テントのポールが折れた時の修理・補修・交換の仕方を解説!

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1点目はロゴスより「テントフレーム補修用ショックコード30m」です。サイズは厚さ2.5mのコードが30mで、30mがすべて繋がっているわけではなく使いやすいように短めにしたコードを合わせてその長さになっています。本来のショックコードとして使用するのはもちろん、ちょっとしたロープなどに使っても良いでしょう。

コールマン「ポールリペアショックコード」

コールマン ポールリペアショックコード 30m 170TA0055

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2点目はコールマンの「ポールリペアショックコード」です。太さ2.7mmがロゴスのそれと同じく30m分で、素材にはラバーストリングを使用、頑丈な作りで別の用途でも活躍してくれそうですが、ロゴスのものよりは厚さがほんの少々太くなっていますので同じ太さのポールだとこちらの方が入れにくくなるかもしれません。

手っ取り早く!メーカー修理のメリットとデメリット

ここまでは折れてしまったポールを自分で修理する際の手順などをご紹介しました。さほど難しくはないので誰でもできるのですが、わざわざ自分でやらなくてもアウトドアメーカーに修理をお願いするということも可能です。しかし、それにはメリットとデメリットがありますので先んじて覚えておきましょう。

メリットは、強度や性能が変わらないこと

まずはメリットから見ていきましょう。メーカーに折れたポールの修正を依頼した場合、製造元が元々使われていたものと同じものを使って修理を行いますので折れてしまう前と製品の強度や性能といったものは変わることがありません。ですので下手にDIYでやるよりかはちゃんとした修理が保証されているので安全といえます。

デメリットは、時間がかかる、高くつくこと

このメリットに対するデメリットとして、まず修理をするのにどうしてもメーカーに問い合わせて送って修理をしてもらってからまた発送と時間がかかってしまいます。前述しました通り修理のやり方自体はそう難しいものではなく慣れてしまえば10分少々でできますから、早く直したい方は自分でやってみましょう。

もう1つのデメリットが修理にかかる費用が高く付いてしまうということです。自分で修理するのであれば新しいポールとショックコード、後は必要であれば工具代くらいが修理代ですがメーカーに修理を任せると手間の分費用が高くなってしまいます。これもできるだけ費用を出したくない場合はセルフでやった方が良いでしょう。

メーカーによっては、ポールの折れた部分だけ交換してくれることも

このようにメーカーに修理を依頼するのにはメリットとデメリットがありますが、まあセルフでの修理も一長一短ですので自分での修理が不安という時はとりあえずメーカへ相談してみましょう。テントのメーカーによっては折れてしまったポールの所だけ交換してくれるというサービスもありますので、まずは確認をしてみましょう。

テントのポールが折れる原因と対策

ここまでは実際にテントのポールが折れてしまうというアクシデントが発生してしまったときの対処法や修理方法などをご紹介しましたが、そもそもなぜ骨組みという頑丈な部分であるポールが折れてしまうのでしょうか。未然に防ぐためにもなぜポールが折れてしまうのか、その原因を見ていきましょう。

設営時に負荷をかけすぎた

まず考えられる折れてしまう原因としては、テントを張るときにポールの部分に必要以上に負担をかけるような張り方にしてしまったというのが挙げられます。頑丈であるとしても想定以上の負荷がかかれば耐えられないですから、事前に取扱説明書を読んで正しい張り方を覚えてから順番通り張るようにしましょう。

強風でテントがあおられた

そしてテントを張った時にちゃんとした設営方法であったとしても、強い風が吹いてきたことによってあおられ結果ポールが耐えきれなくなって折れるという事例もあります。こちらに関しては強風自体を事前に無くすということは当然できませんので、風が強そうだと思ったらいつもよりもしっかりペグを打っておきましょう。

ポールに傷が付き劣化していた

前述の原因以外に、ポール自体にもともと傷が付いていて折れやすくなってしまっていたというのもあります。長いことテントをキャンプで使っていると実際に折れはしなくとも雨風にさらされることで傷ついてしまったりし、それがもとで小さい衝撃でも折れやすくなります。それを防ぐため、日ごろから丁寧に扱いましょう。

