り外して巻いても使うことができるでしょうから、巻き付けられるようなものを探しましょう。
あくまで応急処置なので帰ったらポールを修理しよう
ここまでの処置ができたら、一応はポールを立て直してテントを使うことができるようになるでしょう。しかしこれは本当に一応使えるようになっただけのあくまでも応急処置の段階です。そのままでは使い続けることができませんので、キャンプが終わってからは必ずちゃんとした修理を行いましょう。
リペアチューブを備えればポールが折れた時も安心
突然点とポールが折れてしまった時の応急的な対処方法をご紹介しました。前述のとおりやはりその場しのぎ的な対処法ですので、しっかりした備えを用意しておきたいところ。そこで活用することができるのがリペアチューブというアイテムです。
リペアチューブは、折れたポールを代用する補修用パイプ
そのリペアチューブがどんなアイテムなのかというと、ポールが折れてしまったときに代えてつかうことができる修繕用のパイプです。リペアチューブ自体は価格が安くアウトドアで使用するときの持ち運びもしやすいですが、サイズが合っているかどうかだけは事前に確認しておくとよいでしょう。
リペアチューブがあれば、ポールの修理は簡単
たいていテントのポールが折れてしまうときには接続する部分が折れてしまうケースが多いようですが、実際に修理をするときにはその折れてしまった部分に周りにある石などの固いもので戻してから、チューブをその個所に被せて応急処置と同じようにテープ等を巻きつけて固定すれば使うことができます。
おすすめのリペアチューブをご紹介
リペアチューブで実際にポールを治す手順を簡単にご紹介しました。しかし実際にどんなモデルがあるのか、どんな特徴を持っているのかも気になるところのはず。でずので、ここでおすすめしたいリペアチューブをいくつかご紹介しましょう。
soomloom「アルミ合金ポール」
1点目のsoomloom「アルミ合金ポール」は直径3.3㎝、長さは1節60センチで4本がワンセットになっています。素材は製品名通りアルミ合金で頑丈さは折り紙つき、また2本から4本まで組み合わせは自由ですので修正したいだけ使うことができます。
RUNACC「テントアクセサリーリペアチューブ」
続いてのRNACC「テントアクセサリーリペアチューブ」は4本セットでこちらもアルミ合金を使っており変形しにくいのが特徴です。サイズは全長12.8cm、 内径1.09cm、 外径1.3cmで重さ10グラムと軽量も軽量。価格はアマゾンで1249円です。
自分でできる!キャンプから帰ったらポールを修理・交換
前述していますとおり、折れてしまったテントやタープのポールはたとえリペアチューブを使って使えるようになったとしてもキャンプが終わったらちゃんと修理をしなければいけません。続いては使い終わった後の修理、ポールの交換手順を見ていきましょう。
テントポールの構造を知ろう
それではまず、ちゃんとした修理を行うためにテントのポールがどんな構造をしているかについて知っておきましょう。まずテントにおけるポールとは骨組み、骨格の部分になり、中身には伸縮可能でテントから抜けにくい工夫がされているショックコードが入っているものもああります。
替えポールと新しいショックコードを用意しよう
そしてポール自体が折れてしまうと中身に入っていたコードも使い物にならなくなっていることがありますので、代替のポールと新しくショックコードを用意します。ここで普通に市販されている点とポールを使ってももちろん良いですし、アルミのパイプを代わりに交換して使うといった方法でもアリです。
古いショックコードを抜いて折れたポールを交換しよう
新しい修理のための部品2つが用意できたら、中に入っている使えなくなった方のコードを抜き取ってから折れているポール本体を新しいものと交換します。コードを抜いてあるので当然新しいショックコードをつなげることになるのですが、少し手間になりますので次の見出しで手順を紹介します。
ポールを交換する時のショックコードの通し方
前の見出しでご紹介しました通り、ショックコードをポールに新しく通していくときにはコードの長さをポールに合わせて調節したり、結んだりといった手順が必要になってきます。おそらく少し手間のかかる作業ですので順番に見ていきましょう。
ショックコードの長さは、ポール全長より約20cm短く
まずこのショックコード自体の長さはポールの長さよりも大体20㎝ほど短めにしておく必要があります。これは後でご紹介しますが、通した後には抜けてきてしまわないように先を結んでおくため、結ぶ分の余裕を持たせておくためにそれくらいを目安にしてポールと並べてマークをつけ、切り離しておきましょう。
新しいほうのショックコードの長さ調整ができたら、元々入っている古いほうのショックコードを抜き出します。抜き出しの際には普通のものでよいのでハサミを使用しますが、コードを抜き出すと連結するものが無くなりポールはバラバラになってしまいますので順番どおりになるように留意しておきましょう。
抜けないように方端に止め具を付けるか、八の字結びにする
続いて新しいほうのショックコードは片方の端の部分を八の字で結んでおきます。大体結んだあとの端の部分は2,3㎝程度余るくらいになります。もしくは古いほうのコードの先端部分についていたプラスチックや金属製の留め具を新しいほうにも流用することもできますので、また使えそうなら続投しましょう。
ポールを順番に通していき、最後に止め具に通すか、結ぶ
片一方の端を結ぶか留め具で留めることができたら、ポールにコードを通していきます。結んだり留め具を使っていない方からポールに順番の通りに通していきますが、中が狭いと上手く通すのに四苦八苦することになります。そういう時は針金を通す方の端に長めに取り付けておいてからポールに入れるとやりやすくなります。
おすすめのショックコードをご紹介
ショックコードの交換の手順について簡単にご紹介しました。単にショックコードといってもメーカーからラインナップされているものではそれぞれ素材が異なっており、特徴も違っています。それではここでリペアチューブと同じくおすすめしたいショックコードをいくつかご紹介しましょう。