快適なテントは、ポールで選ぼう

テントを選ぶときにはキャンプを行う時期に合わせて過ごしやすい素材を使ったものを選んだり、テントのタイプで選んだりといった選択方法もあるでしょうがポールがどんなものなのかで選ぶというのも立派な選択基準です。どんなポールが使われているものが良いのかを見ていきましょう。

ポールが強いテントは、キャンプで安心

まず単純にポールが太く頑丈なものはテントの強度も強くなり、安心してキャンプを楽しむことができます。基盤となる骨組みであるポールが頑丈であれば多少強い風が吹こうが衝撃があろうがそう簡単に折れてしまうなんていうことは無く、夜も安心して寝袋の中で寝ることができるでしょう。

ポールの素材、太さ、接合部分で強度が違ってくる

そのポールの強度というのは、使われている素材、太さ、そして組み合わせる接合部分によって違ってきます。大抵強度の強いものは素材にアルミ合金が使われていたり太さが30mm以上であったり、連結部分もしっかり留めておけるといった特徴があります。安心を買うという意味でこれらの項目をチェックしてみましょう。

テントを買う時は、ポールをチェックしよう

ご紹介していますとおり、テント選びで迷っているときには是非ポールを基準にして選んでみることを推奨します。選ぶ際には通販などではなく実際にアウトドアショップで実物を見て触ってと自分の目で見て確かめることが安全で楽しいキャンプに繋がりますので、実物のポールの具合を見てみましょう。

テントポールやタープポールの役割について

テントにあるポールと同じくタープにもポールがありますが、実際に使用する時は具体的にどんな役割を果たしているのでしょうか。構造もご紹介しましたので、今度は実際の役割についても覚えてほしい所。テントやタープに使われるポールの役割などをご紹介しましょう。

ポールの役割

テントポールといえば、主に雨風をしのいだり荷物を入れたりといった居住区のメインとして活用することになるテントを張っておくためのポールです。何度かご紹介している通り骨格に相当し、タープポールはそのタープ版といっても良いです。天候が変わっても使えるような耐久系や、伸縮ができるモデルもあります。

大抵はテントやタープを新規で購入した時に付属していますが、もし純正のものが用途に合わない場合は別売りのものを入手して組み合わせて使うといった方もいらっしゃるようです。またタープに関しては高さを調節して使えば形状を変えて使うことができるので、いろんな使い道が見えてきます。

ポールのタイプと選び方

一口にポールといっても前述のとおり頑丈さを重視した耐久タイプ、短くも長くもできる伸縮タイプや持ち運びに優れているコンパクトな収容が可能な連結系などがあります。最後にそれぞれの特徴や選ぶ時の基準などをご紹介しましょう。

ジョイント・プッシュボタンタイプ

まずはジョイント式とプッシュボタン式というタイプです。ジョイント式は4本から5本程度の分かれているものを連結指定本のポールを作り出すタイプで、簡単な作りなので頑丈さは優れています。プッシュボタンは抜いたり挿したりするだけで組み立てられ、頑丈なのは同じですが長さを変えることもできるのが特徴です。

スライド式

もうつがスライド式のポールです。こちらは何本かの同じ部品を組み合わせて作る前2つのタイプとは違い短くして収納できるタイプで、本体をひねって動かせば中身に収納されている分を長くしたりすることで簡単に長さを変えることができるので変わりやすい天候に合わせてサッと変えられます。

どんな基準で選ぶ?

選び方の基準としては、ご紹介しましたように素材や太さなどを見るべきです。大抵スチールかアルミ合金でできておりスチールの方は耐久力がありますが錆付きやすく重い、アルミは頑丈さこそ劣りますが軽めで持ち運びについては優しいという特徴があります。用途でどんな素材のものを使うかが分かれるでしょう。

ポールの修理・交換方法は覚えておくべき

ポールが使えなくなってしまったときの応急処置から始まりちゃんとした修理、交換の手順やおすすめの大体用品などについてご紹介しました。正式な修理の仕方はもちろんのこと、もしもの時の緊急の応急手段も覚えておけるとより安心してキャンプができます。是非キャンプ前にそれらのやり方や用品などをそろえておきましょう。

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